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第162回 何を体内に入れるか、何を食べるか~疲れにくい体、運動機能の向上、思考や気持ちの安定のために~

2023.09.21

 ただいま、夏競馬ど真ん中。


 小倉も開幕をし、札幌と新潟との3場開催が始まりましたが、私は毎週末、新潟へと足を運び、その週中も金沢競馬や門別競馬、そして大阪での競馬番組収録など、全国、あちらこちらの地にお邪魔しております。


 とにかく今年の夏は異常な暑さ。各競馬場を訪れる度に、年々、最新のミストが導入されており、主催者側の暑熱対策に対する思いや尽力の大きさが伝わってきます。


 私自身も、依頼して頂いた仕事に穴をあけない為にも、自分なりに、この夏の対策としては、今まで以上に食に気を配りながら過ごしています。


 例えば、基本的な部分で言えば、塩や砂糖、オイルにお味噌。塩においては天日干しのものを使い、砂糖はキビやてんさい、オイルもグレープシードやオリーヴオイルを使用し、味噌においては天日干しの塩を使用しての熟成発酵ものを購入。そう極力、化学的なものが含まれないものにしています。


 そして最近、知ったのですが、ワインにおいては自然酵母の発酵によるナチュールワインを選択。100%は難しいながらも、加工食品は極力体内には入れず、食べる順序においても、タンパク質と野菜類を取り入れた後に、炭水化物を摂取しているのですが、こうした配慮により、以前よりも体重の変動が少なくなり、疲れにくい体、空腹を感じない脳に変化している気がします。


 この間、仕事で池添謙一騎手に会った際、今年に入ってからフードマイスターの資格を取ったと話しており、食を学んだことで、口に入れるものへの意識が変化したと話していましたが、運動機能のみならず、思考においても食との繋がりは非常に大きく、ある研究者が自らの体を使って2週間、加工食品を摂取したら、体重の増加、集中力の低下、そして何よりも大きな変化は気持ちが塞ぎ込んだとのこと。


 この思考は結局のところ、腸内細菌による影響が大きいとも言われ、よって人は何を食べるかが本当に重要なのだと考えさせられます。


 実はこの夏、腸内環境を整えたいとの思いから、韓国料理店を営む韓国人ママに伝統的な水キムチを作ってもらい、2週間、朝にスープとお野菜を頂いたのですが、腸の働きはもちろん、肌トラブルもなく、そして毎晩、浴びるようにお酒を呑んでも二日酔いなく過ごせる状況に。


 また思考がよくなったこともあるのか?馬券の調子もすこぶるよく、7週連続の的中や、12レース中10レース的中する日も。


 この背景には、夏の間に読んだ「食欲人」や「運動脳」などの本の影響もありますが、騎手時代にもう少しこういったことを理解していたらよかったのに…と思うことばかり。


 とにかく間違いだらけの減量やダイエットを繰り返していた過去が思い起こされます。


 無知は損だと再認識するとともに、結局のところ、自分の体と心を労わってあげられるのは、自分自身であり、その1つとして何を体内に入れるか?は本当に重要。


 皆さんは、どうお考えになられますか?ちなみに余談ではありますが、池添騎手は、GⅠレース騎乗の前日夜は、必ずかつ丼を食べるそうです。


 それでは皆さん、また来月、お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。

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