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プロフィール
小山内完友日刊競馬記者

1969年 青森県生まれ 競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。

最新記事一覧

  • 第111回 『紙への愛着』 2018.03.23

     2月19日、都内ホテルに於いて全国公営競馬専門紙協会の年次総会が行われた。 当然であるが筆者も協会加盟社の社員であり、協会事務局の事業・編集局の局長、ということになっていて、ようは事務方なのだが、専門紙協会として行う事業等の実行部隊でもある。さらにNARグランプリ優秀馬選定委員会の委員も、協会推薦で委嘱されている。 事務局としての仕事のひとつに協会会報「APS通信」の編集業務があり、毎年NARグランプリに合わせて発行してい...

  • 第110回 『NARグランプリ2017』 2018.02.21

     1月15日、「NAR GRANDPRIX 2017」の各優秀馬が発表された。そして今年も選考委員の末席に加えさせて頂いた。 今年の選定委員会は1月11日、地方競馬全国協会に於いて行われた。いつもと違ったのは、そこに山野浩一さんの姿がなかったことだ。もちろん亡くなられたことは分かってはいるのだが、実際議事進行に入ると、その存在感が大きかった事を改めて感じる。 「ダート競走格付け委員会やNARグランプリ優秀馬選定委員会の委員などを務め、地方...

  • 第109回 『平成30年度の日程』 2018.01.15

     11月14日、平成30年度南関東地方競馬の開催日割と、重賞日程が発表された。ここ数年のJRAインターネット発売、SPAT4等、好調な在宅投票による売上増を背景に、各主催者とも野心的な日程を組んできた。 まず開催回数と日数だが、大井競馬が20開催99日(前年比1日増)、川崎競馬が13開催63日(前年と同日数)、船橋競馬は12開催56日(前年比1日減)と減らし、浦和競馬が13開催53日(前年比4日増)。南関東全体で58開催271日(前年比4日増)...

  • 第108回 『第17回JBC』 2017.12.25

     11月3日、大井競馬場で第17回JBCが開催された。さすが特異日らしく今年も快晴だった。 JRA京都、福島競馬との同日開催で行われた今回。いわゆる「2003年の悪夢」を思い起こすが、発売結果については後述する。 当日筆者は午前中出社し、昼過ぎに大井競馬場に到着。まず「馬産地北海道ウマいものフェス」が開催されている「ウマイルスクエア」(3号スタンド跡地)へ。年末恒例の「ラーメン&餃子フェス」はひと開催かけて全店制覇するの...

  • 第107回 『不人気業種?』 2017.11.24

     今年も毎年恒例、採用活動の季節がやってきた。毎年のように変わる採用日程だが、今年は3月からエントリー並びに企業説明会、6月から試験、面接が始まり、早ければ7月には内々定が出される「短期決戦型」のスケジュールである。 であるのだけれど、昨年はシステム移行、今年はなんとなく忙しくて、結局例年同様の日程となってしまった。ここ数年に入社した若者に聞くと「遅いっすよ!」と言われるのだが、だって、春は忙しいんだからしょうが...

  • 第106回 『血が駆ける』 2017.10.23

     7月19日、作家、競馬評論家の山野浩一さんが亡くなられた。77歳。 長らく夫人のみどり先生の介護をしながら、作家、競馬評論家として活動されていたが、2月の検査で食道がんが見つかり、介護と本人の闘病生活を送られていた。 その様子は、山野さんがご自身のブログに状況を残されている。いかにも山野さんらしいというか、読み返すと状況を冷静に、詳細に、そしてそれに対する考察も書かれていた。 5月には「終活」に入り、お墓を買い、相...

  • 第105回 『夏の大反省会』 2017.09.13

     先月号でお伝えした通り、この夏は例年になく厳しい夏だった。特に7月23日~8月4日と、ホリデー1日を挟んで8月6日~8月18日の13日連続出馬×2は調べた限り前例のない厳しい日程であった。とはいえ一応会社なので休みもローテーションでとっているので、厳密には全日程を『完走』した編集部員はいない。 筆者の場合はお盆の13日から4年ぶりに帰省するため、厳しいローテーションとなった。弊社は完全週休2日制で夏季休暇の規定はなく(仮...

  • 第104回 『恐怖の夏が来る』 2017.08.22

     東京ダービーのレース後、次走のジャパンダートダービーに向け「いい勝負になると思うよ」とコメントしていた船橋の佐藤賢二調教師。 ケガで騎乗出来なくなった主戦の森泰斗騎手も「馬場が一緒だとしたら感触的には昨年の勝ち時計5秒7ぐらいは出せるはずなんだが...」とSNSでつぶやいていた。 正直なところ、今年のJRA勢はエピカリス1頭が抜けて強い印象だったが、例年JRA2勝馬の強さを目の当たりにしているだけに、「2014年の2着ハ...

  • 第103回 『東京ダービー雑感』 2017.07.14

     「嬉しい一言で。なんかホッとして、ドッと疲れが出ました。僕のジョッキー人生で最良の日です。」と森泰斗騎手。 6月7日、大井競馬場で第63回東京ダービーが行われ、羽田盃2着のヒガシウィルウィン(船橋)が、単勝1.8倍の断然人気キャプテンキングを破り、ダービー馬の栄冠を手にした。 レースはサイバーエレキングが逃げ、カンムル、シェアハッピーと続く。その直後5番手には、3週間前に地方競馬通算7,000勝を達成した的場文男騎手が手...

  • 第102回 『南関クラシックに異変アリ?』 2017.06.12

     5月10日。南関東牡馬クラシック第一冠の羽田盃が行われ、JRAから転入初戦となるキャプテンキングが制した。 レースは1番人気のキャプテンキングが好スタートからハナを奪う。直後をピッタリマークする2番人気のヒガシウィルウィン。イケノアサ、ミサイルマンと続き、内ラチ沿いにクラキングスといった流れ。1000メートルは64秒1のスローペース。 勝負どころで中団にいたキャンドルグラスやカンムルが動き、イケノアサは後退していく。ヒ...

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