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第170回 昭和世代が感じる令和の時代~○○○にもほどがある~

2024.05.21

 

 クラシック戦線も始まり、このコラムが掲載される頃には、東京競馬5週連続G1も始まり、盛り上がりを見せている頃なのでしょう。


 桜花賞は国枝厩舎、皐月賞は友道厩舎と、終わってみれば、さすが牝馬の国枝、牡馬の友道と感じさせる結果に。


 特に国枝厩舎と言えば、アパパネにアーモンドアイと、3冠牝馬を2頭も輩出。


 気性の難しいといわれる牝馬を3冠レース全てに出走させることだけでも容易でなく、しかも3冠のうちの2つは関西での競馬とあって、関東馬という点においても凄さを感じます。


 今の時代においては、関東馬による、競馬にあわせて早めの栗東入厩&調整も珍しくなくなりましたが、国枝厩舎と言えば、アパパネの時代に既に栗東滞在をしており、その中で培ったノウハウも大きな糧となっているように思えます。


 またアーモンドアイの競馬当日を振り返ると、3歳で挑んだジャパンカップの際の競馬当日は、担当者のみの単独作業ではなく、従業員の多くが一連の流れの中でサポート。


 後日、話を伺うと、レースの当日、厩舎スタッフの半分が競馬場に駆け付け、事細かに、援護をされていたのです。


 その背景からも、1人の経験を1人で終わらせることなく、共有しあい、皆の知識として継承されていることが伺えますし、何よりも、スタッフ同士の仲の良さが居心地の良さとなり、馬房や洗い場など、厩舎内でリラックスできる環境となっているのが感じ取れます。


 まさに、そういった1日1日の在り方が、馬を育てる上で非常に重要だと取材を通し感じました。


 しかしながらその一方で、自分自身の子育てを振り返ると、我が子の前でも構わずに、夫に一方的に感情をぶつけ喧嘩をしてきたことも度々…。


 馬から様々なことを感じ、学びながらも、実践できない自分が恥ずかしく、後悔している今日この頃です。


 さて話は変わり、最近のSNSや報道について思うことを書きたいと思います。


 世の中、コンプラ・コンプラと言われ、様々な面において、歪な方向へと動きだしている印象を受けます。


 お笑いや食、旅の番組内において以前は、口にせずとも、言葉として書かなくても、当然のことだと理解しているから、あえて公にしなかったことの明記。


 例えばグルメ番組においては、「この後、スタッフで全て美味しく頂きました」


 温泉番組では、「許可のもと、水着&タオルの着用をしています」と。


 またこれは競馬の世界にも共通することなのですが、センシティブな面においては、全体の状況を把握した上で、心の奥底で願い思っているからこそ言葉に発することが容易ではなかった感情が多く聞こえ始めているように思えます。


 そして何よりも懸念されるのが、その文言を発することが絶対的に正しいとされ、そうしなければならない風潮や、そうでない人を攻撃する空気が生まれること。皆さんは、どうお感じになられますか?


 それでは皆さん、また来月、お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。

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