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プロフィール
小山内完友日刊競馬記者

1969年 青森県生まれ 競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。

最新記事一覧

  • 第94回 『還暦の帝王』 2016.10.18

     9月7日、'大井の帝王'こと的場文男騎手が60歳の誕生日を迎えた。 的場文男騎手は1956年9月7日生まれ。1971年に下乗りとして大井の小暮嘉久厩舎に入門。中学卒業後地方競馬教養センターの第20期長期騎手候補生となる。20期の同期には、現役の森下博騎手、山崎尋美調教師、石川綱夫元調教師(故人)など。教養センターのかつての教官によると、この期はかなり仲が良かったそうだ。 1973年10月16日、大井競馬第5競走のホシミヤマに騎乗しデビ...

  • 第93回 『お盆の定番』 2016.09.23

     今年も南関東のお盆開催は大井競馬。開催のメインを飾るのは、これまた定番の3歳馬による地方競馬全国交流競走「第50回黒潮盃」だ。お盆開催らしく家族連れも多く見られ、内馬場のタイ&ビールフェスのプールには剛力彩芽さんのような女性、ではなく子供たちがバチャバチャと。 ダービーウィークが企画され、各地のダービーからジャパンダートダービーへの路線が確立されたが、出走は伸びず、今年も名古屋のカツゲキキトキト(7着)と笠松のキ...

  • 第92回 『夏競馬』 2016.08.16

     ダービー、安田記念が終われば、中央競馬は夏競馬に突入する(厳密にはさらにもう1週後)。美浦のトラックマンも北海道組は函館へ出張し、記者席は少し寂しくなる。さらに宝塚記念が終われば、東は福島開催となる。出張者からのお土産が並ぶと夏競馬が始まったと実感する。 長期滞在となる北海道組は気候もよく、競馬記者憧れの出張だ。かつては筆者も週単位での出張は経験あり、滞在しているTMや支社長などにおいしいお店に連れて行ってもらっ...

  • 第91回 『いろいろ波乱の東京ダービー』 2016.07.22

     6月8日(水)、大井競馬場で東京ダービーが行われた。今年はグリーンチャンネル地方競馬中継の解説だったので、大井競馬場ではなく、都内のスタジオでの観戦となった。 さらに個人的なことを言うと、東京ダービーは1989年(勝ち馬ロジータ)から欠かさず大井競馬場で観戦してきたが、ついに連続観戦記録が途絶えた。この仕事をしていると、逆に競馬場に行けない事も多い。 さて今年の東京ダービー。結果から言えばJRAから転入初戦のバルダ...

  • 第90回 『馬名欄』 2016.06.17

     過去2ヵ月にわたってお伝えしている新システムですが、いよいよという段階に来て再び修正となり、いまだ移行しておりません。急ぐ理由もそれほどないので、より良い状態にしてから臨みたいと思っております。 今回まるでシステムが変わるので馬柱もイチから作りました。とはいえ、印字エリアは輪転機の仕様で決まるので広くはなっていないですし、新聞の段割りも同様に同じサイズですから、馬柱も日刊競馬のテイストを残しつつ、書体等を今風に...

  • 第89回 『記録で見る菜七子フィーバー』 2016.05.23

     中央競馬で16年ぶり7人目となる女性騎手、藤田菜七子騎手が3月3日、中央競馬よりも先に地方競馬の川崎競馬場でデビューした。 中央所属の騎手が中央競馬よりも先に地方競馬でデビューするのは武英智騎手(1999年3月1日、高知競馬3R8着)、高野和馬騎手(2004年3月2日、高崎競馬7R1着)に続き3人目。当日の川崎競馬場は平日にもかかわらず、パドック脇の第2入場門に300人のファンが並び、最終的には入場者7,214人、1日約10億6,000...

  • 第88回 『人が集まる場所』 2016.04.15

     まず最初に、先月号文末についてのご報告である。移行の作業が遅れに遅れ、現状では4月中にはなんとか、という状態。なんとか来月号には完了のお知らせが出来ることを祈っております。もうヘロヘロです(笑) 2月末日、都内のホテルで全国公営競馬専門紙協会の年次総会が行われた。 不肖、私も事業編集局長として、総会の司会進行を仰せ付かり、ひとまず荒れることもなく、また、今年は総会においては大きな議案がなかったこともあり、無事総...

  • 第87回 『タテ21mm×ヨコ11mmの世界』 2016.03.18

     当初の予定よりも大幅に遅れて、まもなく新システムが稼動の運びとなる。それに合わせて、馬柱など紙面の中も新たに作り直すため、目下ヘロヘロになりながら作業している。 現行の電算システムが稼動したのが平成4年。それ以降、競馬の制度変更にあわせマイナーチェンジを繰り返してきたが、基本的な部分は変えなかった。前回の電算化は筆者の入社前で、イチから作り変えるのは、今回が初めての経験。基本的に'日刊競馬らしさ'を維持するように...

  • 第86回 『今年こそはJpnⅠを』 2016.02.21

     「NAR GRAND PRIX2015」優秀馬選定委員会の季節がやってきた。今年も全国公営競馬専門紙協会推薦の選定委員として、末席に加えて頂いた。 毎年、優秀馬選定後に次年度の選定について委員からの要望や意見を述べるのだが、ここ数年終わりの議題に挙がっていた選定委員の選出について、「競馬の世界でも女性の活躍が目立っており、女性の視点からの意見も必要ではないか」という意見が採用され、今回から元高崎競馬の女性騎手で、現在は競馬リポー...

  • 第85回 『11月3日はやはり特異日?』 2016.01.15

     2015年11月3日、大井競馬場で15回目を迎えるJBCが開催された。 11月3日は文化の日。1946年に日本国憲法が公布されたことにちなんで国民の祝日とされているが、気象統計の世界では「晴れの特異日」と言われている。実際のところは、東京管区気象台の1981年から2010年の「天気出現率」の統計を見ると、晴70.0%、曇16.7%、雨13.3%、雪0%で、少なくとも東京においては「特異日」というほどのことはなかったが、印象ではいつも晴れている感...

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