2018 ロンジン 香港国際競走 現地取材レポート
パキスタンスター
2018.12.09
ポスト
香港ヴァーズの本馬場入場のパキスタンスターPakistan Starです。香アンソニー・クルーズAnthony Cruz師の管理する5歳騸馬で通算成績は19戦5勝です。昨年3月の香港ダービーHong Kong Derby では道中最後方から直線で馬群の間を鋭く伸びるとラッパードラゴンRapper Dragonに1-3/4馬身差の2着に入り、続くクイーンエリザベス2世カップQEII Cup (Group 1) では3番手の内から3コーナで中団まで下がりますが、直線で外に出して伸びを見せてネオリアリズムNeorealismにクビ差の2着となりました。6月のプレミアプレートPremier Plate (Group 3) ではスタート後200mでレースを止める悪癖を見せて大敗すると休養に入りました。今年2月の香港ゴールドカップHong Kong Gold Cup (Group 1) で復帰しタイムワープTime Warpの4着となると、3月にはマイル戦のチェアマンズトロフィーChairman's Trophy (Group 2) で離れた最後方から直線で大外を追い込んでビューティーオンリーBeauty Onlyの4着となり、クイーンエリザベス2世カップでは3番手の内から直線半ばで抜け出してゴールドマウントGold Mountに3馬身差を付けて優勝しました。続く香港チャンピオンズ&チャターカップChampions & Chater Cup (Group 1) も2番手から抜け出して優勝し、G1連勝としました。今シーズンはこれまで3戦未勝利で、前走のジョッキークラブカップJockey Club Cup (Group 2) は3番手から直線を向いたものの伸びはなく、直線半ばから流してイーグルウェイEagle Wayの8着に終わっています。鞍上は今年のクイーンエリザベス2世カップで優勝に導いたウィリアム・ビュイックWilliam Buick騎手です。