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2020サウジカップデイ 現地取材レポート

マジックワンド

2020.02.27
 27日朝の調教中のマジックワンドMagic Wandです。愛エイダン・オブライエンAidan O'Brien師の管理する5歳牝馬で通算成績は23戦3勝、サウジカップに出走します。一昨年6月の英オークスOaks (Group 1) でフォーエバートゥギャザーForever Togetherの4着に入ると、続くロイヤルアスコットのリブルスデールSRibblesdale Stakes (Group 2) でワイルドイリュージョンWild Illusionに4馬身差を付けて優勝し、愛オークスIrish Oaks (Group 1) はシーオブクラスSea of Classの5着、ヨークシャーオークスYorkshire Oaks (Group 1) もシーオブクラスの5着、9月のヴェルメイユ賞Prix Vermeille (Group 1) ではカイトサーフKitesurfにアタマ差交わされて2着、オペラ賞Prix de l'Opera (Group 1) ではワイルドイリュージョンに1馬身差の2着となると、11月には米チャーチルダウンズChurchill Downs競馬場のBCフィリー&メアターフBreeders' Cup Filly & Mare Turf (Grade 1) に参戦し、シスターチャーリーSistercharlieの4着に入っています。昨年1月には米ガルフストリームパークGulfstream ParkのペガサスワールドカップターフPegasus World Cup Turf Invitational Stakes (Grade 1) に参戦してブリックスアンドモルタルBricks and Mortarに2-1/2馬身差の2着に入り、ドバイシーマクラシックDubai Sheema Classic (Group 1) に転戦してオールドペルシアンOld Persianの5着、米ベルモントパークBelmont Park競馬場のマンノウォーSMan o' War Stakes (Grade 1) は後方からゴール前で伸びてチャンネルメーカーChannel Makerにクビ、1/2馬身差の3着となると、ロイヤルアスコットのウルファートンSWolferton Stakes で2-1/2馬身差の2着、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSKing George VI And Queen Elizabeth Stakes (Group 1) ではエネイブルEnableの11着に敗退しました。8月には米アーリントンパークArlington Park競馬場のアーリントンミリオンArlington Million Stakes (Grade 1) で4番手の内から直線で伸びてブリックスアンドモルタルに3/4馬身差の2着に入り、愛チャンピオンSIrish Champion Stakes (Group 1) で中団馬群の中からゴール前で伸びてマジカルに2-1/4馬身差の2着と惜敗が続きます。その後オーストラリアに転戦し、コックスプレートCox Plate (Group 1) は逃げて直線で踏ん張りリスグラシューLys Gracieuxの4着、メルボルンカップMelbourne Cup (Group 1) はヴァウアンドディクレアVow and Declareの10着に終わりましたが、中3日で出走したフレミントンFlemington競馬場のマッキノンSMackinnon Stakes (Group 1) で3番手から抜け出すとメロディーベルMelody Belleの追撃を1馬身差で振り切って待望の初G1制覇としました。12月の香港カップHong Kong Cup (Group 1) では4番手の内からゴール前で鋭く伸びたもののウインブライトWin Brightに短頭差及ばずの2着、前走は2年連続出走となったペガサスワールドカップターフで、スタート後にハナに立つとレースを引っ張りましたが、直線半ばでズールーアルファZulu Alphaに内から交わされて2馬身差の2着でした。ダートのレースは今回が初となります。レースではライアン・ムーアRyan Moore騎手が騎乗します。

マジックワンドの画像

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