2017 ロンジン 香港国際競走 現地取材レポート
ハイランドリール
2017.12.05
Tweet
5日朝の調教中のハイランドリールHighland Reelです。愛エイダン・オブライエンAidan O'Brien師の管理するガリレオGalileo産駒の5歳牡馬で通算成績は26戦9勝、香港ヴァーズに出走します。一昨年5月のプールデッセデプーランPoule d'Essai des PoulainsはメイクビリーヴMake Believeの6着、仏ダービーのジョッキークラブ賞Prix du Jockey Club (Group 1) ではニューベイNew Bayに1-1/2馬身差の2着に入り、愛ダービーIrish Derby (Group 1) ではジャックホブスJack Hobbsの5着、7月に英グッドウッドGoodwood競馬場のゴードンSGordon Stakes (Group 3) を勝利すると、8月には米アーリントンArlington park競馬場のセクレタリアトSSecretariat Stakes (Grade 1) に参戦して初G1のタイトルを獲得しました。9月には愛チャンピオンSIrish Champion Stakes (Group 1) でゴールデンホーンGolden Hornの5着となった後、豪ムーニーヴァレーMoonee valley競馬場のコックスプレートCox Plate (Group 1) に参戦して、ウインクスWinxに4-3/4、3/4馬身差の3着。その後の香港ヴァーズHong Kong Vase (Group 1) ではフリントシャーFlintshireに1-1/2馬身差を付けて優勝しました。昨年3月のドバイシーマクラシックDubai Sheema Classic (Group 1) はポストポンドPostponedの4着、香港のクイーンエリザベス2世CQEII Cup (Group 1) はウェルテルWertherの8着と敗退が続きましたが、7月のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSKing George VI And Queen Elizabeth Stakes (Group 1) では逃げてウイングシオブデザイアWings of Desireを1-1/4馬身振り切って優勝しました。8月の英インターナショナルSInternational Stakes (Group 1) はポストポンドに1-1/4馬身差の2着、愛チャンピオンSではアルマンゾールAlmanzorの7着、凱旋門賞Prix de l'Arc de Triomphe (Group 1) ではファウンドFoundに1-3/4馬身差の2着に入ると、BCターフBreeders' Cup Turf (Grade 1) では逃げてフリントシャーに1-3/4馬身差を付けて優勝しています。昨年の香港ヴァーズは逃げて直線で突き放したもののゴール前でサトノクラウンSatono Crownに差し切られ、1/2馬身差の2着に終わりました。今年はこれまで6戦2勝で、3月のドバイシーマクラシックはジャックホブスの7着、コロネーションカップCoronation Cup (Group 1) 、ロイヤルアスコットのプリンスオブウェールズSPrince of Wales's Stakes (Group 1) と連勝したものの、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSは前から離れた2番手の外を進むと3コーナーで下がって直線巻き返せずエネイブルEnableの4着、10月の英チャンピオンSChampion Stakes (Group 1) では向正面で1頭だけ外ラチ沿いを走りましたが直線を向いて鋭い伸びはなくクラックスマンCracksmanに7馬身、クビ差の3着、前走のBCターフは3番手の内から直線で外に持ち出してゴール前までしぶとく伸びたものの、タリスマニックTalismanicに1/2馬身、クビ差の3着でした。レースでは主戦のライアン・ムーアRyan Moore騎手が騎乗します。