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馬ミシュラン

小山内完友 馬ミシュラン

第129回 『UMAJO求む!?』

 日刊競馬のような社員100人未満の、いわゆる中小企業ではさほど珍しい事ではないのだが、筆者は人事・採用も兼任している。もうかれこれ10年以上。3年前に一緒にやっていた先輩が病気で休職してからは、筆者ひとりしかいないけど一応チーフ格?である。

 例年、本号発売時期からようやくスタートする我が社の採用活動だが、今年は世間に合わせて5月スタート(それでも遅い)。諸事情でそういう事になったのだが、やはり春シーズンは本業が忙しく、準備が遅々として進まず。それでも新聞、ホームページで日程を発表してしまったからにはやるしかないからやるのだが、新聞作って、現場行って、主催者との各種交渉事をやりつつの採用活動は、さすがに辛かった。

 それはさておき、基本的にいい人材を選びたければ、多くの方と接触するのが一番の方法。最近は希望の人材をマッチングしてくれる就職情報業者もある。我が社のように採用して数名、欲しい人材がいなければゼロ採用も上等!というスタンスだと一見使いやすいのだが、特に就職媒体を使わなくても、競馬新聞記者を志望する若者がとりあえず呼べば集まるような万年買い手市場状態だと、さほど予算をかけなくてもなんとかなってきただけに、ひとり成約でウン十万円では、楽だけどちょっと考えてしまう。

 ひとり体制になってから困っているのが応募書類の管理。履歴書やいわゆるエントリーシートなど、書類の管理が電子化出来れば楽なのは明らかで、事務処理の簡略化目当てに就職媒体を使いたい希望は持っているのだが、我が社経営陣は業界でも有数の倹約家だけに、数年前に百数十万円の見積書をそっと差し出してみたものの、それっきり返事はない(笑)

 1度会社説明会の申し込みだけWebフォーム化してみたが、毎週日曜日の夕方になると馬券で負けたと思われる輩が、大量のいたずら申し込みをしてきてかえって面倒になったので、以降は応募者の本気度を測るというか、本当に新聞記者になりたいと思っている方だけが来ればいいと思い、定員制の電話申し込みという、クラシックな方法に戻している。そうでもしないと、通常業務と並行してやっていると死んでしまう。

 就職情報会社の営業さんとよくお話する(営業されている)のだが、今年は女性、特に女子大の内々定率が高く、内々定が出される時期も早いらしい。一説にはどこの企業も使い減りせず長持ちする男性が欲しいのが本音も、そもそも少子化により新卒学生さんの数が少ない。これまでは若干劣っても男性を採用してきたが、どうも塩梅がよろしくないということで、優秀な女性を積極的に採用する方向に傾いているのだという。

 我が社はどうかというと、実感が全くない。なぜなら、女性の応募自体がないからだ。調べてみると最近10年では2010年と2013年にそれぞれ1名ずつしか応募がなかった。その時なぜ採用しなかったのかは明らかには出来ないが、当時は印刷部などにも女性社員がいて、今ほど男女比率は深刻ではなかったと思う。

 採用に際して男女の差別は全くしていないし、現在編集2名、トラックマン1名、総務1名の女性社員がバリバリ活躍している。しかし現在の社員の構成は75:4という、圧倒的な「男性会社」である。

 中央編集部は3名の女性記者が在籍しているからまだいい。地方編集部はかれこれ20年以上、男性オンリーである。色々と問題があって、まず牝馬重賞の開催日に各紙女性記者による予想検討会が行われると、我が社だけ除外される。それは仕方ない、いないし。また部内の会話に品がない(笑)。さすがにパンツ一丁(に近い状態)で原稿を書くような人はもういないけど。そしてなによりも、新聞に我々とは違う視点が欲しい。

 編集に限らず社内構成比的に女性を増やしたいが、そもそも母数0というのが、直近の悩みなのである。恐らく男性社会のイメージなのだろう。

 今年の採用活動はほぼ終了。春に中途採用で男性1名、夏に新卒採用で男性1名、そして現在業務系の採用で男性1件進行中だが、本号がお手元に届くころには決まっていると思われる。

 就職情報会社は早くも来年の営業をスタート。我が社の課題は引き続き来年も。まずは応募を増やしたいが、どうすればいいのかさっぱり分からない。ホームページのアクセスも圧倒的に男性が多く、さしずめ「男による男のための専門紙」だ。

 まずはターゲティング。競馬場のUMAJOスポットに求人出させてくれないかな(笑)