HOME > お楽しみ > 日本馬の世界挑戦!現地レポート > 2011 フランス 凱旋門賞現地取材レポート
5レースに1400m戦のフォレ賞Prix de la Foret (Group 1) が行われました。フラッシュダンスFlash Danceがレースを引っ張り、ワースアドWorthaddが2番手、差なくゴルディコヴァGoldikovaが3番手の内を進み、ドリームアヘッドDream Ahead、デヴァドリームDever Dream、サーフライダーSurfrider、ビーウィッチドBewitchedと続き、マルシャンドールMarchand d'Orが最後方となりました。残り500mで馬群の内にいたデヴァドリームに故障が発生し競走中止。その後フラッシュダンスが力尽きて下がっていくとゴルディコヴァが先頭に立ちますが、外に持ち出したドリームアヘッドが鋭い伸びを見せ、残り300mからは後続を離して2頭の一騎打ちとなり、外のドリームアヘッドがアタマ差ゴルディコヴァを交わして優勝しました。勝ちタイムは1:18.10で鞍上はウィリアム・ビュイックWilliam Buick騎手。後方にいたサーフライダーがゴール前で外から伸びて6馬身差の3着に入りました。
5R PRIX DE LA FORET
勝ったのはDream Ahead 騎手はWILLIAM BUICK
フォレ賞のパドックのサーフライダーSurfriderです。ダンシリDansili産駒の3歳牡馬で、通算成績は5戦2勝です。昨年9月のシェーヌ賞Prix des Chenes (Group 3) はフレンチネイヴィーFrench Navyから3/4、5馬身差の3着。前々走のジェベル賞Prix Djebel (Group 3) をアタマ差で勝利しますが、前走の仏2000ギニーにあたるプールデッセデプーランPoule d'Essai des Poulains (Group 1) ではティンホースTin Horseの11着に敗退しました。鞍上は前走に続きクリストフ・ルメールChristophe Lemaire騎手です。
ジャンリュックラガルデール賞の表彰式です。
ジャンリュックラガルデール賞の表彰式のランフランコ・デットーリFrankie Dettori騎手です。
ジャンリュックラガルデール賞の表彰式のクリストフ・フェルランドChristophe Ferland師です。
ジャンリュックラガルデール賞の下馬後のランフランコ・デットーリFrankie Dettori騎手です。
ジャンリュックラガルデール賞を優勝したダビルシムDabirsimです。フランスのクリストフ・フェルランドChristophe Ferland師の管理するハットトリックHat Trick産駒の牡馬で、これまでの通算成績は4戦全勝。デビュー戦は10馬身、2戦目は3/4馬身差で勝利すると、前々走のカブール賞Prix de Cabourg (Group 3) でもビーフィフティツーB Fifty Twoに1馬身差で勝利しました。前走は直線1200mのモルニ賞Prix Morny (Group 1) で後方2番手から残り200mで抜け出すと2着のファミリーワンFamily Oneに3馬身差を付ける圧勝でした。今回は逃げた馬に直線半ばまで大きなリードを取られましたが、最後方から最内を通って鋭く突き抜け、あっという間に先頭に立ってゴールしました。鞍上はランフランコ・デットーリFrankie Dettori騎手です。
ジャンリュックラガルデール賞のレース後のマックロウMac Rowです。フランスのジャン・ルジェJean Rouget師の管理するルヴィデイコロリLe Vie Dei Colori産駒の牡馬で、通算成績は5戦2勝。3走前のロベールパパン賞Prix Robert Papin (Group 2) はファミリーワンFamily Oneから3、短首差の3着。前々走ドーヴィルDeauville競馬場のリスティッド競走は4着に敗退しましたが、前走のロシェット賞Prix la Rochette (Group 3) ではソーファストSofastから1/2馬身差の2着に入りました。今回のレースは最後方の外を追走し、ゴール前では伸びを見せましたが他馬も良い脚を使ったため6着に終わりました。鞍上はクリストフ・ルメールChristophe Lemaire騎手です。
ジャンリュックラガルデール賞のレース後のサリューアSalureです。イタリアのブルーノ・グリゼッティBruno Grizzetti師の管理するサキーSakhee産駒の牡馬で、これまでの通算成績は6戦2勝。3走前に伊サンシーロSan siro競馬場で行われた直線1200mのプリミパッシ賞Premio Primi Passi (Group 3) は後続をやや離して逃げたもののゴール前で交わされてヴェデラーゴVedelagoから2馬身差2着、前走のリスティッド競走も2着に敗退しました。今回は7馬身ほど後続を離して逃げる形となり、直線半ばでも大きなリードがありましたが、ゴール前で失速すると内と外から交わされて3/4、短頭差の3着でした。鞍上はダリオ・バルジューDario Vargiu騎手です。