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2024 香港国際競走 現地取材レポート

ロマンチックウォリアー

2024.12.08

 香港カップの本馬場入場のロマンチックウォリアーRomantic Warriorです。港チャップシン・シャムChap Shing Shum師の管理する6歳騸馬で通算成績は21戦16勝です。21年10月にハッピーヴァレーHappy Valley競馬場でのデビュー戦を勝利し、22年1月の香港クラシックマイルHong Kong Classic Mile でカリフォルニアスパングルCalifornia Spangleをゴール前で1/2馬身差交わして5連勝としました。続く香港クラシックカップHong Kong Classic Cup は中団馬群の外を進んだものの直線で伸びを欠いてカリフォルニアスパングルの4着となりますが、3月の香港ダービーHong Kong Derby では中団から直線でカリフォルニアスパングルと競り合うとアタマ差交わして優勝しました。4月のクイーンエリザベス2世カップQEII Cup (Group 1) は香港馬のみで行われトゥールビヨンダイヤモンドTourbillon Diamondに2馬身差で勝利しています。11月のジョッキークラブカップJockey Club Cup (Group 2) から始動してトゥールビヨンダイヤモンドに1-1/4馬身差で勝利すると、香港カップHong Kong Cup (Group 1) では5番手から直線半ばで突き放しダノンザキッドDanon the Kidに4-1/2馬身差をつけて優勝しました。昨年1月のスチュワーズカップStewards' Cup (Group 1) はゴールデンシックスティGolden Sixtyに1馬身差の2着、2月の香港ゴールドカップHong Kong Gold Cup (Group 1) もゴールデンシックスティにアタマ差の2着に敗退しますが、クイーンエリザベス2世カップでは3番手から抜け出してプログノーシスPrognosisに2馬身差をつけて優勝し、チャンピオンズ&チャターカップChampions & Chater Cup (Group 1) では逃げて突き放していたもののゴール前でロシアンエンペラーRussian Emperorの強襲に遭いクビ差の2着に敗れました。その後オーストラリアに転戦すると、フレミントンFlemington競馬場のターンブルSTurnbull Stakes (Group 1) は先行グループでレースを進めたもののゴールドトリップGold Tripの4着、続くムーニーヴァレーMoonee Valley競馬場のコックスプレートCox Plate (Group 1) では4番手から直線で外を伸びると内から抜け出したミスターブライトサイドMr Brightsideをゴール前で短頭差交わして優勝しました。帰国後の香港カップでは4番手からゴール前で後続に迫られたもののルクセンブルクLuxembourgを短頭差退けて連覇としました。今年は香港ゴールドカップを優勝し、クイーンエリザベス2世カップは中団から直線で外を伸びるとプログノーシスをクビ差抑えて勝利、6月には東京Tokyo競馬場の安田記念Yasuda Kinen (Grade 1) に遠征してナミュールNamurに1/2馬身差で優勝しました。前走はジョッキークラブカップで中団の内から直線半ばで抜け出すとカーインジェネレーションKa Ying Generationに4-1/4馬身差を付けて勝利しています。鞍上はジェームズ・マクドナルドJames McDonald騎手です。

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