2018 ロンジン 香港国際競走 現地取材レポート
香港ヴァーズ
2018.12.09
ポスト
4レースに2400m芝の香港ヴァーズHong Kong Vase (Group 1) が行われました。スタートでプリンスオブアランPrince of Arranが遅れると外に逸走気味となり最後方からとなりました。クロコスミアCrocosmiaが最内枠からすんなりとハナに立ち、エグザルタントExultantが2番手の外、リヴンRuthven、エジーラEziyra、内にパキスタンスターPakistan Starと先行グループを作り、レッドヴァードンRed Verdon、外にサルウィンSalouen、内にヴァルトガイストWaldgeist、その後ろにロストロポーヴィチRostropovich、ラトローブLatrobeと中団馬群になり、イーグルウェイEagle Way、リスグラシューLys Gracieux、ミラージュダンサーMirage Dancer、プリンスオブアランという隊列となりました。3コーナーでリスグラシューが外を捲っていき、勢いを維持したまま直線へ。直線入口でパキスタンスターが内からサルウィンの外に出した時にヴァルトガイスト、レッドヴァードンが挟まれる大きな不利。そのパキスタンスターも内に併せにいくリスグラシューに塞がれて外に切り返す一面も。逃げるクロコスミアを残り300mでエグザルタントが交わして先頭に立ち、リスグラシューもエジーラを交わして2番手に上がると残り200mでエグザルタントに並びかけ、残り150mで僅かに先頭に立ちますが、その後の競り合いから内のエグザルタントが差し返して優勝しました。勝ちタイムは2:26.56で鞍上はザカリー・パートンZachary Purton騎手。リスグラシューはクビ差の2着に惜敗し、エジーラはゴール前で2頭に突き放されて2-1/2馬身差の3着、後方から直線で最内を通ったイーグルウェイが残り350mで開いた外に出して鋭く伸びて3/4馬身差の4着に入り、直線入口で不利があったヴァルトガイストが立て直すとイーグルウェイの内を伸びて1馬身差の5着。残り250mで外に切り返したパキスタンスターが一旦は4番手まで上がったもののゴール前で交わされてクビ差の6着、クロコスミアは直線で踏ん張れず10着でした。