HOME > お楽しみ > 日本馬の世界挑戦!現地レポート > 2016 ドバイ ワールドカップデイ 現地取材レポート
ドバイワールドカップの表彰式でのビクター・エスピノーザVictor Espinoza騎手です。
ドバイワールドカップを優勝したカリフォルニアクロームCalifornia Chromeです。3番手の外を進むと直線残り400mで先頭に立ち、後続を3-3/4馬身引き離して優勝しました。勝ちタイムの2:01.83はメイダンのダート戦となった昨年より約1.4秒速く、昨年2着の雪辱を果たしました。アメリカ調教馬のドバイワールドカップ優勝は3年ぶり10度目となります。鞍上はビクター・エスピノーザVictor Espinoza騎手です。
9レースは2000mダートのドバイワールドカップDubai World Cup (Group 1) が行なわれました。ホッコータルマエHokko Tarumaeは好スタートを切ったもののすぐに下げ、ムシャウィッシュMshawishがハナに立ち、スペシャルファイターSpecial Fighterが2番手、外枠から出たカリフォルニアクロームCalifornia Chromeは行き脚を付けて3番手の外となり、中にガンピットGun Pit、内にムブタヒージ Mubtaahij、その後ろにフロステッドFrosted、ヴァダモスVadamos、内にキャンディボーイCandy Boyと続き、ホッコータルマエは9番手、やや離れてキーンアイスKeen Ice、ホッパーチュニティHoppertunity、最後方からテレテキストTeletextという隊列になりました。3コーナーで後方にいたホッパーチュニティが外を通って上がっていって直線へ。残り300mでカリフォルニアクロームが先頭に立って突き放し、内を通ったムブタヒージが2番手に上がってムシャウィッシュは下がっていき、中団外からフロステッドが伸びを見せて上位争いに加わるものの、さらに外からホッパーチュニティが良い脚を長く使ってフロステッドを交わしてムブタヒージに並びかけにいきますが、2着争いを尻目にカリフォルニアクロームが力の差を見せつけて優勝しました。勝ちタイムは2:01.83で鞍上はビクター・エスピノーザVictor Espinoza騎手、3-3/4馬身差の2着にムブタヒージが残り、ホッパーチュニティはクビ差届かず3着、先行グループを進んだスペシャルファイターがゴール前で盛り返して1-1/4馬身の4着に入り、フロステッドはクビ差の5着、ムブタヒージはクビ差の6着、ホッコータルマエは残り300mまで食い下がったものの前から離されて9着、ガンピットは最下位の12着でした。
メインの9レース Dubai World Cup(ドバイワールドカップG1 ダート2000m)
ホッコータルマエ・幸騎手が出走。
勝ったのは一昨年のアメリカ二冠馬でエスピノーザ騎手騎乗のカリフォルニアクローム!
ドバイワールドカップの本馬場入場のカリフォルニアクロームCalifornia Chromeです。アメリカ調教の5歳牡馬で通算成績は20戦11勝です。一昨年4月のサンタアニタダービーSanta Anita Derby (Grade 1) を5-1/4馬身差で優勝し、挑んだケンタッキーダービーKentucky Derby (Grade 1) では、3番手から直線を向いて先頭に立つとコマンディングカーヴCommanding Curveに1-3/4馬身差で優勝しました。続くプリークネスSPreakness Stakes (Grade 1) も3番手から3コーナーで先頭に立つとライドオンカーリンRide on Curlinを1-1/2馬身差振り切って優勝し、3冠のかかったベルモントSBelmont Stakes (Grade 1) では先行グループの内を進むと3コーナーで外に持ち出しましたが、直線を向いて伸びを欠きトーナリストTonalistの4着でした。11月にはデルマーDel mar競馬場のハリウッドダービーHollywood Derby (Grade 1) を優勝し、3歳G1を4勝としました。昨年2月にサンタアニタSanta anita競馬場のサンアントニオ招待SSan Antonio Invitational Stakes (Grade 2) でシェアードビリーフShared Beliefに1-1/2馬身差の2着となると、ドバイワールドカップDubai World Cup (Group 1) に参戦してプリンスビショップPrince Bishopに2-3/4馬身差の2着でした。その後休養に入り、今年1月にサンタアニタ競馬場のサンパスカルSSan Pasqual Stakes (Grade 2) で復帰戦を勝利すると、前走は2月にメイダン競馬場のハンデ戦で2馬身差で勝利しました。鞍上は主戦のビクター・エスピノーザVictor Espinoza騎手です。
ドバイワールドカップの本馬場入場のホッコータルマエHokko Tarumaeです。鞍上は幸英明Hideaki Miyuki騎手です。
ドバイワールドカップの本馬場入場のガンピットGun Pitです。鞍上はジョアン・モレイラJoao Moreira騎手です。
ドバイシーマクラシックの表彰式でのアンドレア・アッゼニAndrea Atzeni騎手です。
ドバイシーマクラシックの表彰式でのロジャー・ヴェリアンRoger Varian調教師です。1979年3月生まれの37歳。英ニューマーケットのマイケル・ジャービスMichael Jarvis厩舎のアシスタントから11年3月に厩舎を引き継ぎ開業しました。キングストンヒルKingston Hillで14英セントレジャーSt Leger Stakes (Group 1) を優勝しているほか、スリプトラSri Putraで12年のジャパンカップJapan Cup (Grade 1) にも参戦しています。
ドバイシーマクラシックの後検量中のアンドレア・アッゼニAndrea Atzeni騎手です。