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プロフィール
小山内完友日刊競馬記者

1969年 青森県生まれ 競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。

最新記事一覧

  • 第121回 『カレンダーの季節』 2019.01.21

     さて質問です。みなさんの周りにカレンダーは何部飾ってありますか? 本誌の読者層であれば、毎年何本ものカレンダーを貰っていると思われる。競馬の主催者関係、農協関係、各種生産関連団体、飼料、資材、機械、保険、金融関係まで、様々な団体や企業がカレンダーを制作し、配布している。 さらに自社制作のカレンダーであったり、同業他社のカレンダーであったり、場合によってはファンの方が制作してくれたカレンダーだったり。 筆者も毎年...

  • 第120回 『平成最後のJBC』 2018.12.25

     11月4日、17回目のJBCが行われた。今回の開催地は京都競馬場。JBC初となる中央競馬主催のレースとして行われた。 JBCは2001年に創設され、これまで地方競馬の競馬場の持ち回りで開催されてきた。京都での開催が決まった時は当然のようにファンの間で賛否両論の声があった。 そもそも、JBCのホームページにある「JBCの意義」にはJBCの創設について「(以下抜粋)その生産者の危機感は主に地方競馬に向けられています。多くの...

  • 第119回 『消費税増税』 2018.11.26

     これまで2回延期された消費税10%への引き上げが、いよいよ来年10月に行われるらしい。今年と同じ日程と仮定すれば、せりならオータムセールから、新聞なら毎日王冠や京都大賞典の開催あたりから10%になるはず。もっとも馬や新聞だけでなく、あらゆるモノやサービスに課せられるだけに、その影響は軽視できない。 世間一般は駆け込み需要で9月の売上が一時的に上がりそうだが、競馬専門紙は「生モノ」なので買いだめするわけにもいかないから...

  • 第118回 『今は亡き先輩からの指令』 2018.10.25

     7月の上旬だったか、ある会社から1本の電話があった。電話を受けた編集部の若手Y君は「田所さん宛に電話なのですが...」と、ちょっと戸惑ったような表情で、なぜか筆者に振ってきた。 Y君が戸惑うのも無理はない。編集部の先輩、田所直喜は、病気により昨年の1月に亡くなっているのだから。 急に振られたこちらも困るのだが、とりあえずどういう用件なのか聞くために、受けた。声の主はSさんという若い男性。都内のあるシステムコンサルティ...

  • 第117回 『夏の偉業』 2018.09.25

     8月12日、大井競馬第5レースを的場文男騎手騎乗が1番人気のシルヴェーヌで勝ち、佐々木竹見元騎手が持つ地方競馬通算7,151勝を超える、7,152勝を達成。勝利数の日本新記録を樹立した。1973年のデビューから45年、61歳での記録更新である。 「佐賀、浦和とファンの皆様には大変お待たせして申し訳ありませんでした。1勝するのがこんなに苦しいとは思わなかったです。でも大井で達成できて本当に良かった」と的場騎手。 ファンに向けてひと言...

  • 第116回 『マトメーター』 2018.08.24

     「マトメーター」というのを聞いたことがあるだろうか。正式名称「MATO-METER」という、的場文男騎手の地方競馬通算7,000勝までのカウントダウンを大井競馬場の正門前に掲示していたものである。 元々は2004年に当時シアトルマリナーズに所属していたイチロー選手が、ジョージ・シスラー選手の持つメジャー年間最多安打記録の257本(1920年達成)の記録を84年ぶりに更新しそうになったとき。熱烈なファンであるエイミー・フランツさんがイチロー...

  • 第115回 『ダービーシリーズ』 2018.07.25

     今年も毎年恒例のダービーシリーズが、現在行われている。「現在行われている」と書いたのは、実は本稿執筆時点で、まだ北海優駿(ダービー)が終わっていないからである。 一昨年までは「ダービーWEEK」と称して、(ほぼ)1週間に6つの「ダービー」が行われていたのだが、昨年、金沢の石川ダービーと、高知の高知優駿が加わり、期間も5月27日から6月20日まで、4週間にわたり行われるようになったため、装いも新たに「ダービーシリーズ」と...

  • 第114回 『3日前確定のススメ』 2018.06.25

     ゴールデンウィークの4月30日と5月1日、ここ数年恒例となったダブル開催が行われた。今年度はこの後も6月26~28日、8月3日、9月26・27日、12月25・26日と全部で10日間の日程が組まれている。 「大井×船橋ゴールデンリレー2DAYS」として行われた、今年度最初のダブル開催。4月30日は昼の大井競馬が12レース、夜の船橋競馬が9レース行われ、大井競馬が入場12,474人、売上12億6,926万9,730円。船橋競馬が入場7,483人、売上9億239万2,590...

  • 第113回 『祝!浦和JBC開催!』 2018.05.23

     この中間最大の出来事は、浦和競馬でJBCが開催されることが決まったというニュースだろう。 JBCの開催地は我々の間でも毎年最大の関心事で、2018年のJRA京都開催も噂では耳にしていた。2019年の開催地に関しても、噂では開催経験豊富な某競馬場だろうという噂だったのだが、やっぱり噂は噂に過ぎなかった。 もちろん浦和競馬がJBC開催に向け準備していたことは知ってはいたが、次の次か、あるいは次の次の次ぐらいだろうと思ってい...

  • 第112回 『まさかの通年ナイター』 2018.04.23

     昨年のこの号で「寒くない冬のナイター」という題で船橋競馬ハートビートナイターについて触れた。その中で「さすがに通年はほぼ望み薄だろう。」とも述べた。 ところがどっこい、1年後にまさかの通年ナイター開催実現である。 日程は昨年の11月14日に発表され、「南関東初の通年ナイター開催」と大きく報道された。もちろんどの報道にも「平成30年度から」と書かれてあったのだが、やはりというべきか、1月の船橋開催では夕方に来場するファ...

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