HOME > お楽しみ > 日本馬の世界挑戦!現地レポート > 2014 ドバイ ワールドカップデイ 現地取材レポート
ドバイデューティーフリーの本馬場入場、返し馬のブレイジングスピードBlazing Speedです。香港のアンソニー・クルーズAnthony Cruz師の管理する5歳騸馬で通算成績は20戦6勝です。11年10月にイギリスでデビューし、4戦2勝の戦績で香港に移籍しました。昨年のジョッキークラブマイルJockey Club Mile (Group 2) はゴールドファンGold-Funの7着、香港カップHong Kong Cup (Group 1) ではアキードモフィードAkeed Mofeedの6着に終わりますが、前々走のスチュワーズカップStewards' Cup (L Group 1) では中団の位置取りからゴール前でダンエクセルDan Excelを短頭差交わして重賞初制覇しました。前走の香港ゴールドカップHong Kong Gold Cup (L Group 1) はミリタリーアタックMilitary Attackの4着に終わっています。鞍上は同馬に初騎乗となるジョアン・モレイラJoao Moreira騎手です。
ドバイデューティーフリーの本馬場入場、返し馬のトレードストームTrade Stormです。イギリスのデヴィッド・シムコックDavid Simcock師の管理する6歳牡馬で、通算成績は30戦5勝です。昨年メイダン競馬場で行われたザビールマイルZabeel Mile (Group 2) を優勝し、ドバイデューティーフリーDubai Duty Free (Group 1) はサッジャーSajjhaaの4着でした。その後、ロイヤルアスコットのクイーンアンSQueen Anne Stakes (Group 1) は後方から伸びてデクラレーションオブウォーDeclaration of Warの5着、サセックスSSussex Stakes (Group 1) は最後方から追い込んでトロナドToronadoの4着、加ウッドバインWoodbine競馬場のウッドバインマイルWoodbine Mile (Grade 1) でワイズダンWise Danから3-1/2、1-1/4馬身差の3着などの戦績があります。今年はメイダンで3戦しており、1月のアルラシディヤAl Rashidiya (Group 2) はムジャーリブMujaaribの10着、2月のザビールマイルはスタートで出遅れて最後方からとなると直線で馬群の間を伸びてムシャウィッシュMshawishに2-1/2馬身差の2着、前走のジェベルハッタJebel Hatta (Group 1) は後方から直線で外に持ち出して伸びてウェルキンゲトリクスVercingetorixの4着でした。鞍上はジェイミー・スペンサーJamie Spencer騎手です。
ドバイデューティーフリーのパドック、本馬場入場、返し馬のトウケイヘイローTokei Haloです。鞍上は武豊Yutaka Take騎手です。
ドバイデューティーフリーのパドック、返し馬でのエデュケイトです。UAE調教の5歳騸馬で通算成績は17戦6勝です。昨年までイギリスで15戦して6勝で、重賞はG2で5着があります。前々走はメイダン芝のアルラシディヤAl Rashidiya (Group 2) でムジャーリブMujaaribの6着、前走はアルマクトゥームチャレンジ ラウンド3Al Maktoum Challenge R3 (Group 1) で4番手の位置取りから直線でやや伸びてプリンスビショップPrince Bishopの5着でした。鞍上は前走からのコンビとなるマキシム・ギュイヨンMaxime Guyon騎手です。
ドバイデューティーフリーの本馬場入場、返し馬のザフューグThe Fugueです。イギリスのジョン・ゴスデンJohn Gosden師の管理する5歳牝馬で通算成績は14戦5勝です。一昨年の3歳時は1000ギニー1000 Guineas Stakes (Group 1) でホームカミンググイーンHomecoming Queenの4着、ヨークYork競馬場のミュージドラSMusidora Stakes (Group 3) を勝利して挑んだオークスOaks (Group 1) はワズWasからクビ、1/2馬身差の3着、ロイヤルアスコットのリブルスデイルSRibblesdale Stakes (Group 2) でプリンセスハイウェイPrincess Highwayから6馬身差の2着と惜敗が続きましたが、8月のナッソーSNassau Stakes (Group 1) でタイムピースTimepieceに1馬身差を付けて優勝しました。続くヨークシャーオークスYorkshire Oaks (Group 1) ではシャレータSharetaにクビ差交わされて2着に終わっています。秋には米サンタアニタSanta anita競馬場で行われたBCフィリー&メアターフBreeders' Cup Filly & Mare Turf (Grade 1) に挑戦したもののザゴラZagoraから3/4、1/2馬身差の3着止まりでした。昨年の6戦は全てG1で、ロイヤルアスコットのプリンスオブウェールズSPrince of Wales's Stakes (Group 1) はアルカジームAl Kazeemからクビ、3-1/4馬身差の3着、エクリプスSCoral-Eclipse (Group 1) では直線半ばから流して最下位の7着に終わりましたが、ヨークシャーオークスは4馬身差を付けて優勝、愛チャンピオンSIrish Champion Stakes (Group 1) ではアルカジームに1-1/4馬身差付けてG1を連勝とし、挑んだサンタアニタ競馬場のBCターフBreeders' Cup Turf (Grade 1) では向正面から動いて直線半ばで先頭に立ちますが、ゴール前でマジシャンMagicianに差し切られ1/2馬身差の2着。前走の香港ヴァーズHong Kong Vase (Group 1) は後方から鋭く伸びたものの、ドミナントDominantに3/4馬身届かず2着でした。鞍上は主戦のウィリアム・ビュイックWilliam Buick騎手です。
ドバイデューティーフリーのパドック、本馬場入場、返し馬のジャスタウェイJust a Wayです。鞍上は福永祐一 Yuichi Fukunaga騎手です。
ドバイデューティーフリーのパドックでの田中剛Tsuyoshi Tanaka調教師、クリスチャン・デムーロCristian Demuro騎手、吉田照哉Teruya Yoshida夫妻です。
ドバイデューティーフリーのパドックでの武豊Yutaka Take騎手です。
ドバイデューティーフリーのパドックでの大和屋暁Akatsuki Yamatoya氏、福永祐一Yuichi Fukunaga騎手、須貝尚介Naosuke Sugai調教師です。
6レースは1200mAWのドバイゴールデンシャヒーンDubai Golden Shaheen (Group 1) が行われました。リッチタペストリーRich Tapestryが好スタートを切りますが、内枠からズィーブロスZee Brosがハナに立ち、コンプリケイトComplicateが2番手、リッチタペストリーはやや離れた3番手となり、内にスターリングシティSterling City、外にベッロBelloと続き、中団にユナイテッドカラーUnited Color、内にバルモントマストBalmont Mast、ノーウァーNawwaar、マイキャッチMy Catch、ジェイムジーJamesieと一団で続き、スタートで出遅れたクリプトンファクターKrypton Factorは後方の内、ロシアンソウルRussian Soul、最後方からレイナルドザウィザードReynaldothewizardという隊列になりました。直線を向いて逃げ粘るズィーブロスに残り300mでリッチタペストリーが並びかけ、残り200mで単独先頭に立ちますが、4番手の内から直線で外に出したスターリングシティが残り200mから鋭く伸びてゴール前で差し切り優勝しました。勝ちタイムは1:10.88で鞍上はジョアン・モレイラJoao Moreira騎手。3/4馬身差の2着にリッチタペストリーが入り香港調教馬のワンツー。中団から直線で伸びたユナイテッドカラーが2-1/4馬身差の3着、道中最後方から直線で大外を通って伸びたレイナルドザウィザードが1馬身差の4着、後方から馬群の中をじわじわと伸びたノーウァーが1-1/4馬身差の5着、逃げたズィーブロスがアタマ差の6着でした。