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第119回 2020年、お酒はほどほどに ~落馬によるケガ、そして復帰に向けて~

2020.02.19
 年末は忘年会、そして年明けは新年会と称して、仲間内でお酒を呑むこと度々。しかし今はママゆえ、どれだけ呑んでも、東京からの最終新幹線で息子の元に戻らなければならず、その帰路での失敗が立て続けに起こっている状況。
 年末は最終新幹線での寝過ごし。そして年明けは、窓際に放置されていた見知らぬ人の飲みかけのカフェオーレと、バッグの中に入れていた自分の飲みさしとを勘違いをし、口にしてしまった。

 しかも全て飲みほしてから気づくというアホ振り。すぐさま、口を洗い、歯を磨き、念の為にと風邪薬を飲んだものの、体が拒否反応を起こしたのか?翌日、太ももに蕁麻疹が...。

 これまで、お酒で数々のオイタをしてきた私ですが、さすがに今回は危機感と背徳感でいっぱいに。

 しかも、その翌日、6歳の息子と電車に乗っていると、「おれ、ママってほんとにバカだと思うんだよね」と言われてしまい、納得しながら頷くと、「よっぱらったら、何してもいいの?」と書かれた犯罪防止の中吊りを指差し、諭すように読み上げられてしまった。

 2020年、本気でお酒の量を考えなければならないと年明け早々に感じ、ただいま、禁酒中です。

 しかしながら反面教師というものなのでしょうか?お酒によるダラシナイ母親により、息子がシッカリとしているような...。思い起こせば、それは0歳児の授乳時から。

 1度、大量にお酒を呑んだ後に授乳をしたら、自ら拒否をし飲まなかったこともありましたし、4歳の時には、千鳥足の末、道路に座ってしまった私に、「こんなところで座ったら、ダメでしょ」と言いながら、私の手を取り、マンションまで連れて帰ってくれたことも。そして今回においてのバカ発言に、「じゃぁ反対に、ママの賢いところはどこだと思う?」と聞くと、「自分をバカだと思っているところ」と、大人顔負けの返答。

 44歳、6歳児に敵わないと思った瞬間でありましたし、今後、本当に私がシッカリとしないと、大人をなめた子になってしまう恐れもあると感じ、気が引き締まる思いにも。

 これまでも、育児を通して子供に気付かされることばかりでしたが、今回ばかりは自分自身を反省するきっかけとなりました。

 さて話は変わり、昨年末からレースにおける落馬事故が多く、ヒヤッとします。しかもケガの度合いが酷いケースが多く、今も、ケガと向き合い、復帰に向けてのリハビリに励んでいる騎手も。

 私も現役時代に、落馬による骨折や手術、休養、リハビリを数回経験していますが、今、思い起こしても、ベッドの上で天井しか見られずに過ごす日々は地獄。

 先日、現在リハビリ中の浜中騎手に会うと、上半身のほとんどが骨折していたのこと。

 それがわずか数ヵ月で日常生活には支障がない程度に動けるようになるのだから、人間の治癒力を凄いと感じる一方で、今後、完治をし、現場復帰できる状況となっても、厩舎に所属しておらずフリーともなると、まずは調教馬の確保からとなり、まさにゼロからのスタート。

 よって休養となると、体の面だけでなく、メンタル的にも乗り越えなければならないハードルがあり、心身共に本当に大変なこと。

 だからこそ、これ以上、落馬や、それに伴うケガがないことを願うばかりです。

 それでは皆さん、また来月、お目にかかりましょう。

 ホソジュンでしたぁ。


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