2023 香港国際競走 現地取材レポート
リムズコジオスコ
7日朝の調教中のリムズコジオスコLim's Kosciuszkoです。シンガポール調教の6歳騸馬で通算成績は22戦17勝、香港マイルに出走します。21年3月にデビュー戦を勝利し、スプリント戦で無敗の8連勝としますが、22年の4月に2着に敗退すると、続くクランジマイルKranji Mile (Group 3) では2番手から直線で先頭に並びかけたもののゴール前で失速してリムズライトニングLim's Lightningの10着と大敗しました。続くスチュワーズカップStewards' Cup(L Group 2) もゴール前でリリントレスRelentlessに3/4馬身差交わされての2着、シンガポールダービーSingapore Derby (L Group 1) では2番手から残り100mで抜け出すとリリントレスの追撃をアタマ差退けて優勝しました。8月のライオンシティカップLion City Cup (L Group 1) はキングアーサーKing Arthurに3/4馬身差を付けて勝利すると、その後1勝して挑んだのが昨年の香港スプリントHong Kong Sprint (Group 1) でしたが、好スタートからハナに立ったものの3コーナーで交わされるとウェリントンWellingtonの14着に終わりました。今年3月にはラッフルズカップRaffles Cup (L Group 1) 、5月のクランジマイルKranji Mile(L Group 1) とマイル戦を連勝し、ライオンシティカップも連覇すると、シンガポールトリプルクラウン競走となった9月のラッフルズカップも勝利しますが、1800m戦のクイーンエリザベス2世カップQueen Elizabeth II Cup (Group 1) では逃げたホンコングレートHongkong Greatに3コーナーで大きく引き離されると直線で猛追したもののクビ差届かずの2着でトリプルクラウンは逃しました。前走のシンガポールゴールドカップSingapore Gold Cup (L Group 1) では初の2000m戦で、3番手の内から残り300mで先頭に立ったもののすぐにドリームアライアンスDream Allianceに外から並びかけられ、激しい競り合いの末に短頭差で優勝しています。レースではダミアン・レーンDamian Lane騎手が同馬に初騎乗します。