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第22回 62点でした

2010.10.25
 8月29日,大井競馬場で「大井競馬検定」が行われた。60分で100問。応募された満20歳以上の競馬ファン約300名の方が受験した。
 漢字検定,数学検定など検定ブームの昨今。中央でも同じくサンケイグループ主催の「馬検」が行われているが,ついに大井にもやってきたか,といった感じだ。もちろん,この手の検定ものが嫌いじゃない筆者も挑戦してみた。さすがに曲がりなりにも現役記者が参戦しちゃまずいだろう(負けた場合も含め)ということで,本番ではなく,問題と解答公開後にダウンロードしてやってみた。

 これがまた意外に難しい。参加しなくて良かった(笑)。結論から言うと100問中正解62点であった。受験者の最高点が73点,平均46.6点であったから,まあまあといったところだが,「大井競馬場のキャラクターうまたせや,戸崎騎手の血液型なんか知らねぇよ」というような問題も。でもなぜか的場文男騎手は乙女座のA型であることは知っていたりする。やってみて,自分の知識と興味の方向性(偏り)を知ることができた。

 最初はレース編20問。アラブの競走は距離設定など。古いものほど正解で,新しいものほど間違っていた。1985年の東京記念2着馬テツノカチドキが背負っていた斤量60.5キロは知っているのに,1400m唯一の重賞東京スプリング盃(昨年度新設)を間違っていたり。一緒に挑戦してみた編集部馬柱担当のH氏(39歳)も当然のように好成績だった。逆に20代のI君,S君(ともに26歳)は古い問題に苦戦していた。

 続いて歴史編。これはある意味「知っていて当たり前」のはずだったが,いやいや早くも脳の記憶を司る部分がやばくなってきているようだ。イナリワンのデビュー戦の鞍上だとか,白毛馬の初勝利だとか,レースに関わる部分は完璧だが,初めて広域発売されたレースや,大井競馬中継が開始された年は,ほぼ失念していた。

 ショックだったのは,最も新しくできた場外を選ぶ問題。オフト大郷の開場は行ってたのに......。

 もっとやばいのは広報編である。番組と広報は仕事で最も関わる部署であるし,特に広報関係は自分の職掌である。「TCKカードのポイント」,知らん。「ワン・ツーホース予想」,知らん。「ファンタスティックモニュメントのテーマ」,知らん。「2008年のTCKスローガン」,記憶にない。やばい。

 「アメリカンデー」でライブイベントパフォーマンスをしていたビルは目の前で観ていたし,「ワールドビア」の幻のビールも飲んでるんですけど,パフォーマンスに拍手して,ビール飲んで,忘れちゃいました(苦笑)

 記録編はまあそれなりに。最高配当の出目や金額,リーディング関係,騎手や馬の重賞勝ち,レコードタイムなど。これは仕事にも絡む部分が多いので,何とかしのぐことができた。前述の血液型もこの分野の問題。なんで記録編なのかよく分かりませんでしたが,例年5~6月に配布される騎手名鑑は,かなり大事な資料のようです。

 最後は場内設備編。これはまあ日ごろ場内をぶらぶらしている成果はありましたが,先日社員総会のために自ら予約しにいったダイアモンドターン絡みの問題は,見事に軒並み外しました。ごめんなさい。今度ちゃんと見てきます。ハイセイコー像の建立も,序幕の時最前列でカメラ構えていたのに,すっかり忘れているという。かがり火が焚かれて,太鼓の演奏があって,で何年の何月だったっけ?みたいな。

 問題を解きながら,「ああ,この時現場にいたなぁ」って事は思い出すのですが,まあ,あんまり偉そうなことは言えないですね。
ちなみに39歳H君は私と同点の62点。26歳コンビは社員のI君が46点,バイトS君が44点と平均を下回る結果に。若者2人の解答をみると,我々とは逆に古い時期の問題に苦戦していたようです。一応,基本的な問題は外してはいなかったので,まあヨシとしましょうか。

 問題と解答は大井競馬場のホームページ(http://www.tokyocitykeiba.com/news/news.php?id=1940)でダウンロードできます。

 若干,原稿内でネタバレしてしまいましたが,興味のある方は是非お試し下さい。
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