文字サイズ

文字サイズとは?



HOME > お楽しみ > JBISコラム > ホソジュンのウマなりトーク > 2020年 > 第120回 グローバル化社会の脆さ ~環境を変えてみたミルコ・デムーロ騎手に学ぶ~

ホソジュンのウマなりトーク

細江純子 ホソジュンのウマなりトーク

第120回 グローバル化社会の脆さ ~環境を変えてみたミルコ・デムーロ騎手に学ぶ~

 このコラムが掲載される頃、新型コロナウイルスはどうなっているのでしょう?

 いろいろなことが進化し、グローバル化社会となったことで一気に感染が拡大する状況だけに、今後どのように終息していくのか?ワクチンは?本当に範囲が広いだけに、想像ができない状況のようにも...。

 便利な世の中になった一方で、今回のことでは改めて人の脆さも感じますし、今後さらに防疫の問題に関しては、いろいろと起こりそうな気も...。

 そしてまた世界各国で感染が確認されたことで明るみとなったのが、国それぞれの対応の在り方。その違いが顕著となったことで、各々、自国や諸外国に対し感じ、考えることがあったのではないでしょうか...。

 話は変わり、現在、競馬界の話題の1つと言えば、川崎競馬に所属し、レースに参戦している美人ジョッキー、ミカエル・ミッシェル騎手でしょう。

 昨年夏の初来日で日本に恋をしたという彼女。現在は、ルメール騎手と同じ方に日本語の勉強も習っているとのことで、今後JRA所属を目指し、いろいろな面でそのスタートを切っています。

 現在の日本競馬における外国人騎手は、デムーロ騎手・ルメール騎手のお2人がJRA免許を取得しての騎乗に加え、短期免許で数名の外国人ジョッキーが常時入れ替わりでの参戦という形が主流に。

 どの外国人ジョッキーの方々も、馬上のみならず、日本の環境や日本人への順応がたけており、いろいろな意味で環境の変化への適性の高さを感じます。

 冒頭でグローバル化の話がでましたが、今後、若い人たちが生きていく上で必要な要素を、外国人騎手の方々は兼ね備えており、息子のいる身の母としては、生きるヒントが多く隠されているように感じるのです。

 例えば、以前、デムーロ騎手が、「京都を歩いていると、多くの人が僕を知っていて、写真を撮ってくださいとか、サインを求められたり、応援の言葉をくれる。ヨーロッパでは、そんなことはない。まるで僕がサッカー選手になったみたいな感じ。それがパワーにもなる」と話していましたが、環境が変われば、周囲の見方も変化。

 その一方で、言葉や文化、食、新しい方々との間で生きていくことに対する適応能力や努力は必要なのですが、例えば、自分自身を変えたい、もしくは再スタートを切りたいと思える時、環境を変えてみるというのは、非常に良い方法のように思えるのです。

 特に騎手も含め、人のイメージを決めるのは、周囲。1度キャラが確定してしまうと、自分自身の内面を変えようと試みても、なかなかその思いは周りには気付かれにくいもの。

 もちろん環境を変える選択肢はプラスばかりではなく、その時間が長くなればなるほど、国民性の違いが顕著に現れ、悩みの要因となることも。

 例えば日本においては、何かしらにつけバッド・トークが騒がしくなる傾向に...。

 精神面なども含め、そことどう向き合うか?が大事な要素とはなりますが、最近、デムーロ騎手が美浦を拠点として過ごした背景には、世界各国でジョッキーとして歩んできた経験からの自然な選択だったと思えますし、それによってもたらされた成績の向上、また何よりも明るい表情を取り戻している姿に、そんなことを感じ、また学びました。

 この4月で小学校に入学となる息子。ニュースでとりざたされるイジメ問題や登校拒否などなどを目にすると、今回のジョッキーの話とは少しかけはなれているのかもしれませんが、子供の教育においても、最終手段として、1つの場所にこだわらなくてもいいのかな?とも思えています。

 皆さんは、どうお考えになられますか?

 それでは、また来月お目にかかりましょう。

 ホソジュンでしたぁ。