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プロフィール
小山内完友日刊競馬記者

1969年 青森県生まれ 競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。

最新記事一覧

  • 第124回 『夕刊便』 2019.04.24

     2月上旬、1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)の競馬新聞前日(金曜、土曜の午後)配送地域が縮小された。実は1月に北関東4県(茨城県、栃木県、群馬県、山梨県)の配送地域が大幅に縮小されたばかりだった。 それによって北関東の多くの地域で競馬新聞が前日に届かなくなっていて、それに追い打ちをかける格好だ。  新聞の配送便には朝刊を配送する朝刊便(午前2時~6時ぐらい)と、夕刊や競馬新聞、夕刊娯楽紙を配送する夕刊...

  • 第123回 『お問い合わせ』 2019.03.25

     競馬新聞社の編集部には読者様から問い合わせの電話がよく掛かってくる。電話番号は確か番号案内には公開していないはずなのだが、どこで調べたのか掛かってくる。 問い合わせ内容は新聞の発売場所から新聞の読み方、ネット新聞関係の疑問質問とサポート、さらには「今日はどこの開催だっけ?」から「ナントカ競馬場の第○レースの結果を教えてくれ」など、内容は様々である。概ねベテランファンからの問い合わせが多く、若いファンからの問い合わ...

  • 第122回 『NARグランプリ 2018』 2019.02.25

     1月16日、「NAR GRANDPRIX2018」の各優秀馬が発表された。一昨年より委員の任期が2年になり、今年が更新年だった。人材豊富な専門紙協会だが、交通費等経費の安さを買われ?今年も選考委員の末席に加えさせて頂いた。 今年の選定委員会は1月10日、地方競馬全国協会に於いて行われた。我々専門紙協会推薦の2名は、委員会の前日、東京に集まり各地の意見を聞く会議?宴会?を開催している。内容はほぼほぼ新年会なのだが、各地各紙の現役編集長...

  • 第121回 『カレンダーの季節』 2019.01.21

     さて質問です。みなさんの周りにカレンダーは何部飾ってありますか? 本誌の読者層であれば、毎年何本ものカレンダーを貰っていると思われる。競馬の主催者関係、農協関係、各種生産関連団体、飼料、資材、機械、保険、金融関係まで、様々な団体や企業がカレンダーを制作し、配布している。 さらに自社制作のカレンダーであったり、同業他社のカレンダーであったり、場合によってはファンの方が制作してくれたカレンダーだったり。 筆者も毎年...

  • 第120回 『平成最後のJBC』 2018.12.25

     11月4日、17回目のJBCが行われた。今回の開催地は京都競馬場。JBC初となる中央競馬主催のレースとして行われた。 JBCは2001年に創設され、これまで地方競馬の競馬場の持ち回りで開催されてきた。京都での開催が決まった時は当然のようにファンの間で賛否両論の声があった。 そもそも、JBCのホームページにある「JBCの意義」にはJBCの創設について「(以下抜粋)その生産者の危機感は主に地方競馬に向けられています。多くの...

  • 第119回 『消費税増税』 2018.11.26

     これまで2回延期された消費税10%への引き上げが、いよいよ来年10月に行われるらしい。今年と同じ日程と仮定すれば、せりならオータムセールから、新聞なら毎日王冠や京都大賞典の開催あたりから10%になるはず。もっとも馬や新聞だけでなく、あらゆるモノやサービスに課せられるだけに、その影響は軽視できない。 世間一般は駆け込み需要で9月の売上が一時的に上がりそうだが、競馬専門紙は「生モノ」なので買いだめするわけにもいかないから...

  • 第118回 『今は亡き先輩からの指令』 2018.10.25

     7月の上旬だったか、ある会社から1本の電話があった。電話を受けた編集部の若手Y君は「田所さん宛に電話なのですが...」と、ちょっと戸惑ったような表情で、なぜか筆者に振ってきた。 Y君が戸惑うのも無理はない。編集部の先輩、田所直喜は、病気により昨年の1月に亡くなっているのだから。 急に振られたこちらも困るのだが、とりあえずどういう用件なのか聞くために、受けた。声の主はSさんという若い男性。都内のあるシステムコンサルティ...

  • 第117回 『夏の偉業』 2018.09.25

     8月12日、大井競馬第5レースを的場文男騎手騎乗が1番人気のシルヴェーヌで勝ち、佐々木竹見元騎手が持つ地方競馬通算7,151勝を超える、7,152勝を達成。勝利数の日本新記録を樹立した。1973年のデビューから45年、61歳での記録更新である。 「佐賀、浦和とファンの皆様には大変お待たせして申し訳ありませんでした。1勝するのがこんなに苦しいとは思わなかったです。でも大井で達成できて本当に良かった」と的場騎手。 ファンに向けてひと言...

  • 第116回 『マトメーター』 2018.08.24

     「マトメーター」というのを聞いたことがあるだろうか。正式名称「MATO-METER」という、的場文男騎手の地方競馬通算7,000勝までのカウントダウンを大井競馬場の正門前に掲示していたものである。 元々は2004年に当時シアトルマリナーズに所属していたイチロー選手が、ジョージ・シスラー選手の持つメジャー年間最多安打記録の257本(1920年達成)の記録を84年ぶりに更新しそうになったとき。熱烈なファンであるエイミー・フランツさんがイチロー...

  • 第115回 『ダービーシリーズ』 2018.07.25

     今年も毎年恒例のダービーシリーズが、現在行われている。「現在行われている」と書いたのは、実は本稿執筆時点で、まだ北海優駿(ダービー)が終わっていないからである。 一昨年までは「ダービーWEEK」と称して、(ほぼ)1週間に6つの「ダービー」が行われていたのだが、昨年、金沢の石川ダービーと、高知の高知優駿が加わり、期間も5月27日から6月20日まで、4週間にわたり行われるようになったため、装いも新たに「ダービーシリーズ」と...

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