2013 フランス 凱旋門賞 現地取材レポート

凱旋門賞 主な出走予定馬

[Prix de l'Arc de Triomphe G1-2400m ３歳上牡牝, ３歳 56kg, ４歳上 59.5kg, 牝馬 1.5kg 減]

　地元仏の３歳３頭と英独日の古馬３頭が単勝オッズ10倍未満。 本番と同距離・コースのパリ大賞 G1 圧勝 Flintshire は同父の凱旋門賞馬 Rail Link 同様のローテーションで本番へ。 仏ダービー制覇後マイルで G3 １着, G1 ３着 と異例のステップを踏む Intello, プランスドランジュ賞 G3-2000m (９月21日 ロンシャン) を挟む予定, 結果次第で英チャンピオンＳへ目標変更も。 仏オークス４馬身差勝ち Treve は同２着馬 Chicquita (11月愛ゴフス繁殖馬せり上場予定で出走回避か) が次走愛オークスを制し更に評価を上げ, レーススポンサーのカタール王族が購買し追加登録費用の心配も消えた, 新オーナーと騎乗契約を結んだデットーリ騎手と新コンビ。

　Novellist は '12 独ダービー G1 ２着惜敗後, 秋の伊 G1 からサンクルー大賞 G1, 'キングジョージ' G1, バーデン大賞 G1 まで５連勝。 亡父 Monsun は今季欧 G1 馬４頭を送り更に存在感増す。 ヨークシャーオークス G1, 愛チャンピオンＳ G1 圧勝の４歳牝馬 The Fugue ('12 カルティエ賞欧３歳牝馬チャンピオン) が急浮上, 馬場が悪化しなければ参戦予定。 Al Kazeem は5-7月愛英 10f G1 ３連勝後, ヨークインターナショナルＳ G1 ３着, 愛チャンピオンＳ G1 ２着と一息, 英チャンピオンＳと両にらみ。

　12f 路線の英愛３歳は駒不足気味も仏では素質馬続々登場, その多くはＡ・ファーブル厩舎所属で秋トライアルの動向に注目。 過去10年で３歳８勝 (牡６勝), ４歳２勝 (牡牝１勝)。 St Nicholas Abbey, Snow Fairy は故障で引退。

　注：成績・オッズは９月11日現在, オッズ (日本式と同じ) は英ブックメーカー主要3社のうち最低オッズを表示