2023 香港国際競走 現地取材レポート
ハイフィールドプリンセス
6日朝の調教中のハイフィールドプリンセスHighfield Princessです。イギリス調教の6歳牝馬で通算成績は38戦14勝、香港スプリントに出走します。20年9月にエアAyr競馬場で5戦目での初勝利を挙げるとその後は善戦を続け、12月に仏ドーヴィルDeauville競馬場のリステッドに参戦しましたが11着に終わりました。21年7月にはグロリアスグッドウッドのオークツリーSOak Tree Stakes (Group 3) で初重賞出走を果たしてラストエンパイアLast Empireに1/2馬身、クビ差の3着に入ると、その後も重賞やリステッドでの入着を続け、10月の英チャンピオンズスプリントSBritish Champions Sprint Stakes (Group 1) で初G1出走とすると横一線の中団からゴール前でやや伸びてクリエイティブフォースCreative Forceの6着でした。22年5月にヨークYork競馬場のデュークオブヨークSDuke of York Stakes (Group 2) でスパイキャッチャーSpycatcherに2-3/4馬身差を付けて初重賞制覇とすると、ロイヤルアスコットのプラチナムジュビリーSPlatinum Jubilee Stakes (Group 1) に転戦してネイヴァルクラウンNaval Crownの6着、モーリスドゲスト賞Prix Maurice de Gheest (Group 1) では2番手から抜け出してミンザールMinzaalに3/4馬身差を付けて初のG1制覇としました。続くナンソープSNunthorpe Stakes (Group 1) でも先行グループからゴール前で抜け出してザプラチナムクイーンThe Platinum Queenに2-1/2馬身差を付け、愛カラCurragh競馬場のフライングファイヴSFlying Five Stakes (Group 1) でエロスアンドプシュケーErosandpsycheに3-1/4馬身差を付けてG1を3連勝とし、向かった米キーンランドKeenland競馬場のBCターフスプリントBreeders' Cup Turf Sprint (Grade 1) は先行グループから直線を向いてやや伸びてカラヴェルCaravelの4着でした。今年はロイヤルアスコットのキングズスタンドSKing's Stand Stakes (Group 1) でブラッドセルBradsellに1馬身差の2着となると、ロイヤルアスコット最終日のクイーンエリザベス2世ジュビリーSQueen Elizabeth II Jubilee Stakes (Group 1) に連闘してカーデムKhaademにクビ、1-1/4馬身差の3着に入りました。8月にはグロリアスグッドウッドのキングジョージSKing George Stakes (Group 2) を2番手から残り400mで先頭に立って勝利し、ナンソープSは先行して前を追ったもののリヴインザドリームLive in The Dreamに1馬身差届かずの2着、昨年優勝したフライングファイヴSFlying Five Stakes (Group 1) では残り400mで進路を塞がれて5着に敗退しますが、前走のアベイドロンシャン賞Prix de l'Abbaye de Longchamp (Group 1) は中団からゴール前で鋭く伸びてペルディカPerdikaに1馬身差を付けて優勝しました。レースでは主戦のジェイソン・ハートJason Hart騎手が騎乗します。