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2020年の記事一覧

  • 第129回 アーモンドアイのGⅠ・8勝と涙 ~騎手としても人としても魅力が増していくルメール騎手~ 2020.12.16

     2020年は、本当に様々なことが起こりましたね。コロナ当初は、とにかく全身で恐怖を感じ、我慢を強いられての生活から始まりましたが、それが徐々に共存という形で対策をしながらの日々に。 競馬も無観客競馬を中心に、様々な対策をしながらの開催となりましたが、そのような中で成し遂げられた牡馬・牝馬無敗の3冠馬誕生やアーモンドアイの8冠達成と、偉業の年に。それだけに、心に残るレースがいくつかあったことと思います。 私は、史上初...

  • 第128回 JBC20周年に際して ~気がつけば私もホースコラボレーター20年~ 2020.11.20

     今年はJBC競走が創設されて20年。先月、JBCの歩みを振り返るイベントが都内で行われ、その模様がYouTube配信されました。 司会の矢野吉彦さんに、「2001年は細江さんが騎手を引退した年でもあるので、ホースコラボレーターとして競馬を伝える側となって同じ年月ですね」とお声をかけられたのですが、自分自身の中で20年の月日が経っていることに気づかず、本当に驚きでした。 騎手引退直後は、馬の世界から離れ、高校卒業時に戻ったつもりで語学...

  • 第127回 「ライド・ライク・ア・ガール」 ~騎手や馬を題材にした数々の名画に想うこと~ 2020.10.16

     「ライド・ライク・ア・ガール」もう皆さんは、ご覧になられましたか? 第156回メルボルンカップを制した女性騎手ミシェル・ペインの物語。 実は数か月前、京都馬主協会の会報誌「心ゆたかに」を担当される大橋さんから、次回は馬を題材とした映画を特集することになり、この映画の感想を是非ともホソエさんに書いてもらいたいとの依頼を受けました。 日本では7月から公開されていますが、第156回メルボルンカップと言えば、日本馬フェイムゲ...

  • 第126回 こういう状況下だからこそ良心を失わずに ~秋競馬を迎えるにあたっての春競馬~ 2020.09.17

     無観客のまま終わりを告げようとしている夏競馬。そして、このコラムが皆さまのお目に触れる頃には秋の音も聞こえ始めているのでしょう。  年明け以降、様々な面で生活が変わり、またコロナが長期化となったことで人々の意識にも、かなり変化がうまれている様子。 そしてその最中に起こった栗東での厩舎の火災には、本当に胸が痛みました。またコロナの影響からか、乗車する電車が人身事故により遅延となることが多く、その中の1回は新幹線乗...

  • 第125回 年輪を重ねるような生き方を ~まずは気持ちの切り替え方を身に付けて~ 2020.08.19

     気づけば、早45歳。 たぶん、人生の折り返し地点は既に曲がっている年齢なのでしょう。 でも、ずうずうしくも気持ちはなぜか30代後半で止まっている感覚に近く、つい先日も、同級生のママ友が、「20代の半ばの頃、職場の40代半ばの上司を凄く大人に思えていたけど...。いや大人というより、おじさん・おばさんという感じでみていたのに、いざ自分が同じ年齢になってみると、30代半ばから後半の感覚で意識が止まっていて...」と、不思議と同じこ...

  • 第124回 少しずつ平穏に ~競馬好きが集まるコミュニティーの場をオープン~ 2020.07.17

     今後、またどうなるのか?分かりませんが、少しだけコロナによる制限が緩和されたことで、今年から小学生となった息子も、ようやく登校。 黄色の帽子を被り、背中にランドセルをしょって歩く姿が可愛くて可愛くて...。 また小学校でのクラスメートは、全員新たな出会いの子ばかりとあって、数日間は一言も会話をせずに過ごしていたようで、その分、クラスメート各々の性格や行動を観察していた様子。よって帰宅後に話すことは、クラスの中でも、...

  • 第123回 変化を要求された時間の中で 〜コロナウイルスから人類への手紙〜 2020.06.18

    「コロナウイルスから人類への手紙」をご存じですか? なぜ、コロナウイルスが生まれ、全世界に猛威を振る形となったのか?その内容が書かれた文。その一部分を紹介すると、「地球は叫びました。でもあなたは耳を傾けなかった。私はあなたの目を覚ますために生まれたのです。汚染した水、戦争、貪欲さ。あなたは地球の声よりiPhoneを持つことが大事だった。だから私は世界の軌道を止めました。今、ベニスの水は透明になり、空は澄みきった青空に。...

  • 第122回 新型コロナウイルスへの危機感 ~中止となったドバイの舞台裏では~ 2020.05.21

     新型コロナウイルスは終息するどころか、猛威をふるっている様子...。 諸外国での死者数は増え続け、入国規制や国境封鎖、外出禁止令の措置をとる国や地域もでてきている状況。 また競馬もヨーロッパ、中東、ニュージーランド、オーストラリアの一部やシンガポールと続々と中止となる中、日本は競馬が行われている状況ですが、このコラムが掲載される頃にはどうなっているのでしょうか...? それ以上に、国そのものがどうなっているのか? と...

  • 第121回 新型コロナウイルスの競馬界への影響に思う ~武豊騎手から発せられるコメントの力~ 2020.04.17

     このコラムが掲載される頃、新型コロナウイルスはどうなっているのでしょうか...? そして経済は...? 競馬も無観客が続き、静けさの中での開催が行われていますが、景色や歓声の違いはもちろんのこと、3階席のパドックブースに入ると、パドックを周回する馬たちの蹄の音や、隣の部屋のパドック実況も聞こえ、普段とは違う音が耳に入ってきます。またある騎手によっては、「普段はいれ込む馬がいれ込まず、それもあって勝利できた気がする」と...

  • 第120回 グローバル化社会の脆さ ~環境を変えてみたミルコ・デムーロ騎手に学ぶ~ 2020.03.18

     このコラムが掲載される頃、新型コロナウイルスはどうなっているのでしょう? いろいろなことが進化し、グローバル化社会となったことで一気に感染が拡大する状況だけに、今後どのように終息していくのか?ワクチンは?本当に範囲が広いだけに、想像ができない状況のようにも...。 便利な世の中になった一方で、今回のことでは改めて人の脆さも感じますし、今後さらに防疫の問題に関しては、いろいろと起こりそうな気も...。 そしてまた世界各...

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