JBIS-サーチ

国内最大級の競馬情報データベース

2024年の記事一覧

  • 第172回 ダノンデサイル陣営に見るプロフェッショナル~限りある時間での変化と成長~ 2024.07.18

     2024年の上半期の競馬も終わりましたが、今年は、厩舎&騎手共にG1初制覇も見られ、悲願のG1制覇に涙する姿や陣営の抱き合う姿に、レース後に受ける感動も多くあったように思います。  またその一方で、ベテランの采配と技に大きなインパクトを受けたのが、日本ダービーでの横山典弘騎手でした。  皐月賞を取り消した上での日本ダービー制覇。通常という言葉が正しいのかどうか分かりませんが、これまでの感覚からいうと、このローテで...

  • 第171回 女性の社会進出~騎手時代の反省をふまえて 2024.06.18

     早6月。  2024年も半分が終わろうとしていますね。「年をとると1年が早い」と言われますが、年々、スピードが増している感覚。特に今年は、お酒の席のお呼ばれやコンサート、お祭りに参加させてもらうなど、ありがたいことに様々な業種の方に声をかけていただける機会に恵まれ、仕事にプライベートにバタバタで、気づけば1日、いや1週間、1か月が終わっている月も。  30年前、病みに病んで、1人、騎手の女子寮の部屋で涙を流しなが...

  • 第170回 昭和世代が感じる令和の時代~○○○にもほどがある~ 2024.05.21

       クラシック戦線も始まり、このコラムが掲載される頃には、東京競馬5週連続G1も始まり、盛り上がりを見せている頃なのでしょう。  桜花賞は国枝厩舎、皐月賞は友道厩舎と、終わってみれば、さすが牝馬の国枝、牡馬の友道と感じさせる結果に。  特に国枝厩舎と言えば、アパパネにアーモンドアイと、3冠牝馬を2頭も輩出。  気性の難しいといわれる牝馬を3冠レース全てに出走させることだけでも容易でなく、しかも3冠のうちの...

  • 第169回 メンタル重視の武士沢新教官~子育て・スポーツ理論~ 2024.04.18

     早4月。  世間は入学シーズンとなりますが、競馬の世界は一足先に新規騎手のデビュー&調教師の開業がなされ、新たなスタートを切るとともに、反対に長年の職種にピリオドを打ち引退をされる方、また新しい職業へと転身される方も存在します。  騎手の世界で言えば、競馬学校時代の1つ下の期となる武士沢騎手が引退し、この4月から競馬学校の教官になるとのこと。  教官としての今後に向け、「現役生活で安心して騎手をできた時期...

  • 第168回 人生半世紀の節目の前に~お酒、税金、保険、理解することで認識変わる~ 2024.03.19

     今月で49歳。  同級生たちは50歳ですから、生まれて半世紀ということになります。  人生の折り返し地点も過ぎたことに加え、まわりで移住し始める同世代や、計画をされている方も存在し、私もそろそろ余生をどう過ごすか?漠然とではありますが、考え始めています。もともと子供の頃から両親に、「職業と結婚は自分で選びなさい」と言われ育ってきたこともあり、幼少期時代から、どうやって生計を立てていくか?ばかりを考えていた私。 ...

  • 第167回 ターフ・言葉の魔術師たち~思い出される志摩直人さんと競馬中継~ 2024.02.16

     昨年でコロナ禍もおさまりを見せ、日常が戻ってきた中で、新しい年の幕開けとなった2024。  新たな年のスタートに、これまで以上に心機一転の気持ちも強まり、災いの少ない1年となることを願った方も少なくないと思います。そのような中、石川県能登地方を中心とした大地震が元旦に起こり、多くの命が失われ、今もなお行方不明の方や日常が戻らない状況…。  あまりにも無情すぎる1年の始まりに、未だに心が重くなります。祈ることしか...

  • 第166回 「ブリーダーズ・ロマン」の解説文を書いて~島田さんから頂いた自信を今年に~ 2024.01.18

     明けまして、おめでとうございます。  今年も1年、この場を通してお目にかかります。どうぞ、よろしくお願いいたします。 さて皆さまにとっての2023年は、どのような年となりましたか?  そして昨年を踏まえて今年はどのような年にしたいとお考えでしょうか?  とはいえ、考えたところで思うようにもいかないですし、歳を重ねる毎に物事はなるようにしかならないと思うようにも…。  特に私のような仕事は、お声がけあってこそ...

      トップへ