2016 フランス 凱旋門賞 現地取材レポート
ハイランドリール
2016.10.02
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凱旋門賞の返し馬のハイランドリールHighland Reelです。愛エイダン・オブライエンAidan O'Brien師の管理するガリレオGalileo産駒の4歳牡馬で通算成績は17戦6勝です。一昨年7月に英グッドウッドGoodwood競馬場で行われたヴィンテージSVintage Stakes (Group 2) を優勝し、昨年5月のプールデッセデプーランPoule d'Essai des PoulainsはメイクビリーヴMake Believeの6着、仏ダービーのジョッキークラブ賞Prix du Jockey Club (Group 1) ではニューベイNew Bayに1-1/2馬身差の2着となり、愛ダービーIrish Derby (Group 1) ではジャックホブスJack Hobbsの5着、7月には英グッドウッド競馬場のゴードンSGordon Stakes (Group 3) を優勝すると、8月には米アーリントンArlington park競馬場のセクレタリアトSSecretariat Stakes (Grade 1) に参戦し、スタート後にハナに立つと後続を離して逃げ、直線で差を広げてクロージングベルClosing Bellに5-1/4馬身差を付け優勝しました。9月には愛チャンピオンSIrish Champion Stakes (Group 1) に出走しゴールデンホーンGolden Hornの5着となると、豪ムーニーヴァレーMoonee valley競馬場のコックスプレートCox Plate (Group 1) に参戦して、ウインクスWinxに4-3/4、3/4馬身差の3着。その後香港に転戦すると香港ヴァーズHong Kong Vase (Group 1) に出走し、スタート後にハナに立ったものの向正面で3番手に下げると、直線で抜け出してフリントシャーFlintshireに1-1/2馬身差で優勝しました。今年3月のドバイシーマクラシックDubai Sheema Classic (Group 1) はポストポンドPostponedの4着、香港のクイーンエリザベス2世CQEII Cup (Group 1) はウェルテルWertherの8着と敗退が続きましたが、7月のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSKing George VI And Queen Elizabeth Stakes (Group 1) では、好スタートからハナに立つと後続を離して逃げ、直線で追いすがるウイングシオブデザイアWings of Desireを1-1/4馬身振り切って、3つ目のG1タイトル獲得となりました。8月の英インターナショナルSInternational Stakes (Group 1) は2番手を進むと直線で早々とポストポンドに交わされながらもゴール前まで踏ん張って1-1/4馬身差の2着となると、前走の愛チャンピオンSIrish Champion Stakes (Group 1) では3番手の内を進んだものの前崩れの展開となってアルマンゾールAlmanzorの7着でした。鞍上はシェイミー・ヘファナンSeamie Heffernan騎手です。