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プロフィール
小山内完友日刊競馬記者

1969年 青森県生まれ 競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。

最新記事一覧

  • 第147回 『スター誕生』 2021.03.25

     1月27日、川崎競馬場で第70回川崎記念(JpnⅠ)が行われた。単勝4番人気、張田昂騎手が騎乗したカジノフォンテン(船橋・山下貴之厩舎)がマイペースの逃げに持ち込み、最後の直線でも独走。2着オメガパフュームに3馬身の差を付け、人馬ともにJpnⅠ初勝利を飾った。 前走の東京大賞典(GⅠ)でも好位から早めに抜け出したが、ゴール寸前オメガパフュームの底力に屈してクビ差2着。「根性が足りなかった」と悔しさを滲ませていた。 それから1...

  • 第146回 『優秀馬選定委員会』 2021.02.25

     1月7日、地方競馬全国協会本部に於いてNARグランプリ2020優秀馬選定委員会が開催された。 優秀馬選定委員の任期は2年。今回も全国公営競馬専門紙協会からの推薦で、立派な辞令をいただき、2年間務めることとなった。 我々専門紙協会に与えられた2票。基本的には各委員に任せられてはいるが、この大切な2票を有意義なものとするために、毎年各地の記者にご意見を伺う機会を設けているのだが、時節柄今季は会合を自粛し、委員に任された。 ...

  • 第145回 『負けに不思議の負けなし』 2021.01.25

     「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」。故野村克也氏の座右の銘として有名だが、肥前平戸藩第9代藩主松浦清が、隠居後に松浦静山の名で執筆した剣術書『剣談』の中に書かれた一節である。 一般的には「勝つ時は様々な外的要因で運よく勝つこともあるが、負ける時は負ける理由がある」というように捉えられているが、『剣談』には「道にしたがい、道をまもれば、勇ましさがなくても必ず勝ち、道にそむけば必ず負ける」というよう...

  • 第144回 『興奮、感動の共有』 2020.12.28

     レースごとに売上状況を聞いてはいたが、結果のリリースを貰って正直驚いた。大井・門別両競馬場の1日の売上の合計100億8,854万1,950円!2場開催とはいえ、ついに地方競馬で行われたJBCで大台到達だ。 大井で行われたJBCクラシックが29億9,179万1,200円(前年比166.4%)、JBCスプリントが20億4,712万9,900円(同125.9%)、JBCレディスクラシックが12億9,654万9,200円(同114.6%)。JBC3競走合計で63億3,547万300円。門別で行われたJBC2歳...

  • 第143回『JBC20周年』 2020.11.25

     11月3日、20回目となるJBC競走が行われる。今年と来年の2年は、門別競馬場で2歳のカテゴリー「JBC2歳優駿(JpnⅢ)」が新設、同日に行われ、20周年に華を添える。 JBCは地方競馬、そして我々専門紙にとっても、期待が大きい反面、やること全て初めてということが多く、特に最初の数年は前例のない事だらけだった。 20年前、なにしろ第1回ですべて手探り。1日にGⅠ競走2レース、1日10レース制で全レースにレース名が付いた。協賛...

  • 第142回 『在宅環境の充実を』 2020.10.26

     少しずつですが、競馬場や場外発売所の入場が再開し、それにともない新聞の販売も再開となりました。コロナ以前の売上にはまだまだ全然全く届きませんが、それでもいきなり全開というわけにもいかないでしょうし、まずは復活への第一歩、と前向きにとらえて日々過ごしております。 さて、無観客競馬の期間中は在宅投票のパワーばかり注目されていましたが、それを支えていたのはレース映像の提供でしょう。特に中央競馬は「グリーンチャンネル中...

  • 第141回 『無観客競馬6』 2020.09.25

     先日、ある現場で、フリーで活躍されている方々とお話する機会があった。無観客競馬により取材規制となってから、まったく競馬場に行っていないという。この仕事をしてからこれほど競馬場に行かなかったことはない、と仰っていた。 持続化給付金を貰えた方、貰えなかった方、家庭を持っている方、独身の方等々、経済的な状況は人それぞれだけに何とも言えないが、何よりも精神的なダメージが大きいように感じられた。どの方も「早く競馬場に行き...

  • 第140回 『無観客競馬5』 2020.08.25

     そろそろ無観客競馬ネタも飽きてきたので。 7月8日(水)、大井競馬場で3歳ダートのチャンピオン決定戦、第22回ジャパンダートダービー(JpnⅠ)が行われた。 13頭立てで行われたこのレース。勝ったのは6番人気のダノンファラオだった。ゲートが開いて、外から4番人気のダイメイコリーダがハナに。その直後をマークするようにダノンファラオが、そしてその内に単勝1.1倍の1番人気カフェファラオ(USA)と、外からミヤジコクオウ、さらにフ...

  • 第139回 『無観客競馬4』 2020.07.27

     いろいろありすぎて、いったい何から書けばいいのか迷うところだが、まずは6月19日の船橋競馬5日目より、千葉県成田市の場外発売所「エフケイバ成田」が発売を再開した。 無観客競馬により場外発売所での発売が中止されたのが2月27日からだから、非開催日も含め実に113日ぶりの場外発売である。また、翌週の6月22日からは、山形地区(ニュートラックかみのやま等3か所)、南関東地区(エフケイバ成田)、北海道地区(16か所)、愛知地区(サ...

  • 第138回 『無観客競馬3』 2020.06.25

     2月27日から始まった「無観客競馬」もこの号が出る頃には3か月となる。「生でレースを観たい!」というファンのイライラはそろそろマックスに到達しそうで、ネットも大分荒れてきた。 我々業者は競馬場には入れるが、入ればカンヅメで、場内の飲食店は休業中、グルメイベントもないから、食料は持ち込み。もうそろそろ場内グルメの味が恋しく感じる今日この頃だ。 この中間、4月11日(土)〜21日(火)の間に、大井競馬場本馬場の砂の入れ替...

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