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プロフィール
小山内完友日刊競馬記者

1969年 青森県生まれ 競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。

最新記事一覧

  • 第134回 『優秀馬選定委員会』 2020.02.26

     1月15日、NARグランプリ2019の優秀馬が発表された。年度代表馬には、浦和JBCスプリント(JpnⅠ)を制したブルドッグボスが選定された。地方競馬3頭目の「JBC制覇」であり、地方競馬の年度代表馬に相応しい結果であった。 と、今年は書き出しを少し変えてみたが、発表の前週、都内某所にて優秀馬選定委員会が開催され、今年も選定委員の末席に加えさせて頂いた。 2019年のダートグレードレース戦線は、地方馬の活躍が目立った。2歳部門は3競走...

  • 第133回 『強い馬づくり』 2020.01.27

     2019年で39回目を迎えたジャパンカップ。ついに外国馬の参戦が「ゼロ」となってしまった。 「世界に通用する強い馬づくり」を掲げ、1981年に国際招待競走として創設され、アメリカ3頭、カナダ3頭、インド1頭、トルコ1頭(来日後故障し出走出来なかった)が参戦。迎え撃つ日本勢は、天皇賞(秋)1~3着馬ホウヨウボーイ、モンテプリンス、ゴールドスペンサーなど、古馬のトップクラスが参戦。当時世界でも屈指の1着賞金6,500万円だったが、...

  • 第132回 『浦和JBC』 2019.12.26

     「この日、今まで見たことのない浦和になる」のキャッチコピー通り、1日の総売上58億3,151万1,430円(トリプル馬単含む)と大盛況に終わった浦和JBC開催。2016年川崎開催の48億7,402万2,850円を超える地方競馬レコード。当日は無料入場ということもあり、総入場者数2万9,191人と、こちらも大いに賑わった。 これだけの結果をおさめた要因は、おそらくは「ファンの興味を惹いた」からだったのではないか。南関東4場の大トリとなる初開催。初...

  • 第131回 『熱しやすく冷めやすい』 2019.11.26

     秋のGⅠシーズン突入である。9月29日のスプリンターズステークスを皮切りに、年末12月28日のホープフルステークスまで、毎年恒例の楽しくもあり、(金銭的に)苦しくもある、3か月間の始まりである。 昨年は台風24号の影響で、本場入場2万4,336人(前年比65.1%)と大きく減らし、売上も126億850万3,700円(前年比100.8%)と横ばいだったこともあるが、今年は本場入場3万4,347人(前年比141.1%)、売上も130億2,513万100円で前年比103.3%ア...

  • 第130回 『引退馬の危機』 2019.10.25

     このところ残念なニュースが続いている。 新聞記事によると9月15日朝、日高町のヴェルサイユファーム㈱に繋養されているタイキシャトル(USA)のたてがみが切られているのを、同牧場の従業員が発見。門別署に届け出され、同署は器物損壊事件として捜査している、という。 さらにローズキングダムのたてがみも切られていることが判明。同牧場は当面見学禁止を決定したというもの。 引退馬を所有するNPO法人の引退馬協会と牧場はインターネット...

  • 第129回 『UMAJO求む!?』 2019.09.25

     日刊競馬のような社員100人未満の、いわゆる中小企業ではさほど珍しい事ではないのだが、筆者は人事・採用も兼任している。もうかれこれ10年以上。3年前に一緒にやっていた先輩が病気で休職してからは、筆者ひとりしかいないけど一応チーフ格?である。 例年、本号発売時期からようやくスタートする我が社の採用活動だが、今年は世間に合わせて5月スタート(それでも遅い)。諸事情でそういう事になったのだが、やはり春シーズンは本業が忙しく...

  • 第128回 『降級制度廃止の余波』 2019.08.26

     今年の夏番組から、JRAの降級制度が廃止された。さすがにJBBA NEWSを購読されている層に降級制度についての説明は不要と思われるので割愛する。これが競馬雑誌や競馬サイトの原稿だと「そもそも降級制度とは」から始まらなくてはならないので、本題のスペースが減る。 本件が最初に表に出たのが2016年11月末のスポーツ報知のコラム。その間に様々な妄想や噂がどんどん膨らみまくった。1600万の上にもうひとつクラスが創設されるとか、早々に見...

  • 第127回 『ダービーの季節』 2019.07.26

     5~6月と言えば競馬の世界はダービーの季節。筆者にとっては実に久々の日本ダービー観戦なのであった。 毎年ダービー当日は子供の剣道の地区ブロック大会が必ずあって、審判とか監督に駆り出されていたが、進学して別な種目に転向してくれたのでその用事もなくなった。例年は閉会式の時間がダービーの発走時間で、屋外に退避しつつスマホかカーナビのテレビでレース観戦という、スポーツを通した青少年の健全育成とは程遠いおっさんだったが、...

  • 第126回 『ぶっつけ本番』 2019.06.27

     4月24日、大井競馬場で南関東牡馬クラシック第1冠の第64回羽田盃が行われた。 レースは1枠1番12番人気のトーセンボルガが枠を主張しハナへ、連れて2番のカジノフォンテン、3番のサクセッサーと、スタートしてから1コーナーまでの距離が短い大井1800mらしい出だし。 1~2コーナーを回って向正面に入ると、ウィンターフェル、ステッペンウルフら人気馬が先行勢の直後で圧力を強め、前半5ハロンは62秒0のハイペースとなる。 1番人気...

  • 第125回 『3日前投票始まる』 2019.05.27

     今年度から大井競馬の3日前投票が始まった。これまでも2場開催(ダブル開催)で3日前投票は行われていたが、今年度から、大井競馬は全日3日前に出馬が発表されることになる。 3日前に出馬確定することのメリットは数多くあるが、一番は時間的余裕だ。出馬投票時間の締め切りは概ね10時だが、そこから抽選もれや騎乗調整、読み合わせなどがある。毎週大体同じ時間に発表されるJRAと異なり、南関東の場合は大井、川崎で12時から遅くても12時3...

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