JBIS-サーチ

国内最大級の競馬情報データベース

プロフィール
村本浩平スポーツライター

1972北海道生まれ。
 札幌市在住。
大学在学中に「第1回Numberスポーツノンフィクション新人賞」を授賞。
大学卒業後は競走馬育成牧場に勤務。
生産・育成の現場への深い理解と知識を生かした執筆活動を行う。
現在は「優駿」「サラブレ」「競馬ブック」などの競馬雑誌に寄稿する他、競走馬のふるさと案内所のニュース記事等も担当。
エッセーのタイトルは造詣の深い「北海道日本ハムファイターズ」から。

最新記事一覧

  • 第195回 『研修会からの研修会 PARTⅣ』 2025.03.19

     胆振軽種馬農業協同組合事務局の高橋啓太氏は、優れたブレーンならぬ、ドラえもんでいうところの「出木杉君」的な存在なのだろう。  その高橋氏が司会者である、見た目はジャイアン、中身はのび太君である自分に対して、何から何までお膳立てをしてくれたのが、「来年度の種付シーズンに向けて~血統のプロたちによる最新種牡馬解説~」(日本軽種馬青年部連絡協議会主催)である。  会議に先駆けて幾度となくグループLINEでの情報交換や...

  • 第194回 『研修会からの研修会 PARTⅢ』 2025.02.18

     名司会者の影には、必ず優れたブレーンの存在がある。司会者からの機転の利くコメントは、答えが想定されていたかのような、台本が用意されている。また、滞りなく番組を進行できるのも、時間を操っているかのような、しっかりとした構成がされているからである。  最近は出役の仕事が増えてきた筆者であるが、それが何とかこなせているのは、「構成作家である自分(村本浩平)が、出演者の村本浩平に台本を読んでもらう」という準備をしてい...

  • 第193回 『研修会からの研修会 PARTⅡ』 2025.01.16

     担い手経営管理研修」の当日、事前の打ち合わせを含めた集合時間は15時ぐらいだったにもかかわらず、緊張もあってか、それよりも1時間半ほど早く会場に到着してしまった。  もちろん、会場には誰もいることがなく、そそくさと出直しを図ったわけだが、予定時間に再び会場へ戻ると、そこにはいかにも研修会ぽいレイアウトの机やいすが配置されていて、それを見た瞬間に「やれんのか俺?」という気持ちにもなった。  ただ、打ち合わせにお...

  • 第192回 『研修会からの研修会 PARTⅠ』 2024.12.18

     今年は仕事のシンクロニシティが続く年のようだ。  第188回から190回にかけての3回にわたり、今年の6月、三石地区と平取地区で相次いで行われた、1歳馬品評会(第188回~190回の1歳馬品評会PARTⅠ~Ⅲ)についての原稿を書かせてもらった。  それが、11月13日に開催された「担い手経営管理研修」では、公益社団法人日本軽種馬協会からパネラーとして声をかけていただいただけでなく、日本軽種馬青年部連絡協議会が主催する研修会では、...

  • 第191回 『まさかの冠 』 2024.11.18

       生まれて初めて、佐賀競馬場に行ってきた。  11月4日(振月)、佐賀競馬場ではJBC競走(JBCレディスクラシック、JBCスプリント、JBCクラシック)が開催される。その際、同日にJBC2歳優駿が行われる門別競馬場との、コラボキャンペーンが実施されることとなった。  その一環として佐賀競馬YouTubeチャンネルの「SAGAリベンジャーズ」に出演中のJRA元騎手の佐藤哲三さんと、タレントの藤江れいなさんが、8月27日(火)に門別競馬...

  • 第190回 『1歳馬品評会 PARTⅢ 』 2024.10.21

     日本一の漫才師を決める大会でもあるM-1グランプリ。準決勝を勝ち上がった9組の漫才師と、放送当日に敗者復活戦で選ばれた1組の漫才師が、ファーストラウンドで順番にネタを披露するのだが、出場順が1番手で優勝したのは、過去20回の大会において第1回の中川家と、第20回の令和ロマンの2組だけとなっている。  そのM-1グランプリの決勝3組と同じく、金賞、銀賞、銅賞の上位3頭しか選出できない平取町軽種馬振興会が主催する1歳馬品...

  • 第189回 『1歳馬品評会 PARTⅡ』 2024.09.18

     「いい馬」に対する概念を掴めないまま臨んだ、三石地区の軽種馬1歳馬育成管理品評会。しかも、審査員(兼取材者)としての参加となったことで、必ず「いい馬」を選抜しなければいけない。  三石地区の1歳馬品評会は、まずJAみついしに関係者が集合。そこから審査員を乗せたバスが牧場に移動していく形で行われた。  そのバスに同乗していたのが、JRA日高育成牧場の浮島理場長や、JBBA日本軽種馬協会静内種馬場の遊佐繁基場長といった...

  • 第188回 『1歳馬品評会』 2024.08.22

     偶然が重なることを「シンクロニシティ」と呼ぶらしい。  4月中旬、平取町軽種馬生産振興会の船越伸也会長から、「6月17日に品評会を開催する予定です。審査員を依頼したいと思っているのですが、その日の予定はどうですか?」とのMessageが届いた。すると4月下旬には三石軽種馬生産振興会の平野謙二会長からも、「三石地区の軽種馬1歳馬育成管理品評会を6月3日に予定しています。もし良かったら審査員をやりませんか?」とのショート...

  • 第187回 『お父さんのこと』 2024.07.18

     田中哲実さんが5月13日に亡くなった。田中さんは岩手競馬史上最強馬とも称された、トウケイニセイの生産者であり、そして、生まれ故郷である浦河に根付きながら、ライターとカメラマンを兼任していた。  哲実さんは亡くなった当日も自宅で朝食と昼食を食べ終え、仕事へと出かけていった妻の綾恵さんを見送ったという。ただ、夕方に体調の悪化を綾恵さんに電話で伝えると、救急車が着いた頃には意識も混濁としており、搬送先の浦河の病院で68...

  • 第186回 『キャッチコピー』 2024.06.18

     馬産地ライターが、コピーライターになってみた。  毎年、ホッカイドウ競馬で開催されているスタリオンシリーズの「スタリオンシリーズ競走種牡馬名鑑」を書かせてもらっている筆者ではあるが、発注先の代理店から、「今年、所属騎手のポスターを制作するのですが、もしよろしければキャッチコピーを考えていただければと思いまして…」と言われた。実はと言うか、名前を出してない仕事の中では、こうしたキャッチコピーや見出しを頼まれるこ...

トップへ