HOME > お楽しみ > 日本馬の世界挑戦!現地レポート > 2010 フランス凱旋門賞現地取材レポート
日本語の通じる馬券窓口がありました。中の女性は流暢な日本語で対応してくれます。
パドックの様子です。
天気はあまりよくありません。
凱旋門賞の前日から場内は盛況です。
ロンシャン競馬場の入場門が特別仕様になっていました。
競馬場からGhlin駅まではまた徒歩です。フランスの競馬場で会得したモンテを駆使し、かなり急いでなんとか3分前に駅に到着しました。
ところが、時間になっても列車が来る気配がありません。雨が強く降ってきましたし、周囲には何もないのでここから動く気にはなれません。といっても、ホームにあるのは風雨を凌ぐ囲いと薄暗い電灯のみ。最悪、ここで野宿かなと覚悟を決めた約30分後、ようやく列車が入ってきました。
しかも、入線してきた列車はどこの新幹線かと思うほどの超豪華列車。2階建てで、床はカーペット、中の扉は自動で誰も乗ってない。ベルギー国鉄は本当に侮れない。
しかし、この列車は途中の線路上で10分ほど立ち往生。車内放送は何を言っているのかわからず、不安は募るばかり。ようやく動き出してMons駅のホームに着きました。
ところが、ホームから駅舎には入れてもらえず、ホームの端から外へ。接続列車の時間も迫っているので急いで駅舎に向かったところ・・・
規制線が張られて警察が詰めかけているし、テレビカメラや野次馬など凄い状況に。何事かと尋ねたら爆弾騒ぎだそうな。列車が遅れた理由はこれだったようです。しかも、この様子だと今日中にパリに戻るのは絶望的な状況。今日はMons泊か、せめてLilleまで戻れればと覚悟を決めました。
しばらくして何事も無かったようで規制線は外されましたが、多くの列車が前に詰まっている状況で、いつ乗る列車が来るのやら。途方に暮れていた矢先・・・
なんと一番最初に入ってきた列車が、乗る予定だったLille行き。たった10分遅れですから、TGVにも無事に乗り継げそうです。このときは本当に安堵しました。
ベルギー国境のTournai駅で停車。なかなか発車しないと思っていると車掌さんが来て早く降りろと。Lille行きじゃないのかと尋ねたところ、前の車両に早く移れと。どうやらここで車両の切り離しだったようです。間一髪乗ることができましたが、危うく国境駅で野宿する羽目になるところでした。
Lilleでは時間の余裕もあり、ちょっとのんびりしてから発車10分前にホームに向かうと、案内板にそれらしき列車はなし。案内所で聞いてみると、「その列車が出るのはこの駅じゃないよ」 えっ!? 全く予期せぬ事態にパニックに。「あっちの方向に5分くらい行けば駅があるから」って言われても、あと10分もないし、そんな適当な説明でわかるのかよ、と急いで行ってみれば、駅があって発車寸前のTGVに乗ることができました。チケットをよく見れば、着駅がLille Flandresで発駅がLille Euopeになっているので違う駅だというのはわかるのですが、予備知識がなければまさか乗り継ぎの駅が違うなんて考えもしないわけで。
結果的には予定通りの時間に北駅に戻りましたが、絶望感溢れる帰路でした。
乗ってきたTGVです。
まだ2レースしか見ておらず、スタンドも居心地良いし、あの馬場でやる平地レースも見たいのですが、後ろ髪を引かれつつも競馬場を後にすることに。4コーナー付近の建物から、次のレースに出走する馬が出てきて本馬場に入っていきます。
2Rは2850m戦が行われました。2番のALMA DU NOLYが直線で抜け出しましたが、単勝2.2倍の11番CHERIE DLがゴール前で差し切り勝利しました。ドライバーはMarc Huygensです。
レースが始まるとスタンド内も賑わい始めました。
勝利したCJ'S PHOTOのウイニングランです。