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プロフィール
小山内完友日刊競馬記者

1969年 青森県生まれ 競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。

最新記事一覧

  • 第100回 『寒くない冬のナイター』 2017.04.17

     2009年1月号から連載をスタートして、今回100回目を迎えました。最初このお話を頂いた時は、それは驚いたものです。JBBA NEWSと言えば、日本軽種馬協会の機関誌で、生産に関する統計や、会議など各種報告、事業計画などひじょうに「高貴」なイメージなわけです。そのようなところに、連載のオファー。自分が?正直悩みました。毎日眠れませんでした。 うそです(笑)ふたつ返事でお受けしました。 とはいえ、前年までに連載されていたコラムは...

  • 第99回 『気合いで予防』 2017.03.17

     2月8日の高知競馬で、当日行われる予定の全12レースであわせてのべ42名という、大量の乗り替りがあった。原因はインフルエンザ。この日騎乗予定だった騎手21名のうち、7名がインフルエンザに感染、または感染の疑いがあるということで、騎乗を取り止めたせいだ。 ご存知の通り、騎手は騎乗前日に「調整ルーム」に入室するから、そもそもひじょうに集団感染しやすい環境に置かれている。 ただ、3分の1もの騎手が集団で感染というのは、あま...

  • 第98回 『年度代表馬』 2017.02.17

     「NAR GRANDPRIX 2016」の季節がやってきた。引き続き今年も選考委員の末席に加えさせていただいた。1月5日、地方競馬全国協会に於いて、「NAR GRANDPRIX 2016」優秀馬選定委員会が開会された。 2016年のダートグレード競走で、地方競馬所属馬は2勝。さきたま杯(JpnⅡ)のソルテ(大井)と、兵庫ジュニアグランプリ(JpnⅡ)のローズジュレップ(北海道)の2頭。そして2着がのべ9頭、3着がのべ7頭。 一方、...

  • 第97回 『さらばホッコータルマエ』 2017.01.11

     別れは突然だった。2016年11月29日、ホッコータルマエは週末に行われるGⅠチャンピオンズカップへ向けての調教後、右前脚に跛行がみられ、検査の結果骨には異常は見られなかったものの、陣営は大事を取って予定されていたラスト2戦を取りやめて引退、種牡馬入りを決めた。'ラストラン'の東京大賞典のレース後に大井競馬場で予定されていた引退式もキャンセルに。 日本初のGⅠ(Jpn)レース10勝馬は、ファンに別れを告げることなく、競馬場を去るこ...

  • 第96回 『絶対』 2016.12.22

     今年も遅ればせながら採用の季節がやってきた。先輩から引き継いで2年目になるが、会社に居ないことが多いので、それまでの電話受付以外にインターネットでの応募を開始した。 就職情報会社を使えばもっと楽に志望者を集められるのだが、採用数が少ない上に予算も少なく、専従の社員もおらず、時間のほとんどが事務処理というなかなかハードなお仕事である。 担当になってからは大学の就職課や、就職情報会社、さらには社員研修などの営業がわ...

  • 第95回 『海外馬券発売』 2016.11.21

     10月2日の夜、競馬ファンが待ちに待った海外馬券発売がスタートした。その初回となる第95回凱旋門賞(フランスGⅠ、シャンティイ競馬場、芝2400m)が23時5分に発走した。 日本から出走した日本ダービー馬マカヒキは16頭中14着の大敗を喫したが、その一方で注目された海外馬券発売は41億8,599万5,100円の'圧勝'となった。 競馬場、WINSでの発売はなく、JRAインターネット投票(PAT)でのみ発売、さらに日本時間23時5分の深夜帯にも...

  • 第94回 『還暦の帝王』 2016.10.18

     9月7日、'大井の帝王'こと的場文男騎手が60歳の誕生日を迎えた。 的場文男騎手は1956年9月7日生まれ。1971年に下乗りとして大井の小暮嘉久厩舎に入門。中学卒業後地方競馬教養センターの第20期長期騎手候補生となる。20期の同期には、現役の森下博騎手、山崎尋美調教師、石川綱夫元調教師(故人)など。教養センターのかつての教官によると、この期はかなり仲が良かったそうだ。 1973年10月16日、大井競馬第5競走のホシミヤマに騎乗しデビ...

  • 第93回 『お盆の定番』 2016.09.23

     今年も南関東のお盆開催は大井競馬。開催のメインを飾るのは、これまた定番の3歳馬による地方競馬全国交流競走「第50回黒潮盃」だ。お盆開催らしく家族連れも多く見られ、内馬場のタイ&ビールフェスのプールには剛力彩芽さんのような女性、ではなく子供たちがバチャバチャと。 ダービーウィークが企画され、各地のダービーからジャパンダートダービーへの路線が確立されたが、出走は伸びず、今年も名古屋のカツゲキキトキト(7着)と笠松のキ...

  • 第92回 『夏競馬』 2016.08.16

     ダービー、安田記念が終われば、中央競馬は夏競馬に突入する(厳密にはさらにもう1週後)。美浦のトラックマンも北海道組は函館へ出張し、記者席は少し寂しくなる。さらに宝塚記念が終われば、東は福島開催となる。出張者からのお土産が並ぶと夏競馬が始まったと実感する。 長期滞在となる北海道組は気候もよく、競馬記者憧れの出張だ。かつては筆者も週単位での出張は経験あり、滞在しているTMや支社長などにおいしいお店に連れて行ってもらっ...

  • 第91回 『いろいろ波乱の東京ダービー』 2016.07.22

     6月8日(水)、大井競馬場で東京ダービーが行われた。今年はグリーンチャンネル地方競馬中継の解説だったので、大井競馬場ではなく、都内のスタジオでの観戦となった。 さらに個人的なことを言うと、東京ダービーは1989年(勝ち馬ロジータ)から欠かさず大井競馬場で観戦してきたが、ついに連続観戦記録が途絶えた。この仕事をしていると、逆に競馬場に行けない事も多い。 さて今年の東京ダービー。結果から言えばJRAから転入初戦のバルダ...

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