2018 ドバイ ワールドカップデイ 現地取材レポート

　ドバイワールドカップの本馬場入場のサンダースノーThunder Snowです。首サイード・ビン・スルールーSaeed bin Suroor師の管理する4歳牡馬で、通算成績は17戦6勝です。16年5月に英レスターLeicester競馬場でデビューしました。2歳G2で2度2着となると10月に英ニューマーケットNewmarket競馬場のデューハーストＳDewhurst Stakes (Group 1) でチャーチルChurchillの4着に入り、仏サンクルーSaint-Cloud競馬場のクリテリウムインターナショナルCriterium International (Group 1) に転戦してサウスシーズSouth Seasに5馬身差をつけて優勝しました。昨年のドバイではＵＡＥ２０００ギニーUAE 2000 Guineas (Group 3) を5-3/4馬身差で勝利すると、ＵＡＥダービーUAE Derby (Group 2) でも直線を向いてのエピカリスEpicharisとの競り合いを短頭差で制しました。5月にはケンタッキーダービーKentucky Derby (Grade 1) に挑戦しますが、スタート後に馬鹿ついてレースに加われず競走を中止し、愛２０００ギニーIrish 2,000 Guineas (Group 1) に転戦すると2番手を進んだものの逃げるチャーチルに追いつけず2-1/2馬身差の2着、ロイヤルアスコットのセントジェームズパレスＳSt James's Palace Stakes (Group 1) は3番手から直線で先頭に並びかけたもののバーニーロイBarney Royに1馬身、アタマ差の3着でした。7月には仏シャンティイChantilly競馬場のジャンプラ賞Prix Jean Prat (Group 1) でトレスフリュオースTrais Fluorsに1-1/4馬身差を付けて優勝し、ジャックルマロワ賞Prix Jacques le Marois (Group 1) では好スタートからハナに立ったもののゴール前で交わされてアルウケアAl Wukairに短頭、短首差の3着、10月にはクイーンエリザベス２世ＳQueen Elizabeth II Stakes (Group 1) に出走しますが後方のまま最下位の15着に敗退しています。今年はドバイで既に3戦しており、1月のアルマクトゥームチャレンジラウンド１Al Maktoum Challenge R1 (Group 2) は後方から直線で2番手に上がったもののヘヴィメタルHeavy Metalに4-1/2馬身差の2着、2月のアルマクトゥームチャレンジラウンド２Al Maktoum Challenge R2 (Group 2) は3番手の外から直線で逃げるノースアメリカNorth Americaを交わしてクビ差で勝利し、前走のアルマクトゥームチャレンジラウンド３Al Maktoum Challenge R3 (Group 1) は先行グループから3コーナーで2番手に上がって前を追いましたが直線を向いて突き放されてノースアメリカに5-1/4馬身差の2着でした。鞍上はクリストフ・スミヨンChristophe Soumillon騎手です。