2010 フランス凱旋門賞現地取材レポート

　５レースに牝馬G1のヴェルメイユ賞Prix Vermeille(Group 1)が行われました。昨年の英愛オークスを優勝したサリスカSariskaが前走のヨークシャーオークスYorkshire Oaks (Group 1) に続いてスタート後もゲートから出ないアクシデントで競走を中止しました。レースはアシイラAshiylaが引っ張り、プルマニアPlumania、レディーズパーズLady's Purse、ミッドデイMiddayと続き、サラフィナSarafinaは中団よりやや後ろ、武豊騎手のダリオールDarioleは最後方を進みました。直線を向いてアシイラが一杯となるとプルマニアが先頭に立ってミッドデイが追う形に。サラフィナは前が壁となって外に出し、その後はじわじわと伸びたものの混戦の３着争いを制するのが精一杯。残り100ｍでミッドディがプルマニアを交わすと3/4馬身差を付けて2:32.40のタイムで優勝しました。1/2馬身差でサラフィナが続き、逃げたアシイラが短頭差の４着に残りました。ダリオールは人気薄でしたが６着に食い込んで善戦しました。