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第173回 女性の選択肢の変化~食の大切さ~

2024.08.22

 暑い時期が続きますね。


 小学5年生の息子の夏休みも始まり、やることが多い日々に…。


 これは世のお母さん方の悩みの1つだと思うのですが、朝・昼・夜の献立&食事作りは、そこそこ大変。


 しかもそれに伴い、買い物はもちろんのこと、洗い物に追われ、キッチンに立つ時間が増えます。しかしながら、自分自身のことも含め、食は健全の源。


 単に骨や血という体の面だけではなく、腸内細菌も変わり、それが思考力や様々なことへ影響を及ぼすように思えます。


 特にそれを感じたのが、子供ができてから。意外と登校拒否となる子供の最初の理由は学校給食にあり、それを紐解いていくと、家庭の様々な事情から、毎食、コンビニ弁当や外食、カップ麺などのインスタントを中心に過ごしてきた子が、給食を受け付けず、学校へ行きたくないと足が遠のいていました。


 これが、私のまわりだけでも4人。


 とは言え、今の世の中は核家族が主流となり、共働きもあたりまえの状況に。


 私もできることならば、外食中心の生活でありたいと願うものの、体調面や肌、そして息子のことも考えると、できるだけ作るように努めていますし、基本となる塩・砂糖・油においては、天日塩・キビやテンサイの砂糖・グレープシードやオリーブオイルなどを取り入れ、野菜とタンパク質中心を心がけています。日々の小さなことですが、この小さな積み重ねこそが、馬作りにおいても何においても大事なのかもしれませんね。


 さて話は変わり、先月、藤田菜七子騎手の結婚が発表され、祝福の声が多く聞こえました。と、同時に今後も騎手を続けるとのことで、これまで大事にしてきたキャリアを失わない形で結婚という形と祝福に、嬉しくまた時代の変化を感じました。


 確実に一昔前であれば、「結婚か?仕事か?」のどちらかを選択しなければならない空気感が存在していましたし、若くしての結婚においては、男女問わず、「今はその時ではないだろう」という意見も聞こえていました。


 それが、自分自身の選択によって歩め、尊重される状況へと変化しており、競馬の世界も発展しているように感じましたし、男女関係なく、自然体に日々の生活を過ごせることが、キャリアの持続性という意味でも、1番の要因な気がします。


 そして自分自身の選択と言えば、小牧太騎手も、再び園田競馬へと戻り、騎手生活をリスタート。


 実は半年以上前に、今の私のような職種への転職も視野に入れていたようで、連絡をもらっていた経緯も。よって、再度、地方競馬の免許試験を受け、園田に戻ると知った時には、驚き以上に、小牧さん自身が、日々の調教も含めて、楽しいと思える騎手像が、今の栗東トレセン社会では叶いにくのかな…と感じ、そこを考えた上で、園田の騎手として競馬に戻られることを選んだように思えました。


 これは少し、美浦から栗東へと拠点を移した横山典弘騎手にも通ずるものがあるように思えます。


 と言うのも、これはあくまでも私の個人的な見解ですが、トレセンでの在厩期間が長かった時代、馬の変化を日々の調教で感じ考えながら歩む、あの時間とレースでの変化にこそ面白みや喜びを感じるように思えるのです。


 だからこそ、今回の小牧騎手の選択は、純真で仕事人という印象を改めて感じるものでした。皆さんは、どうお感じになりますか?


 それでは皆さん、また来月お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。

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