北海道馬産地ファイターズ
2025年の記事一覧
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第197回 『七戸種馬場の種牡馬展示会 PART Ⅱ』 2025.05.19
今年の3月1日に七戸種馬場で開催された種牡馬展示会。この時期この場所では16年ぶりの開催となったのだが、展示会が開始される1時間も前から、会場には多くの来場者が詰めかけていた。 その来場者のお目当てとなっていたのが、現役時からの人気の高さに加えて、昨年の12月に「ウマ娘プリティーダービー」に実装されてから、更に注目を集めることとなったウインバリアシオンである。 今回の種牡馬展示会に際しては、事前に一般来場...
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第196回 『七戸種馬場の種牡馬展示会 PART Ⅰ』 2025.04.21
「3月1日に青森へ行きませんか?」と自分に話しかけてきたのは、フリーアナウンサーの小木曽なつ美さんだった。生産関係者の方なら、北海道市場の馬名読み上げで幾度となく、その美声を聞いたことがあるはずに違いない。 この日はビッグレッドファームで種牡馬展示会が行われていたが、スタッフの種牡馬説明や周りの喧騒を飛び越えて、その美声と「青森」との単語は、自分の頭の中へ一気に突き刺さってきた。 北海道の最南端(松前町...
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第195回 『研修会からの研修会 PARTⅣ』 2025.03.19
胆振軽種馬農業協同組合事務局の高橋啓太氏は、優れたブレーンならぬ、ドラえもんでいうところの「出木杉君」的な存在なのだろう。 その高橋氏が司会者である、見た目はジャイアン、中身はのび太君である自分に対して、何から何までお膳立てをしてくれたのが、「来年度の種付シーズンに向けて~血統のプロたちによる最新種牡馬解説~」(日本軽種馬青年部連絡協議会主催)である。 会議に先駆けて幾度となくグループLINEでの情報交換や...
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第194回 『研修会からの研修会 PARTⅢ』 2025.02.18
名司会者の影には、必ず優れたブレーンの存在がある。司会者からの機転の利くコメントは、答えが想定されていたかのような、台本が用意されている。また、滞りなく番組を進行できるのも、時間を操っているかのような、しっかりとした構成がされているからである。 最近は出役の仕事が増えてきた筆者であるが、それが何とかこなせているのは、「構成作家である自分(村本浩平)が、出演者の村本浩平に台本を読んでもらう」という準備をしてい...
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第193回 『研修会からの研修会 PARTⅡ』 2025.01.16
担い手経営管理研修」の当日、事前の打ち合わせを含めた集合時間は15時ぐらいだったにもかかわらず、緊張もあってか、それよりも1時間半ほど早く会場に到着してしまった。 もちろん、会場には誰もいることがなく、そそくさと出直しを図ったわけだが、予定時間に再び会場へ戻ると、そこにはいかにも研修会ぽいレイアウトの机やいすが配置されていて、それを見た瞬間に「やれんのか俺?」という気持ちにもなった。 ただ、打ち合わせにお...