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架空名馬生産牧場 ギャラクティカ・ファーム

綱本将也 架空名馬生産牧場 ギャラクティカ・ファーム

第47回 架空:第58回 有馬記念

馬名:オールフェイス
毛色:栗毛
父:ステイゴールド
母:エキゾチックアート
母の父:メジロマックイーン
クロス:ノーザンテースト M3×S4
生涯成績:21戦12勝
主な成績:有馬記念(GⅠ)2回、宝塚記念(GⅠ)、菊花賞(GⅠ)、東京優駿(GⅠ)、皐月賞(GⅠ)、フォワ賞(GⅡ)2回、産経大阪杯(GⅡ)、スプリングS(GⅡ)


馬名:ゴールドヴェッセル
毛色:芦毛
父:ステイゴールド
母:フラッグポイント
母の父:メジロマックイーン
クロス:Northern Dancer S5×M5、Princely Gift S5×M5
生涯成績:16戦9勝(現役)
主な成績:宝塚記念(GⅠ)、有馬記念(GⅠ)、菊花賞(GⅠ)、皐月賞 (GⅠ)、阪神大賞典(GⅡ)、神戸新聞杯(GⅡ)、共同通信杯(GⅢ)

 有馬記念を現役最後のレースと定めた三冠馬オールフェイスが、食い下がる二冠馬ゴールドヴェッセルを2着に降し、引退を自らの走りで飾った。
 ステイゴールド×メジロマックイーンという、いわゆる『黄金配合』の両馬は、戦績も非常に似ている。
 オールフェイスは有馬記念まで20戦11勝で[11.6.1.2]。
 惜別の念を込めながら、敗れた9戦を振り返ってみよう。


芙蓉S:2着=中山外回り
京王杯2歳S:10着=東京
シンザン記念:2着=京都外回り
きさらぎ賞:3着=京都外回り
阪神大賞典:2着=阪神内回り
天皇賞春:11着=京都外回り
凱旋門賞:2着=ロンシャン
ジャパンカップ:2着=東京
凱旋門賞:2着=ロンシャン


 大逸走した阪神大賞典を除けば、すべて「緩コーナーコース」での敗戦だった。
 コーナー半径で大別すると、「緩コーナーコース」=東京・札幌・ロンシャンおよび、中山・阪神・京都の外回りコース。
 上記以外のコースはすべて「急コーナーコース」となる。
 惜しくも凱旋門賞を勝てなかったのは、ロンシャンのコーナーが緩かったからだろう。

 続いてゴールドヴェッセルのここまでの戦績は15戦9勝で[9.2.0.4]。
 敗れた6戦を見てみよう。


札幌2歳S:2着=札幌
ラジオNIKKEI杯:2着=阪神内回り
東京優駿:5着=東京
天皇賞春:5着=京都外回り
京都大賞典:5着=京都外回り
ジャパンカップ:15着=東京


 着外に終わった4戦は、すべて「緩コーナーコース」だった。

 『黄金配合』の重賞優勝馬は他にドリームジャーニーとフェイトフルウォーの2頭。この2頭の成績も見てみよう。


ドリームジャーニー
「急」=[8.3.2.7]
「緩」=[1.0.3.7]

フェイトフルウォー
「急」=[2.0.1.2]
「緩」=[1.0.1.3]

 2頭とも、「急コーナーコース」の方が良績を残していた。
 以上から導き出される『黄金配合馬』の特性は、「抜群のコーナリング性能」ということ。

 オールフェイスとゴールドヴェッセルの「急コーナーコース」の全成績を並べてみよう。


オールフェイス
[4.1.0.0]
新馬戦:1着=新潟
有馬記念:1着=中山内回り
阪神大賞典:2着=阪神内回り
宝塚記念:1着=阪神内回り
産経大阪杯:1着=阪神内回り

ゴールドヴェッセル
[5.1.0.0]
新馬戦:1着=函館
ラジオNIKKEI杯:2着=阪神内回り
皐月賞:1着=中山内回り
有馬記念:1着=中山内回り
阪神大賞典:1着=阪神内回り
宝塚記念:1着=阪神内回り


 両馬ともほぼ完璧な成績だった。

 年上の三冠馬と年下の二冠馬の対戦は、有馬記念史上3回目。
過去の2回は、85年1着シンボリルドルフ(三冠馬)→2着ミホシンザン(二冠馬)、06年1着ディープインパクト→5着メイショウサムソンと、いずれも三冠馬が先着し優勝。

 この結果は、ゴールドヴェッセルが先例に倣い、オールフェイスに敬意を表したのだろう。