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プロフィール
小山内完友日刊競馬記者

1969年 青森県生まれ 競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。

最新記事一覧

  • 第137回 『無観客競馬2』 2020.05.25

     2月27日より始まった「無観客競馬」。当初は現場の取材も変わりなく、今思えば緩い感じだったが、南関東で言えば3月10日から始まった船橋開催は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、事務所への立ち入り禁止、騎手、調教師への囲み取材禁止、移動できるエリア限定と、規制が強化された。 実際のところは、カメラマン、フリーの取材記者に対する規制強化で、関地協発行の取材章(通称年パス)を交付されている専門紙、日刊紙の記者はこれま...

  • 第136回 『無観客競馬』 2020.04.27

     2月26日、昼下がりの大井競馬場。フジノウェーブ記念の取材でいつものように競馬場へ来たのだが、どうも事務所内の様子が慌ただしい。 知り合いの職員を捕まえて聞くと、どうやら全国の主催者の職員が集まり、何やら会議をしているらしい。前日に政府より「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」が発表されたばかりだから、おおよそ会議の内容は想像がついた。おそらく「中止」か「無観客」かだろうと。 まもなくメインのフジノウェーブ記...

  • 第135回 『ミシェル狂想曲』 2020.03.26

     「ミカエル・ミシェル騎手が南関東で短期免許を取得するらしいよ」という噂を聞いたのが、記憶が定かならば昨年末。媒体に掲載されたのが12月31日の日刊スポーツネット版。 ミカエル・ミシェル騎手と言えば、2019年のワールドオールスタージョッキーズに出場し、第3戦でスワーヴアラミスに騎乗し、勝利を挙げたこと。シリーズ3位タイの成績を挙げたことぐらいは知っていたし、11月頃に翌年JRAの騎手免許試験の受験を希望している、という記事が...

  • 第134回 『優秀馬選定委員会』 2020.02.26

     1月15日、NARグランプリ2019の優秀馬が発表された。年度代表馬には、浦和JBCスプリント(JpnⅠ)を制したブルドッグボスが選定された。地方競馬3頭目の「JBC制覇」であり、地方競馬の年度代表馬に相応しい結果であった。 と、今年は書き出しを少し変えてみたが、発表の前週、都内某所にて優秀馬選定委員会が開催され、今年も選定委員の末席に加えさせて頂いた。 2019年のダートグレードレース戦線は、地方馬の活躍が目立った。2歳部門は3競走...

  • 第133回 『強い馬づくり』 2020.01.27

     2019年で39回目を迎えたジャパンカップ。ついに外国馬の参戦が「ゼロ」となってしまった。 「世界に通用する強い馬づくり」を掲げ、1981年に国際招待競走として創設され、アメリカ3頭、カナダ3頭、インド1頭、トルコ1頭(来日後故障し出走出来なかった)が参戦。迎え撃つ日本勢は、天皇賞(秋)1~3着馬ホウヨウボーイ、モンテプリンス、ゴールドスペンサーなど、古馬のトップクラスが参戦。当時世界でも屈指の1着賞金6,500万円だったが、...

  • 第132回 『浦和JBC』 2019.12.26

     「この日、今まで見たことのない浦和になる」のキャッチコピー通り、1日の総売上58億3,151万1,430円(トリプル馬単含む)と大盛況に終わった浦和JBC開催。2016年川崎開催の48億7,402万2,850円を超える地方競馬レコード。当日は無料入場ということもあり、総入場者数2万9,191人と、こちらも大いに賑わった。 これだけの結果をおさめた要因は、おそらくは「ファンの興味を惹いた」からだったのではないか。南関東4場の大トリとなる初開催。初...

  • 第131回 『熱しやすく冷めやすい』 2019.11.26

     秋のGⅠシーズン突入である。9月29日のスプリンターズステークスを皮切りに、年末12月28日のホープフルステークスまで、毎年恒例の楽しくもあり、(金銭的に)苦しくもある、3か月間の始まりである。 昨年は台風24号の影響で、本場入場2万4,336人(前年比65.1%)と大きく減らし、売上も126億850万3,700円(前年比100.8%)と横ばいだったこともあるが、今年は本場入場3万4,347人(前年比141.1%)、売上も130億2,513万100円で前年比103.3%ア...

  • 第130回 『引退馬の危機』 2019.10.25

     このところ残念なニュースが続いている。 新聞記事によると9月15日朝、日高町のヴェルサイユファーム㈱に繋養されているタイキシャトル(USA)のたてがみが切られているのを、同牧場の従業員が発見。門別署に届け出され、同署は器物損壊事件として捜査している、という。 さらにローズキングダムのたてがみも切られていることが判明。同牧場は当面見学禁止を決定したというもの。 引退馬を所有するNPO法人の引退馬協会と牧場はインターネット...

  • 第129回 『UMAJO求む!?』 2019.09.25

     日刊競馬のような社員100人未満の、いわゆる中小企業ではさほど珍しい事ではないのだが、筆者は人事・採用も兼任している。もうかれこれ10年以上。3年前に一緒にやっていた先輩が病気で休職してからは、筆者ひとりしかいないけど一応チーフ格?である。 例年、本号発売時期からようやくスタートする我が社の採用活動だが、今年は世間に合わせて5月スタート(それでも遅い)。諸事情でそういう事になったのだが、やはり春シーズンは本業が忙しく...

  • 第128回 『降級制度廃止の余波』 2019.08.26

     今年の夏番組から、JRAの降級制度が廃止された。さすがにJBBA NEWSを購読されている層に降級制度についての説明は不要と思われるので割愛する。これが競馬雑誌や競馬サイトの原稿だと「そもそも降級制度とは」から始まらなくてはならないので、本題のスペースが減る。 本件が最初に表に出たのが2016年11月末のスポーツ報知のコラム。その間に様々な妄想や噂がどんどん膨らみまくった。1600万の上にもうひとつクラスが創設されるとか、早々に見...

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