2014 フランス 凱旋門賞 現地取材レポート

　凱旋門賞の本馬場入場のアルカジームAl Kazeemです。英ロジャー・チャールトンRoger Charlton師の管理する6歳牡馬で通算成績は18戦8勝です。昨年5月にカラCurragh競馬場で行われたタタソールズゴールドカップTattersalls Gold Cup (Group 1) でキャメロットCamelotに1-1/4馬身差を付けてG1初優勝とすると、ロイヤルアスコットのプリンスオブウェールズＳPrince of Wales's Stakes (Group 1) ではムカドラムMukhadramをクビ差交わして優勝し、さらにエクリプスＳCoral-Eclipse (Group 1) もデクラレーションオブウォーDeclaration of Warに2馬身差を付けてG1を3連勝としました。その後、英インターナショナルＳInternational Stakes (Group 1) ではデクラレーションオブウォーの3着、愛チャンピオンＳIrish Champion Stakes (Group 1) ではザフューグThe Fugueに1-1/4馬身差の2着に敗れ、凱旋門賞Prix de l'Arc de Triomphe (Group 1) では後方馬群から直線外に出して伸びを見せてトレヴTreveの6着でした。その後、一旦は引退し種牡馬入りしたものの、生殖能力の問題が判明したため現役に復帰することとなり、復帰後は3戦1勝。前々走8月にウィンザーWindsor競馬場で行われたウィンターヒルＳWinter Hill Stakes (Group 3) を1/2馬身差で勝利すると、前走の愛チャンピオンＳIrish Champion Stakes (Group 1) はザグレイギャッツビーThe Grey Gatsbyの5着でした。鞍上は昨年の凱旋門賞でも騎乗したジェームズ・ドイルJames Doyle騎手です。