HOME > お楽しみ > 日本馬の世界挑戦!現地レポート > 2011 キャセイパシフィック香港国際競走 現地取材レポート
香港カップの本馬場入場のピュアチャンピオンPure Championです。香港調教の4歳牡馬で、通算成績は19戦4勝。アイルランドのエイダン・オブライエンAidan O'Brien厩舎所属で09年5月のデビュー戦を勝利し、続く英ニューマーケットNewmarket競馬場のデューハーストSDewhurst Stakes (Group 1) でベートーヴェンBeethovenからクビ、ハナ、クビ差の4着に入りました(この時の3着がエクステンションXtension)。翌年5月には愛2000ギニーIrish 2000 Guineas (Group 1) でキャンフォードクリフスCanford Cliffsの4着に入りましたが、ロイヤルアスコットのセントジェームスパレスSSt James's Palace Stakes (Group 1) はキャンフォードクリフスCanford Cliffsの8着に終わりました。7月には米サラトガSaratoga競馬場のジムダンディーSJim Dandy Stakes (Grade 2) に参戦しますがアリトルウォームA Little Warmの6着でした。9月に愛カラCurragh競馬場のソロナウェイSSolonaway Stakes (Group 3) で、今回香港マイルに出走するディスティンドフォーグローリーDestined For Gloryに3/4馬身差で勝利して重賞初制覇としました。ここまで通算8戦3勝の戦績で香港に移籍しますが、その後は11戦して条件戦を1勝したのみ。前走のジョッキークラブカップJockey Club Cup (Group 2) ではサムズアップThumbs Upからクビ差の2着に入りました。今回はジェラルド・モッセGerald Mosse騎手が騎乗します。
香港カップの本馬場入場のランサムノートRansom Noteです。イギリス調教の4歳牡馬で、鞍上はマイケル・ヒルズMichael Hills騎手です。
香港カップの本馬場入場のザズーZazouです。ドイツ調教の4歳牡馬で、鞍上はオリビエ・ペリエOlivier Peslier騎手です。
香港カップの本馬場入場のカリフォルニアメモリーCalifornia Memoryです。香港調教の5歳騸馬で通算成績は21戦8勝。スペイン2戦未勝利、フランス6戦3勝の戦績で香港に移籍しました。今年2月の香港ゴールドカップHong Kong Gold Cup (L Group 1) でキングダンサーKing Dancerに11/4馬身差を付けて優勝しましたが、クイーンエリザベスⅡ世CQE II Cup (Group 1) ではアンビシャスドラゴンAmbitious Dragonに3/4馬身及ばず2着でした。その後シンガポール航空国際CSingapore Airlines International Cup (Group 1) に参戦しますが、ジターノエルナンドGitano Hernandoの8着に敗退。今シーズンはハンデ戦のシャティントロフィーSha Tin Trophy (L Group 2) から始動してエクステンションXtensionにクビ差で勝利しましたが、前走のジョッキークラブカップJockey Club Cup (Group 2) では直線での不利が重なりサムズアップThumbs Upの4着に敗退しました。鞍上はマシュー・チャドウィックMatthew Chadwick騎手です。
香港カップの本馬場入場のダーバンサンダーDurban Thunderです。ドイツ調教の5歳牡馬で、鞍上はアンドレアシュ・シュタルケAndrasch Starke騎手です。
香港カップの本馬場入場のアンビシャスドラゴンAmbitious Dragonです。香港調教の5歳騸馬で、通算成績は14戦8勝。今年の春に4歳重賞の香港クラシックカップHong Kong Classic Cup (L Group 1) と香港ダービーHong Kong Derby (L Group 1) を優勝し、続くクイーンエリザベスⅡ世CQE II Cup (Group 1) もカリフォルニアメモリーCalifornia Memoryに3/4馬身差で優勝しました。今シーズンは前々走のナショナルデイカップNational Day Cup (L Group 3) は快勝したものの、前走のジョッキークラブマイルJockey Club Mile (Group 2) はゴール前でディスティンドフォーグローリーDestined For Gloryに短頭差交わされて2着に終わりました。鞍上は前々走のダグラス・ホワイトDouglas Whyte騎手に戻されました。
香港カップの本馬場入場のシリュスデゼーグルCirrus des Aiglesです。フランス調教の5歳騸馬で、鞍上はクリストフ・スミヨンChristophe Soumillon騎手です。
7レースに1600m芝の香港マイルHong Kong Mile (Group 1) が行われました。スタート後すぐにフライングブルーFlying Blueがハナに立つと4馬身離して逃げ、2番手にエイブルワンAble One、2馬身離れて3番手の外にビューティーフラッシュBeauty Flash、ジミーチューJimmy Choux、シーチュワンサクセスSichuan SuccessとアパパネApapaneが並んで進み、その後ろにシティスケープCityscape、エクステンションXtensionは後方グループからのレースとなりました。直線を向いて逃げていたフライングブルーが一杯になると2番手のエイブルワンが一気に先頭に立って後続を突き放し、後方グループからシティスケープ、その内にエクステンション、外にドバウィゴールドDubawi Goldと末脚を繰り出してエイブルワンに迫りましたが、エイブルワンが最後まで粘り通して優勝しました。勝ちタイムは1:33.98で鞍上はジェフリー・ロイドJeffrey Lloyd騎手。クビ差の2着にシティスケープ、クビ差の3着にエクステンション、さらにクビ差の4着がドバウィゴールドでした。アパパネは早めに好位に上がりましたが直線を向いて馬群に飲まれると13着に敗退しました。
アパパネが出走した香港マイルは地元の古豪Able Oneがゴール前3頭が並ぶ大接戦を制し優勝
騎手はJ.Lloyd
日本期待のアパパネは13着でゴール
香港マイルの返し馬のサプレザSahpresaです。フランス調教の6歳牝馬で、鞍上はクリストフ・ルメールChristophe Lemaire騎手です。