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北海道馬産地ファイターズ

村本浩平 北海道馬産地ファイターズ

第103回 『悪夢、再び』

 まずはこの記事を目にしたところで、もう、手遅れであることを最初に記しておきたい。

 8月26日と27日に札幌競馬場で行われるワールドオールスタージョッキーズ、あるいは27日に行われるキーンランドカップを観戦、もしくは愛馬の応援に行こうと思っている関係者の方々。まずはホテルの予約サイトなどで、その日の宿泊を検索して欲しい。クリックをした後で画面に表示された、「この検索条件に該当する空室が見つかりませんでした」との文字に愕然としたのではないだろうか。

 実は27日、札幌市内では北海道マラソンに加えて、三代目J Soul Brothersのライブが札幌ドームで行われる。昨年も1万7,000人のランナーを集めたように、北海道内で行われるマラソンとしては最も大きな規模である北海道マラソン。道内外からの参加者も多く、そのほとんどが前泊するために、大会前日の札幌市内のホテルは早々に満室になってしまう。

 その北海道マラソンの日程に合わせるかのように、26日と27日の両日にライブを行うことを発表したのが、三代目J Soul Brothers。昨年の12月24日と25日に予定されていたライブが、メンバーの交通事故で中止。振り替え公演の日程を探していたところ、札幌ドームに本拠地を置く北海道日本ハムファイターズや、コンサドーレ札幌の試合が組まれて無く、ステージの設営や撤収で充分な日数を確保できる週末がそこしか無かったという、いささか仕方の無い事情もある(しかも振り替え公演の日程は、昨年の12月末に発表されている)。

 三代目J Soul Brothersのライブは、両日共に3万人以上の集客が予想される上に、こちらも道内外からの遠征組が、かなりの数に上ることは想像に難くない。しかも27日のライブは15時開演ながら、場合によっては後泊をしていくファンも出てくるとなれば、日曜日のホテルも取りづらくなる可能性すらある。

 ここは競馬コラムの中で唯一、宿泊問題に前向きに取り組んできた「北海道馬産地ファイターズ」(第51回の『函館開催』と第57回『函館開催とGLAY』)としては、打開策を見いだすべく知恵を絞りたいところだが、今回ばかりは正直、お手上げである。というのも、北海道マラソンと競馬開催の日程が重なっていた昨年までなら、当日に宿泊サイトを更新していれば、ポロッとキャンセルが出てきたが、今年は同じようなことを考えている三代目J Soul Brothersファンもかなりの数がいるはず。ここ数年、ワールドオールスタージョッキーズへ取材に来ている某女性ライターも、「今年はほぼ宿泊を諦めました...」と早々に白旗を揚げていた。そんな某女性ライターに、このコラムの担当編集のIさんが、「札幌の高級ホテルのスイートルームが、1泊40万円で出ていたよ!」と親切に教えてあげると、「なら、野宿でいい!」と返されてしまった(現在はその部屋すら埋まっております)。

 ちなみに札幌市内からの通勤圏である小樽、江別、恵庭、千歳、岩見沢は6月5日の時点で空室無し。特急を使えば1時間ちょっとで札幌競馬場まで行ける苫小牧には空室のあるホテルも見つけられたが、それなら、すすきので朝まで飲んでいた方がいいという方も多いことだろう。

 幸いなことに、札幌市内にはカプセルホテル、マンガ喫茶、サウナを含めた仮眠や宿泊の出来るスーパー銭湯がそれなりの数はあり、とりあえず身体を横たわれればという方なら、そこに行くという手もある。まあ、同じことを考えていそうなマラソンやライブの参加者で、スペースの取り合いとなりそうな気もしてくるのだが...。

 既に札幌市内にホテルを確保された方も要注意である。三代目J Soul Brothersのライブは、札幌競馬場とほぼ正反対に位置する札幌ドームであり、交通渋滞などに巻き込まれることはほぼ皆無かと思うが、北海道マラソンでは市内の中心部だけでなく、南北を貫くように長時間にわたって交通規制が行われる。

 その場合の迂回路だが、場合によっては市内の遙か北、もしくは遙か南に回される可能性もあるだけに、タクシーを含めた車で移動をお考えの方は、交通規制情報をチェックされた上で、早めの移動をお願いしたい。

 今回ばかりは「ホテルムラモト」の稼働もやむなしか、と思っているのだが、既に宿泊予約を臭わせている知人からの連絡が入っているだけに、賢明な読者の方からの予約を受けるわけにはいかない(某女性ライター含む)。とりあえず、8月26日、27日における、ことの顛末はどうなるかは、実際にフィールドワークをして確かめてこようと思っている。