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ホソジュンのウマなりトーク

細江純子 ホソジュンのウマなりトーク

第85回 余力を残しながらのクラシックへ~上に立つ者の度量が問われる時代~

 桜のシーズン。そして競馬はクラシック開幕となりますが、今年の牡馬・牝馬クラシック戦線は、有力候補が絞れる牝馬に対し、混戦模様の牡馬戦線と実に対象的。さぁ、どんな内容そしてどんな結果となっていくのでしょうか?

 個人的に今年のダービー馬候補ナンバー1と感じているのは、四位騎手とコンビを組んできているスワーヴリチャード。これまでの内容もさることながら、陣営がデビュー前から素質の高さを把握し、新馬戦から騎手とのコンビが変わらない点も、ダービーという大舞台で1番の武器となる気もします。

 特に馬群が密集し、誰もが勝ちを意識するレースだからこそ、騎手の一瞬の判断と、その判断に対応できる愛馬とのコンビ力が必要不可欠。また、いろいろな意味で、余力を残しながら歩んでる姿にも、魅力を感じます。

 さて話は変わり、普段私は滋賀県の栗東駅傍のマンションで暮らしており、行きつけの食べ物屋さんが1軒存在します。

 通い始めて、かれこれ10年ぐらい。そのお店が、目と鼻の先に2店舗目をオープンすることとなり、2か月前あたりから新店舗で働けるスタッフを募集。そして研修も兼ねて新スタッフとなる3名程度が1店舗目で働き始めたのですが、オーナー兼店長の男性は、「新店舗オープンに向けて何が1番大変かと言うと、やはり人、スタッフですかね。人数もそうだし、若い子との考え方や捉え方のギャップもあり、説明の仕方や方法、ほんとに任せられるかどうか?いろいろと考えることが増えますわ~」と。

 確かに、新たに入った3名をカウンター越しに見ていると、手持ち無沙汰な時に、1人は、オーナーとベテランスタッフが作る食事や行動を目で追い、もう1人は、店舗の中に目を配りつつ、少し暇そうな仕草をし、そして最後の1人は、顔に暇ですと書いてあるかのようなたたずまい...(苦)。

 3名とも年齢は近いようでしたが、育ってきた環境や経験値、素質の違いからか、言わなくても物事を理解できそうな方もいれば、言えば出来そうな人、そして時間がかかりそうな人物と、人それぞれなのだぁ~と感じました。そして2店舗目オープン日に足を運ぶと、新スタッフ3名の働き振りには、想像通り大きな違いを感じるものでした。そんな新スタッフを今後店主が、どのように育てていくのか?はたまた、どなたが1番長く働くこととなるのか?常連客の1人として、興味をそそられる出来事でした。

 そして、そんなことを考えていたおり、とある会社の会長さんとご飯を食べる機会があり、「最近の新入社員は、配属先が自分の行きたい所と違うから辞めたいとか、部署を変わりたいとか、好き勝手なことを言うようだ。まずは与えられた場所で必死になって働き、そこで気づくことや出会い、自分自身の発見も生まれるのに。最初から物事を決め付けている若者が多いように思う」と話されていました。

 その背景には、1人っ子が多くなったこともあるのだろうか?という流れになったのですが、(あ~我が家も息子1人。このままだと確かにワガママ路線まっしぐらな気が...)と心配に。

 親として気をつけなければいけないと思うと同時に、こういった現代だからこそ、逆に上に立つ者の度量や物差しが問われる重要な時代となっているのかな...とも感じました。

 しかしながら、個人的なことを言えば、これまで私自身が、「歩く身勝手、歩くワガママ」と呼ばれてきたこと、しばしば。マジメに息子が心配...。スタートを迎える4月。自分自身も少しは変化していかなければと思います。

 それでは皆さん、また来月お逢いしましょう。
 ホソジュンでしたぁ。