2017 ドバイ ワールドカップデイ 現地取材レポート

　7レースに1800m芝のドバイターフDubai Turf (Group 1) が行なわれました。最内枠からリブチェスターRibchesterがゆっくりとハナに立ち、ベリースペシャルVery Specialが外の2番手、ザラックZarak、ムタケイエフMutakayyef、ドーヴィルDeauvilleと好位に付け、オパールティアラOpal Tiara、外にモンディアリストMondialiste、内にエシェムHeshem、その後ろにデコレーテッドナイトDecorated Knightと中団馬群が続き、ヴィブロスVivlosは後方4番手の内、その外にロングアイランドサウンドLong Island Sound、デットコレクターDebt Collectorが後方2番手の外、最後方にクーガーマウンテンCougar Mountainという隊列になりました。3コーナー手前でベリースペシャルが先頭に立ちますが、4コーナーでリブチェスターが外から再び先頭に並びかけ、その外からムタケイエフも上がって直線へ。残り400mでリブチェスターが単独先頭に立ち、4コーナーで中団内にいたエシェムが直線を向いて外に出すとムタケイエフに替わって前に迫り、内を通ってザラックも伸びを見せます。一方、ヴィブロスは後方4番手から最内を通って残り400mで中団まで上がると、そこから進路を外へ変えてエシェムの通り道を続き、残り200mでエシェムの外に持ち出すと先に抜け出した2頭を追う形に。最内のリブチェスターを残り100mでエシェムが交わしますが、ヴィブロスは鋭い末脚を繰り出してゴール前で2頭をまとめて差し切り優勝しました。勝ちタイムは1:50.20で鞍上はジョアン・モレイラJoao Moreira騎手。1/2馬身差の2着にエシェム、1/2馬身差の3着にリブチェスター、ザラックも最後まで食い下がって1-3/4馬身差の4着、ムタケイエフは残り200mで優勝争いから脱落して3馬身差の5着でした。