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2016 フランス 凱旋門賞 現地取材レポート

ポストポンド

2016.10.02
 凱旋門賞の返し馬のポストポンドPostponedです。英ロジャー・ヴェリアンRoger Varian師の管理するドバウィDubawi産駒の5歳牡馬で、通算成績は17戦9勝です。13年7月にニューマーケットNewmarket競馬場でデビューし、14年8月にヨークYork競馬場で行われたグレートヴォルティガーSGreat Voltigeur Stakes (Group 2) でスノースカイSnow Skyに2-1/4馬身差を付けて重賞初制覇。昨年5月には愛カラCurragh競馬場のタタソールズゴールドカップTattersalls Gold Cup (Group 1) に参戦しアルカジームAl Kazeemにクビ、短頭差の3着。続くロイヤルアスコットのハードウィックSHardwicke Stakes (Group 2) でスノースカイに3-3/4馬身、ハナ差の3着に入ると、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSKing George VI And Queen Elizabeth Stakes (Group 1) では2番手外の位置取りから直線半ばで先頭に立つと、ゴール前でイーグルトップEagle Topの追い上げをハナ差退けて初G1制覇としました。9月には仏ロンシャンLongchamp競馬場のフォワ賞Prix Foy (Group 2) でスピリットジムSpiritjimに3/4馬身差で勝利したものの、ルカ・クマーニLuca Cumani厩舎から転厩することになり、凱旋門賞は回避となりました。今春はドバイに参戦し、スーパーサタデーのドバイシティオブゴールドDubai City of Gold (Group 2) では3番手から直線を向いて持ったままで先頭に立つと、ダリヤンDariyanに3馬身差を付けて勝利し、ドバイシーマクラシックDubai Sheema Classic (Group 1) では中団の位置取りから3コーナーで3番手に上がると直線残り400mで抜け出して、ドゥラメンテDuramenteに2馬身差を付けて優勝しました。6月のコロネーションカップCoronation Cup (Group 1) では3番手の位置取りから直線残り400mでスパートすると一気に先頭に立ち、2着のファウンドFoundに4-1/2馬身差を付ける圧勝をし、前走の英インターナショナルS International Stakes (Group 1) では3番手から残り500mで早々と先頭に立つと、道中2番手を進んだハイランドリールHighland Reelにゴール前まで食い下がられましたが、1-1/4馬身差振り切って優勝しました。これで、4つのG1を含む6連勝としています。鞍上は6連勝に導いているアンドレア・アッゼニAndrea Atzeni騎手です。

ポストポンドの画像

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