JBIS-サーチ

国内最大級の競馬情報データベース

プロフィール
荘司典子さん フリーアナウンサー

フリーアナウンサー。グリーンチャンネル「中央競馬中継EAST」キャスターを担当。船橋競馬のfuna1ナビゲーターを務めるなど、中央競馬・地方競馬の垣根を越えて活躍中。

国内最大級の競馬情報データベース『JBIS-Search』が公開されて約1ヶ月。もうすでに、さまざまな使い方を発見された方も多いのではないでしょうか。 過去に遡って膨大なデータを扱っていることにより、競馬ファンもさることながら関係者にも大好評の『JBIS-Search』。

-第2回目の体験ゲストには、グリーンチャンネルキャスターとしてお馴染みの荘司典子さんをお招きし、新しく生まれ変わったJBIS-Searchの使い勝手を試していただきました。早速、お話を聞いてみましょう。

荘司:中央・地方の区別なく”日本全体の競馬“を把握したいと常々思っている私にとって、トップ画面のカレンダーは最高!全国の開催場をひと目で把握することができるので、とても便利ですね。

-と早くも気に入っていただけた様子。さて、荘司さんは何から検索を始めたのでしょうか?

荘司:まず、今月号のうまレターで、私が大好きなステイゴールドが特集されると聞いたので、嬉しくなって検索してみました。ものすごいデータ量に圧倒されたのですが、その中でも一番ビックリしたのは『月間産駒成績』。ステイゴールドの産駒が今月、どこの競馬場で何着だったかが速報ですべて網羅され、一覧で出てきました。地方競馬にいる産駒の動向も分かり感激しました!

-地方競馬といえば、荘司さんは昨年春から船橋競馬のfunalナビゲーターを務められていますよね。

荘司:そうなんですよ。早速、12月7日に行われたダートグレード『クイーン賞』についての調べものに使わせていただきました。川崎に移籍した白毛アイドル馬ユキチャンが出走して注目されたレースですが、調べものの途中で”これまでに白毛馬ってどれぐらいいたのだろう?“と思い立ち、馬情報検索の毛色欄『白毛』を選択して検索。すると、海外の繁殖牝馬やまだデビュー前の馬も含めて26頭が表示されました。そこで目に付いたのがカミノホワイトという馬。なんと父は75年のクラシック2冠馬カブラヤオー。”カブラヤオー産駒の白毛馬がいたんだ~“と、ちょっとしたミニ知識を得られてトクした気分になりました!

-荘司さんが関わっておられる船橋競馬のフリーペーパー『駿馬(しゅんめ)』の取材でも活用できそうですか?

荘司:先日、取材で上山から船橋に移籍してきた江川伸幸騎手にインタビューをする機会があり、その中で”新馬戦からずっと勝てなかった馬を7戦目でやっと勝たせることができたときの厩務員さんの涙が忘れられません。確か、レジェントハンターの弟だったと思うのですが…“というお話があり、その馬が何なのかずっと気になっていました。そこで、JBIS-Searchの馬情報検索欄に『レジェンドハンター』と入力して、牝系情報から辿っていったところ、それが『ワタリフクキタル』という馬だったことが判明。その初勝利を挙げたレースにもすぐに行き着きました。成績下のゴール前イメージ図を見ていると、江川騎手が話していた当時のレースが手に取るように感じられました。たったひとつのキーワードから、こんなに昔のレアな情報へ辿りつけるなんて信じられません!

ワタリフクキタル初勝利レース結果 ゴール前イメージ

-馬情報検索以外では、何を試されましたか?

荘司:架空血統表が実に楽しかったですね。先日引退し、種牡馬入りしたばかりのアジュディミツオーで、いち早く架空血統表を作ってみました。まずは、同厩舎出身で重賞ウイナー同士となるトーセンジョウオーとの配合を試してみると、Northern Dancerの4×5、Swapsの5×5という結果に。続いて現役馬で昨年の関東オークス馬ラヴェリータとの配合だとMr・Prospectorの4×5に。お~!どちらも走りそうじゃないですか!!夢が膨らみます(笑)。私の場合、あくまでゲーム感覚で楽しんだだけですが、これはきっと実際に配合を考える生産牧場や馬主の方にとって、すごく便利な機能なのでは…と感じました。

アジュディミツオー、トーセンジョウオー架空血統表

-最後に使ってみた感想をお聞かせください。

荘司:ひとつの調べものから枝葉のように広がっていき、途中から仕事なのか趣味なのか分からなくなってしまいました(笑)。どんどん深く入り込んで知識が得られるのは、本当に楽しいです。私たちキャスターの仕事は、こうして調べたことを引き出しにしまっておくと、いつか活用できる時がくるので助かります。そういう意味でも、とても魅力的なサイトでした!

荘司さん、ありがとうございました。これからもどんどん活用してくださいね。さて、次のゲストは何を発見してくれるのでしょうか、次回をお楽しみに!

トップへ