2017 フランス 凱旋門賞 現地取材レポート
ユリシーズ
2017.10.01
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凱旋門賞のパドック、本馬場入場のユリシーズUlyssesです。英マイケル・スタウトSir Michael Stoute師の管理するカリレオGalileo産駒の4歳牡馬で、通算成績は12戦5勝です。昨年の英ダービーDerby (Group 1) はハーザンドHarzandの12着に終わりましたが、続くグッドウッドGoodwood競馬場のゴードンSGordon Stakes (Group 3) を勝利し、初タイトルを獲得しました。11月には米サンタアニタSanta Anita競馬場のBCターフBreeders' Cup Turf (Grade 1) に参戦し、中団の位置取りから直線でじわじわと伸びてハイランドリールHighland Reelの4着に入っています。今年は4月にサンダウンSandown競馬場のゴードンリチャーズSGordon Richards Stakes (Group 3) を勝利し、ロイヤルアスコットのプリンスオブウェールズSPrince of Wales's Stakes (Group 1) では中団から直線半ばで先頭に並びかけましたが、ゴール前で伸びを欠きハイランドリールに1-1/4、短頭差の3着でした。続くエクリプスSCoral-Eclipse (Group 1) で後方から直線を向いて伸びを見せると、ゴール前の競り合いからバーニーロイBarney Royにハナ差で競り勝ってG1初勝利とし、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSKing George VI And Queen Elizabeth Stakes (Group 1) に駒を進め、中団馬群の後ろから残り400mで2番手に上がって前を追いましたが、エネイブルEnableに4-1/2馬身突き放されての2着でした。前走のインターナショナルSInternational Stakes (Group 1) では直線半ばからスパートするとゴール前で抜け出して、チャーチルChurchillに2馬身差を付けて優勝しました。鞍上は主戦のジム・クローリーJim Crowley騎手です。