HOME > お楽しみ > 日本馬の世界挑戦!現地レポート > 2013 フランス 凱旋門賞 現地取材レポート
ニエル賞の表彰式後の記念撮影です
ニエル賞の表彰式での武豊Yutaka Take騎手です
ニエル賞の表彰式での佐々木晶三Syouzou Sasaki調教師です
ニエル賞のレース後の武豊Yutaka Take騎手です。安堵の表情が印象的でした。
ニエル賞のレース後のキズナKizunaです。まだ仕上げていない状態ながら勝利できたのは大きな収穫で、本番に向けてこの上ない試走となりました。
ニエル賞のレース後のルーラーオブザワールドRuler of The Worldです。残り300mで進路が塞がって一旦下げており、それがなければ楽に優勝していた内容でした。愛ダービーの5着は鞍上がジョセフ・オブライエンJoseph O'Brienだったことも考慮すると、ライアン・ムーアRyan Moore騎手とのコンビに戻っての大レース参戦となれば、怖い1頭には違いないでしょう。
3レースは3歳2400m戦のニエル賞Prix Niel (Group 2) が行われました。スタート後にプリエンプトPreemptがハナに立ち、2番手の外にシカルプールShikarpour、トリプルスレットTriple Threat、オコヴァンゴOcovangoが4番手の内、やや離れてルーラーオブザワールドRuler of The World、外にフリントシャーFlintshire、ヴァンクーヴェリテVancouveriteと続き、キズナKizunaは後方3番手、スピリットジムSpiritjim、マックスダイナマイトMax Dynamiteという隊列になりました。3コーナー手前で逃げるプリエンプトが5馬身ほどリードを取り、キズナは後方2番手に下がりました。直線を向いて2番手からシカルプールが先頭を奪い、その外にトリプルスレット、フリントシャーが前に並びかけに行くと、間にいたルーラーオブザワールドは進路が塞がれて下がる格好に。さらに3番手からシカルプールの内を狙ったオコヴァンゴも塞がれ、シカルプールの外に出してから伸びを見せると残り200mで先頭に。大外からはキズナが先に抜け出していた3頭を交わして先頭のオコヴァンゴも差し切った時に、立て直してきたルーラーオブザワールドに間から詰められたところがゴールでした。勢いではルーラーオブザワールドが優っていましたが、キズナが短頭差残して優勝しました。勝ちタイムは2:37.64で鞍上は武豊Yutaka Take騎手。オコヴァンゴが3/4馬身差の3着、フリントシャーはキズナと直線で長く競り合ったものの、残り100mで脱落し1馬身差の4着、11/4馬身差の5着にシカルプールでした。
後方から日本のキズナKizunaが抜け出して優勝。鞍上は武豊Yutaka Take騎手。
ニエル賞の本馬場入場のスピリットジムSpiritjimです。パスカル・バリーPascal Bary師の管理するガリレオGalileo産駒の牡馬で通算成績は3戦2勝です。前々走シャンティイChantilly競馬場で行われたギシュ賞Prix de Guiche (Group 3) は最下位の5着に終わり、前走の3歳戦を短首差で勝利しています。鞍上はデビューから手綱を取るクリストフ・スミヨンChristophe Soumillon騎手です。
ニエル賞の本馬場入場のルーラーオブザワールドRuler of The Worldです。アイルランドのエイダン・オブライエンAidan O'Brien師の管理するガリレオGalileo産駒の牡馬で、通算成績は4戦3勝です。5月に英チェスターChester競馬場で行われたチェスターヴァーズChester Vase (Group 3) を6馬身差で勝利すると、続く英ダービーDerby (Group 1) では中団の外から直線で伸びてリバテリアンLibertarianに11/2馬身差を付けて優勝しました。前走の愛ダービーIrish Derby (Group 1) では後方2番手から直線で外に出したものの鋭い伸びはなくトレーディングレザーTrading Leatherの5着でした。鞍上は英ダービーを優勝に導いたライアン・ムーアRyan Moore騎手です。