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2014 ロンジン 香港国際競走が終わりました!
日本馬が9頭も出走するという歴史的な年でしたが残念ながら勝利に手は届きませんでした...
最後はおなじみの花火での閉会式です。
8レースに2000m芝の香港カップHong Kong Cup (Group 1) が行われました。スタートでヘレンスーパースターHelene Super Starが出遅れて後方から、カリフォルニアメモリーCalifornia Memoryもダッシュ付かず後方からとなり、好スタートからセイムワールドSame Worldがハナに立つと、2番手の外にクライテリオンCriterion、内にプレジャーゲインズPleasure Gains、その後ろにファラージFarraaj、外にブレイジングスピードBlazing Speed、2馬身離れた6番手の内にアルキメデスArchimedes、外にシリュスデゼーグルCirrus des Aiglesが付け、さらに2馬身離れて後方グループにミリタリーアタックMilitary Attack、エンダウイングEndowing、ヘレンスーパースターと続き、後方2番手にデザインズオンロームDesigns on Rome、最後方からカリフォルニアメモリーとなりました。直線を向いて逃げるセイムワールドを2番手のクライテリオンが残り250mで交わして先頭に立ちますが、中団のシリュスデゼーグル、後方のミリタリーアタックが伸びを見せ、さらに3コーナーで最後方に下がっていたデザインズオンロームがコーナーで大外を周って直線を向くと鋭い伸びで、先頭に立つ勢いだったミリタリーアタックの外に残り150mで併せると、激しい競り合いからゴール前で僅かに差し切って優勝しました。勝ちタイムは2:01.96で鞍上はジョアン・モレイラJoao Moreira騎手。短頭差の2着にミリタリーアタック、クライテリオンは内で懸命に踏ん張って1馬身差の3着、シリュスデゼーグルはゴール前で伸びあぐねて1/2馬身差の4着、残り200mでもまだ後方だったヘレンスーパースターがシリュスデゼーグルの後ろから伸びて1/2馬身差の5着、ファラージは直線で鋭い伸びは無く6着、終始内を通ったアルキメデスは直線でもじわじわと伸びて7着、3コーナーで内を通ったカリフォルニアメモリーは直線で何度も外に出すのを阻まれて8着に終わりました。
日本からはアルキメデスが出走の香港カップ
ここも地元香港の圧倒的な1番人気の デザインズオンローム(騎手J.モレイラ)が優勝
J.モレイラ&J.ムーア(調教師)コンビはマイルに続く連勝を飾った
アルキメデスは7着でした。
香港カップの本馬場入場のアルキメデスArchimedesです。鞍上は岩田康誠Yasunari Iwata騎手です。
香港カップの本馬場入場のファラージFarraajです。鞍上はアンドレア・アッゼニAndrea Atzeni騎手です。
香港カップの本馬場入場のクライテリオンCriterionです。鞍上はヒュー・ボウマンHugh Bowman騎手です。
香港カップの本馬場入場のシリュスデゼーグルCirrus des Aiglesです。鞍上はクリストフ・スミヨンChristophe Soumillon騎手です。
7レースは1600m芝の香港マイルHong Kong Mile (Group 1) がアンビシャスドラゴンAmbitious Dragon取り消しの10頭立てで行われました。シークレットシャムSecret Shamが好スタートを切りますが、それを抑えてゴールドファンGold-Funがハナに立ち、シークレットシャムは2番手、5馬身離れてグロリアスデイズGlorious Daysが3番手、2馬身離れてフィエロFiero、ハナズゴールHana's Goal、グランプリボスGrand Prix Boss、トレードストームTrade Storm、ワールドエースWorld Aceと続き、エイブルフレンドAble Friendは後方2番手、最後方にキャプテンキャットCaptain Catという隊列になりました。3コーナー手前でグランプリボスが外から、ワールドエースが内から位置取りを上げていき、3コーナーで前2頭のリードが一気になくなると、シークレットシャムが先頭、グロリアスデイズが外の2番手、ゴールドファンが内の3番手に下がり、グランプリボスが4番手に上がって直線へ。残り300mでシークレットシャムが一杯となると、最内から再びゴールドファンが先頭に立ってスパートしましたが、後方2番手からコーナーで内を通ったエイブルフレンドが直線残り400mで外に出すと、鋭い伸び脚で残り150mで全馬を交わし、そこから4-1/2馬身突き放す圧巻の内容で勝利しました。勝ちタイムは1:33.49で鞍上はジョアン・モレイラJoao Moreira騎手。2番手争いはゴールドファンとグロリアスデイズの競り合いが続く中、3馬身後ろにいたワールドエース、フィエロ、グランプリボスの3頭が、残り50mで一気に差を詰めて重なり合うようにして入線し、最内で粘ったゴールドファンが2着、外のグランプリボスがクビ差の3着、ゴールドファンとグロリアスデイズの間を突いたワールドエースが1/2馬身差の4着、グロリアスデイズはハナ差の5着、グロリアスデイズとグランプリボスの間に入ったフィエロはクビ差の6着、ハナズゴールは8着でした。
日本からはグランプリボス、フィエロ、ワーロドエース、ハナズゴールが出走の香港マイル
勝ったのは圧倒的人気の香港馬エイブルフレンド、騎手J.モレイラ
日本馬はグランプリボス3着、ワーロドエース4着、フィエロ6着、ハナズゴール8着で入線
香港マイルの本馬場入場のハナズゴールHana's Goalです。鞍上はナッシュ・ローウィラーNash Rawiller騎手です。