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プロフィール
小山内完友日刊競馬記者

1969年 青森県生まれ 競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。

最新記事一覧

  • 第140回 『無観客競馬5』 2020.08.25

     そろそろ無観客競馬ネタも飽きてきたので。 7月8日(水)、大井競馬場で3歳ダートのチャンピオン決定戦、第22回ジャパンダートダービー(JpnⅠ)が行われた。 13頭立てで行われたこのレース。勝ったのは6番人気のダノンファラオだった。ゲートが開いて、外から4番人気のダイメイコリーダがハナに。その直後をマークするようにダノンファラオが、そしてその内に単勝1.1倍の1番人気カフェファラオ(USA)と、外からミヤジコクオウ、さらにフ...

  • 第139回 『無観客競馬4』 2020.07.27

     いろいろありすぎて、いったい何から書けばいいのか迷うところだが、まずは6月19日の船橋競馬5日目より、千葉県成田市の場外発売所「エフケイバ成田」が発売を再開した。 無観客競馬により場外発売所での発売が中止されたのが2月27日からだから、非開催日も含め実に113日ぶりの場外発売である。また、翌週の6月22日からは、山形地区(ニュートラックかみのやま等3か所)、南関東地区(エフケイバ成田)、北海道地区(16か所)、愛知地区(サ...

  • 第138回 『無観客競馬3』 2020.06.25

     2月27日から始まった「無観客競馬」もこの号が出る頃には3か月となる。「生でレースを観たい!」というファンのイライラはそろそろマックスに到達しそうで、ネットも大分荒れてきた。 我々業者は競馬場には入れるが、入ればカンヅメで、場内の飲食店は休業中、グルメイベントもないから、食料は持ち込み。もうそろそろ場内グルメの味が恋しく感じる今日この頃だ。 この中間、4月11日(土)〜21日(火)の間に、大井競馬場本馬場の砂の入れ替...

  • 第137回 『無観客競馬2』 2020.05.25

     2月27日より始まった「無観客競馬」。当初は現場の取材も変わりなく、今思えば緩い感じだったが、南関東で言えば3月10日から始まった船橋開催は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、事務所への立ち入り禁止、騎手、調教師への囲み取材禁止、移動できるエリア限定と、規制が強化された。 実際のところは、カメラマン、フリーの取材記者に対する規制強化で、関地協発行の取材章(通称年パス)を交付されている専門紙、日刊紙の記者はこれま...

  • 第136回 『無観客競馬』 2020.04.27

     2月26日、昼下がりの大井競馬場。フジノウェーブ記念の取材でいつものように競馬場へ来たのだが、どうも事務所内の様子が慌ただしい。 知り合いの職員を捕まえて聞くと、どうやら全国の主催者の職員が集まり、何やら会議をしているらしい。前日に政府より「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」が発表されたばかりだから、おおよそ会議の内容は想像がついた。おそらく「中止」か「無観客」かだろうと。 まもなくメインのフジノウェーブ記...

  • 第135回 『ミシェル狂想曲』 2020.03.26

     「ミカエル・ミシェル騎手が南関東で短期免許を取得するらしいよ」という噂を聞いたのが、記憶が定かならば昨年末。媒体に掲載されたのが12月31日の日刊スポーツネット版。 ミカエル・ミシェル騎手と言えば、2019年のワールドオールスタージョッキーズに出場し、第3戦でスワーヴアラミスに騎乗し、勝利を挙げたこと。シリーズ3位タイの成績を挙げたことぐらいは知っていたし、11月頃に翌年JRAの騎手免許試験の受験を希望している、という記事が...

  • 第134回 『優秀馬選定委員会』 2020.02.26

     1月15日、NARグランプリ2019の優秀馬が発表された。年度代表馬には、浦和JBCスプリント(JpnⅠ)を制したブルドッグボスが選定された。地方競馬3頭目の「JBC制覇」であり、地方競馬の年度代表馬に相応しい結果であった。 と、今年は書き出しを少し変えてみたが、発表の前週、都内某所にて優秀馬選定委員会が開催され、今年も選定委員の末席に加えさせて頂いた。 2019年のダートグレードレース戦線は、地方馬の活躍が目立った。2歳部門は3競走...

  • 第133回 『強い馬づくり』 2020.01.27

     2019年で39回目を迎えたジャパンカップ。ついに外国馬の参戦が「ゼロ」となってしまった。 「世界に通用する強い馬づくり」を掲げ、1981年に国際招待競走として創設され、アメリカ3頭、カナダ3頭、インド1頭、トルコ1頭(来日後故障し出走出来なかった)が参戦。迎え撃つ日本勢は、天皇賞(秋)1~3着馬ホウヨウボーイ、モンテプリンス、ゴールドスペンサーなど、古馬のトップクラスが参戦。当時世界でも屈指の1着賞金6,500万円だったが、...

  • 第132回 『浦和JBC』 2019.12.26

     「この日、今まで見たことのない浦和になる」のキャッチコピー通り、1日の総売上58億3,151万1,430円(トリプル馬単含む)と大盛況に終わった浦和JBC開催。2016年川崎開催の48億7,402万2,850円を超える地方競馬レコード。当日は無料入場ということもあり、総入場者数2万9,191人と、こちらも大いに賑わった。 これだけの結果をおさめた要因は、おそらくは「ファンの興味を惹いた」からだったのではないか。南関東4場の大トリとなる初開催。初...

  • 第131回 『熱しやすく冷めやすい』 2019.11.26

     秋のGⅠシーズン突入である。9月29日のスプリンターズステークスを皮切りに、年末12月28日のホープフルステークスまで、毎年恒例の楽しくもあり、(金銭的に)苦しくもある、3か月間の始まりである。 昨年は台風24号の影響で、本場入場2万4,336人(前年比65.1%)と大きく減らし、売上も126億850万3,700円(前年比100.8%)と横ばいだったこともあるが、今年は本場入場3万4,347人(前年比141.1%)、売上も130億2,513万100円で前年比103.3%ア...

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