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プロフィール
小山内完友日刊競馬記者

1969年 青森県生まれ 競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。

最新記事一覧

  • 第54回『地方競馬のサンデー』 2013.06.12

     サンデーサンレンス(USA)と言えば、もはや説明の必要もないだろう。種牡馬としてリーディングサイアー13回など、数々の記録を更新している。 またステイゴールドなどその産駒も種牡馬として活躍している。つい最近、ある新聞が再び「マル父」表記を付け始めたが、特に「サンデー系」があまりにも多すぎて、ほとんどの馬に「マル父」マークが付いていて、見ていてうるさく感じるレースも多々あるぐらいだ。 サンデー産駒は我々地方競馬の担当者...

  • 第53回 『娯楽の殿堂』 2013.05.15

     山梨県甲斐市に、全国で初となる公営4競技(競馬、競輪、ボートレース、オートレース)を発売する複合型場外発売施設が誕生した。 4月15日、川崎競馬の場外発売所『ジョイホース双葉』がオープン。このジョイホース双葉は、2003年12月7日に開設された既存の競輪場外『サテライト双葉』(主に立川競輪を中心に全国の競走を発売)に併設されたもの。サテライト双葉には、2008年3月27日にモーターボート競走を発売する『ミニボートピア双葉』(...

  • 第52回『次のセンターは誰だ』 2013.04.11

     3月2日の中山競馬第3レース。大井競馬から中央競馬に移籍した戸崎圭太騎手が、オメガインベガスに騎乗し1着。移籍後3戦目で初勝利を挙げた。そして、今年デビューの騎手1番乗りとなった。一応新人騎手ではあるが、ご存知の通り地方競馬の騎手として今年で16年目。既にJRAのGⅠも制している。 戸崎騎手は1998年に大井競馬場でデビュー。ミヤサンヤシマで初騎乗、初勝利を挙げている。2005年のトゥインクルレディー賞をコウエイソフィアで...

  • 第51回『迫る払戻率70%』 2013.03.11

     2月1日、名古屋競馬の経営改革委員会が行われた。まだ委員会の議事録がアップされていないが、新聞の報道によると「2014年度から払戻率を現行の75%から70%へ下げれば黒字化する」との試算がまとまったとのこと。またそれにより、競馬存続の方向に流れが傾いたとも。 名古屋競馬は1949年(昭和24年)に開設され、ピークの1974年には735億円、また地方競馬全体のピークとなる1991年も608億円の売り上げを得て、17億円もの単年度黒字を達成して...

  • 第50回『タイトルは重要です』 2013.02.13

     年度代表馬等、各賞受賞馬、受賞者の選定と発表の季節がやってきた。 今年も全国公営競馬専門紙協会推薦でNARグランプリ2012選考委員の末席に名を連ねさせていただいた。 毎年のことではあるが、発表直後は嫌なものだ。ファンの方からはともかく、業界内からも様々なご意見を頂戴することが多いからだ。競馬場に現れるや否や、皆さんニコニコしながら近づいて、そしてご意見を仰るのである。尤もなご意見もあれば、規定上どうにもならないご...

  • 第49回『外れ馬券は経費だ』 2013.01.07

     「外れ馬券を経費に認めて欲しい」。この願いは、我々馬券ファンの悲願である。かの井崎脩五郎さんは、我々が学生だった頃からそう主張しているが、未だ実現していない。そして今、画期的な裁判が行われている。 11月30日、大阪に住む会社員の男性が競馬で得た所得を申告せず、所得税法違反の罪で在宅起訴されたニュース。記事によると、この男性は市販の競馬予想ソフトに独自の計算式を入力して、2004年頃からインターネット投票を利用し、中央...

  • 第48回『第12回JBC』 2012.12.14

     11月5日、川崎競馬場で第12回のJBCが行われた。JBCマイル(スプリント)を夜に、JBCクラシックを翌日の昼に行った6年前と異なり、今回は1日にレディスクラシック、スプリント、クラシックのJBC3競走(とアンダーカードの地方交流ローレル賞)を行うスケジュール。 とりあえずレースを振り返る。今年で2回目となるJBCレディスクラシックは、1番人気のミラクルレジェンドが快勝した。サクラサクラサクラがレースを引っ張り、...

  • 第47回『地方競馬IPATはじまる』 2012.11.14

     本来ならば、10月2日の白山大賞典をメインに金沢競馬で華々しく開始されるはずだった地方競馬IPAT。しかし、台風17号の影響により9月30日に行われるはずだった4回阪神9日目が中止され、10月1日に代替競馬となってしまったために、払い戻し等の処理が1日押すことに。併売されるはずだった大井競馬、門別競馬もろとも、発売中止の憂き目に遭ってしまった。 キャンペーン行脚や、「IPAT発売」にまつわるレース名などが、そういった事情で急遽...

  • 第46回『ゆとり世代?』 2012.10.10

     昨年は震災の影響で取り止めた採用試験を、2年振りに行った。今年の新卒世代は1990年生まれ、学習指導要領に「ゆとり教育」が盛り込まれた、いわゆる「ゆとり世代」である。 小学校~中学校の途中から「ゆとり教育」を受けた世代は既に世に出ていて、弊社にも在籍しているが、実際のところよく「ゆとり社員」などと言われているような事はない。怒っても大丈夫だし、会社に来なくなるようなこともない。競馬専門紙は極めて趣味性の高い仕事では...

  • 第45回『黒潮盃』 2012.09.11

     お盆開催真っ只中の8月15日、大井競馬場で3歳の地方競馬全国交流第46回黒潮盃(1800m)が行われた。 フルゲート16頭。南関東からは東京プリンセス賞と関東オークス(JpnⅡ)を勝っている2冠馬アスカリーブルを中心に、東京ダービー4着馬のダイヤモンドダンス、羽田盃3着のジャルディーノ等が出走。他地区からは笠松のトーセンオウジ、そして、佐賀の九州ダービー栄城賞を制したエスワンプリンスが出走してきた。 レースは船橋のディーオが...

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