2014 フランス 凱旋門賞 現地取材レポート
凱旋門賞
2014.10.05
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5レースに凱旋門賞Prix de l'Arc de Triomphe (Group 1) が行われました。スタート後ゆっくりとモンヴィロンMontvironがハナに立ち、キングストンヒルKingston Hillが2番手、好スタートを切ったルーラーオブザワールドRuler of the Worldが3番手の内、4番手にタグルーダTaghroodaが付けると、その後ろはアヴニールセルタンAvenir Certain、フリントシャーFlintshire、アイヴァンホウIvanhoweが並んで続き、その後ろの最内にトレヴTreveが付け、アルカジームAl Kazeem、タペストリーTapestry、ドルニヤDolniya、スピリットジムSpiritjimと一団となると、その中にジャスタウェイJust A Way、チキータChicquitaがその外、内はプランスジブラルタルPrince Gibraltar、シルジャンズサガSiljan's Saga、エクトEctot、フリーポートラックスFree Port Luxと後方集団となり、ハープスターHarp Starがやや離れた後方2番手、さらに離れた最後方からゴールドシップGold Shipとなりました。フォルスストレートでゴールドシップが押し上げていくと、ハープスターは2馬身離れた最後方となって直線へ。逃げるモンヴィロンが残り400mで一杯となると、内からアヴニールセルタンが先頭に立ちますが、さらに内を回ったトレヴが一気に抜け出します。外からはキングストンヒル、フリントシャー、タグルーダ、ルーラーオブザワールドなどが伸びを見せますが、2着争いを尻目にトレヴのリードは一気に広がり、残り100mで4馬身差を付けるとそのまま押し切って優勝しました。勝ちタイムは2:26.05で鞍上はティエリ・ジャルネThierry Jarnet騎手。先行馬群の中から伸びを見せたフリントシャーがゴール前で差を詰めたものの2馬身差の2着、外から伸びたタグルーダが1-1/4馬身差の3着、2番手から直線でやや劣勢となったもののゴール前で盛り返したキングストンヒルが3/4馬身差の4着、中団馬群から内目を伸びたドルニヤがクビ差の5着、ハープスターは直線最後方から大外に持ち出して鋭く伸びると内に切れ込みながら一気に上位に迫ったもののクビ差の6着、ジャスタウェイは直線内ラチ沿いを進むと残り200mからやや伸びて8着、ルーラーオブザワールドはゴール前で失速し9着、ゴールドシップは直線を向いて伸びは無く14着、エクトは後方のまま見せ場なく17着に敗退しました。