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2017 ロンジン 香港国際競走 現地取材レポート

ワーザー

2017.12.10
 香港カップの本馬場入場のワーザーWertherです。香港ジョン・ムーアJohn Moore師の管理する6歳騸馬で通算成績は26戦10勝です。14年1月に新トレンサムTrentham競馬場でデビューし、初勝利までは6戦を要したものの、15年4月にはエラズリーEllerslie競馬場のチャンピオンシップSChampionship Stakes (Group 2) を優勝するとオーストラリアに転戦します。5月にモーフェットビルMorphettville競馬場で行われたサウスオーストラリアンダービーSouth Australian Derby (Group 1) では先行グループから直線を向いて伸びたものの、外からデリカシーDelicacyに差し切られて1-1/2馬身差の2着。続くドゥーンベンDoomben競馬場のイーグルファームカップEagle Farm Cup (Group 2) を優勝すると、6月にドゥーンベン競馬場のクイーンズランドダービQueensland Derby (Group 1) に出走し、中団馬群の内から直線で最内を突いて伸びましたが、マジックールMagicoolに3/4馬身差の2着に敗れ、13戦4勝の戦績で香港に移籍しました。昨年1月の香港クラシックマイルHong Kong Classic Mile (L Group 1) は中団馬群の内から直線で馬群の間を伸びたもののサンジュエリーSun Jewelleryにクビ差届かず2着、2月の香港クラシックカップHong Kong Classic Cup (L Group 1) は中団から直線で外に持ち出しましたが、何度も内にささって伸びを欠き、ゴール前で優勝争いに加わったもののサンジュエリーにアタマ差の2着と惜敗が続き、3月の香港ダービーHong Kong Derby (L Group 1) では先行グループの後ろから直線を向いて鋭く伸びて内のヴィクトリーマジックVictory Magicをゴール前でアタマ差競り落として優勝しました。4月のクイーンエリザベス2世カップQEII Cup (Group 1) でも中団馬群の後ろから直線で最内を突くと鋭く伸びて抜け出し、ミリタリーアタックMilitary Attackに4-1/2馬身差を付けて優勝したものの、5月のチャンピオンズ&チャターカップChampions & Chater Cup (Group 1) では3番手の内でレースを進めたものの直線を向いて伸びあぐね、ブレイジングスピードBlazing Speedに短頭、短頭差の3着に敗れ、年内休養に入りました。今年1月のスチュワーズカップStewards' Cup (Group 1) で復帰したもののヘレンパラゴンHelene Paragonの6着、2月の香港ゴールドカップHong Kong Gold Cup (Group 1) はブレイジングスピードに短頭差で勝利しましたが、チェアマンズトロフィーChairman's Trophy (Group 2) でラッパードラゴンRapper Dragonの4着に敗れると、クイーンエリザベス2世カップは4番手から直線で差を詰めたものの、ネオリアリズムNeorealismにクビ、クビ差の3着に終わりました。続くチャンピオンズ&チャターカップは3番手から直線残り200mで抜け出すとブレイジングスピードに3馬身差を付けて勝利しています。10月のシャティントロフィーSha Tin Trophy (Group 2) はビューティージェネレーションBeauty Generationの6着でしたが、前走のジョッキークラブカップJockey Club Cup (Group 2) では前から離れた4番手を進むと直線を向いて伸び、タイムワープTime Warpをクビ差交わして勝利しました。鞍上は前々走からコンビを組むトミー・ベリーTommy Berry騎手です。

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