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架空名馬生産牧場 ギャラクティカ・ファーム

綱本将也 架空名馬生産牧場 ギャラクティカ・ファーム

第33回 架空:第17回 秋華賞

馬名:ヴィトーリア
毛色:青毛
父:ディープインパクト
母:ハルワアケボノ
母の父:Machiavellian
クロス:Halo S3×M4×M5、Northern Dancer M4×S5、NatalmaM5×M5
生涯成績:8戦4勝(現役)
主な成績:秋華賞 (GⅠ)、クイーンC (GⅢ)

馬名:アンジェロマドンナ
毛色:鹿毛
父:ディープインパクト
母:ドナドナ
母の父:Bertolini
クロス:Lyphard S4×M4、Northern Dancer M4×S5×M5
生涯成績:8戦5勝(現役)
主な成績:優駿牝馬(GⅠ)、桜花賞 (GⅠ)、ローズS(GⅡ)、シンザン記念(GⅢ)

 トライアル・ローズSの圧勝で、史上4頭目の牝馬三冠達成に王手をかけたかと思われた二冠馬アンジェロマドンナだったが、それまで三度にわたって彼女の後塵を拝してきたヴィトーリアの渾身のロングスパートを捉えきれず、惜しくも三冠はならなかった。
 過去に三冠牝馬に輝いた3頭と、彼女の間にいかなる差があったのか?
 三冠牝馬3頭と、三冠達成ならなかった二冠馬3頭の、3歳以降の戦績に、その秘密は隠されていた。
 まずは三冠馬3頭の3歳以降の戦績を見てみよう。


メジロラモーヌ:
クイーンC4着
4歳牝馬特別(西)1着
桜花賞1着
4歳牝馬特別(東)1着
優駿牝馬1着
ローズS1着

スティルインラブ:
紅梅S1着
チューリップ賞2着
桜花賞1着
優駿牝馬1着
ローズS5着

アパパネ:
チューリップ賞2着
桜花賞1着
優駿牝馬1着
ローズS4着


続いて、二冠馬。


マックスビューティ:
紅梅賞1着
バイオレットS1着(☆)
チューリップ賞1着
桜花賞1着
4歳牝馬特別(東) 1着
優駿牝馬1着
神戸新聞杯1着(☆)
ローズS1着

ベガ:
新馬2着(☆)
新馬1着(☆)
チューリップ賞1着
桜花賞1着
優駿牝馬1着

ブエナビスタ:
チューリップ賞1着
桜花賞1着
優駿牝馬1着
札幌記念2着(☆)

アンジェロマドンナ:
シンザン記念1着(☆)
チューリップ賞4着
桜花賞1着
優駿牝馬1着
ローズS1着


 (☆)印は、牡馬と対戦したレースである。三冠馬3頭の戦績には(☆)印はなく、二冠馬3頭の戦績にはいずれも(☆)印が付いている。つまり、三冠牝馬になるためには、3歳以降、牡馬と対戦してはならないということなのだ。牡馬との対戦で消耗することもあるだろうし、心理的な影響も少なからずあるのだろう。
 アンジェロマドンナは、シンザン記念で牡馬と対戦していたのが、三冠達成ならなかった最大の理由だろう。

 二冠馬の三冠達成を阻んだ、87年タレンティドガール、93年ホクトベガ、09年レッドディザイアの3頭には、「連勝経験がある優駿牝馬出走馬で、前走トライアルで3着以内」という共通点があった。
 また三冠達成時の2着馬、86年スーパーショット、03年アドマイヤグルーヴ、10年アニメイトバイオの3頭もこれに該当。
 強い二冠馬に対抗できるのは、この条件を満たした馬だけなのだ。
 ヴィトーリアが、アンジェロマドンナに勝てたのは、これに該当する唯一の馬だったからである。