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川島ファミリーがゆく! 馬道ひとすじ

川島正行厩舎 川島ファミリーがゆく! 馬道ひとすじ

11月3日 JBCまであとわずか!実りの秋に向けて

 9月23日、船橋競馬場で行われた第57回日本テレビ盃(JpnII)でフリオーソが優勝しました。当日はそれまでの猛暑とは一転。雨が降る肌寒い1日でしたが多くのみなさんが熱い声援を送ってくださいました。

 本命視される一方、6月の帝王賞以来約3カ月ぶりのレースとなることや負担斤量58キロなどもあり、レース前はJRAのトランセンドに次ぐ2番人でしたが、いざパドックが始まるとフリオーソの勇姿に多くの皆さんが「勝てる」気配を感じた様子。最終的には1番人気での出走となりました。この日のフリオーソの馬体重は前走・帝王賞時と比較してプラス5キロ。担当厩務員の波多野さんから伺った話では、「505キロと510キロは見栄えが全然違う。510キロだと種牡馬みたいな貫禄が出るよね」とのこと。レース前はこのプラス5キロの増量を「重いかな」とちょっぴり心配したそうですが、パドックではやや外目を堂々と落ち着いて歩き、きりりと引き締まった表情をしていたフリオーソの快勝ぶりはそんな心配を一気に吹き飛ばすものだったようです。

 まさに充実の時を迎えているフリオーソの強さの秘訣について「昨年、毛ヅヤが落ちるなど、一時期万全といえる状態から少し後退した際、飼料や体調管理などの見直しを行いました。それが現在のフリオーソの充実ぶりという素晴らしい結果となって表れているのではないかと思います」と川島正行調教師。厩舎にはエアコンが設置されていますが、今年の夏は異常とも言える猛暑。そんな中で厩舎における馬の体調管理にはいつもにも増して気を配ったようで「担当厩務員さんが良くやってくれていますよ」とも語っていました。

 フリオーソ自身はレース翌日も元気いっぱいとのこと。その様子を見に行くと馬房のお気に入りのいつもの場所(馬房右側の壁際)でゆったりと過ごしてしました。次走はいよいよ、地元船橋で行われる11月3日のJBCクラシックとなります。

 この他の厩舎の近況をお伝えしましょう。ようやくの秋を迎え放牧に出ていた馬たちが戻ってきました。3月にJRAのミモザ賞(中山 芝2000)に出走し、その後故郷の社台ファームでゆっくり過ごしていたパーカッショニストが心身ともにリフレッシュして帰厩。8月、牧場で面会した時には表情もやわらかく、馬体もふっくら。あれから約1カ月。馬房に近寄ると「ただいま~!」というように奥から歩み寄り、鼻先を扉にピトっと寄せてかわいい顔を見せてくれる姿に、元気に送り出してくれた牧場スタッフの皆さんに感謝しつつの嬉しい再会となりました。

 7月に3歳の砂の王者決定戦・ジャパンダートダービー(JpnI)を制したマグニフィカも帰厩。近いうちにより一層逞しくなった姿を皆さんの前に披露してくれることでしょう。このマグニフィカの半姉、お嬢ことエロージュも充実の秋へ向けて好調キープ。休み明け復帰戦となった8月の川崎でオーガストスター賞を2着し、9月15日に大井で行われたトゥインクルレディー賞(SII)で勝ち馬と半馬身差の2着になっています。砂を被っても怯むことなく心身ともに成長した姿は、牝馬ながらも実に頼もしいものでした。馬房では背後からツンツンとかわいくつつくフリをして、カプっと襲ってくる、デンジャラスなおちゃめさも併せ持っています。ちなみにこの両馬の母フサイチエレガンスの2歳の牝馬(JRA アイアムエレガント 父マンハッタンカフェ)は今年の千葉サラブレッドセールに於いて高額順で5番目の高値で落札された馬。9月12日のメイクデビュー中山・ダート1800で人気に応えてデビュー勝ちしています。

 さて、いよいよ11月3日に行われる地方競馬の祭典JBCが現実味を帯びてきました。現在、船橋競馬場では改修工事が進行中。8月末には第一期の工事区域が完成し、お客さまをお迎えするパドックから馬場への通路部分がお披露目されました。天井を高くし、圧迫感を軽減することで明るさを追及。従来からの雰囲気の変化に驚かれた方も多かったのではないでしょうか。実際には天井を高くすることは構造上無理があるため、地面を掘り下げその効果を得ました。壁や床など全体の色もやわらかく、あたたかな色合いに仕上げられています。川島正行調教師も「みなさんに楽しんでいただけるよう、競馬をより質の高い娯楽にしたい」と話していますが、こういったリニューアルによってより多くのみなさんに親しみやすく楽しい競馬場という印象を持っていただけるのではと思います。

 地方競馬初のディープインパクト産駒も入厩しました。地元で迎える大舞台と共に、いつも以上にみなさんに楽しんでいただける秋になりそうです。