馬ミシュラン
1969年 青森県生まれ
競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。
最新記事一覧
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第90回 『馬名欄』 2016.06.17
過去2ヵ月にわたってお伝えしている新システムですが、いよいよという段階に来て再び修正となり、いまだ移行しておりません。急ぐ理由もそれほどないので、より良い状態にしてから臨みたいと思っております。 今回まるでシステムが変わるので馬柱もイチから作りました。とはいえ、印字エリアは輪転機の仕様で決まるので広くはなっていないですし、新聞の段割りも同様に同じサイズですから、馬柱も日刊競馬のテイストを残しつつ、書体等を今風に...
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第89回 『記録で見る菜七子フィーバー』 2016.05.23
中央競馬で16年ぶり7人目となる女性騎手、藤田菜七子騎手が3月3日、中央競馬よりも先に地方競馬の川崎競馬場でデビューした。 中央所属の騎手が中央競馬よりも先に地方競馬でデビューするのは武英智騎手(1999年3月1日、高知競馬3R8着)、高野和馬騎手(2004年3月2日、高崎競馬7R1着)に続き3人目。当日の川崎競馬場は平日にもかかわらず、パドック脇の第2入場門に300人のファンが並び、最終的には入場者7,214人、1日約10億6,000...
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第88回 『人が集まる場所』 2016.04.15
まず最初に、先月号文末についてのご報告である。移行の作業が遅れに遅れ、現状では4月中にはなんとか、という状態。なんとか来月号には完了のお知らせが出来ることを祈っております。もうヘロヘロです(笑) 2月末日、都内のホテルで全国公営競馬専門紙協会の年次総会が行われた。 不肖、私も事業編集局長として、総会の司会進行を仰せ付かり、ひとまず荒れることもなく、また、今年は総会においては大きな議案がなかったこともあり、無事総...
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第87回 『タテ21mm×ヨコ11mmの世界』 2016.03.18
当初の予定よりも大幅に遅れて、まもなく新システムが稼動の運びとなる。それに合わせて、馬柱など紙面の中も新たに作り直すため、目下ヘロヘロになりながら作業している。 現行の電算システムが稼動したのが平成4年。それ以降、競馬の制度変更にあわせマイナーチェンジを繰り返してきたが、基本的な部分は変えなかった。前回の電算化は筆者の入社前で、イチから作り変えるのは、今回が初めての経験。基本的に'日刊競馬らしさ'を維持するように...
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第86回 『今年こそはJpnⅠを』 2016.02.21
「NAR GRAND PRIX2015」優秀馬選定委員会の季節がやってきた。今年も全国公営競馬専門紙協会推薦の選定委員として、末席に加えて頂いた。 毎年、優秀馬選定後に次年度の選定について委員からの要望や意見を述べるのだが、ここ数年終わりの議題に挙がっていた選定委員の選出について、「競馬の世界でも女性の活躍が目立っており、女性の視点からの意見も必要ではないか」という意見が採用され、今回から元高崎競馬の女性騎手で、現在は競馬リポー...
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第85回 『11月3日はやはり特異日?』 2016.01.15
2015年11月3日、大井競馬場で15回目を迎えるJBCが開催された。 11月3日は文化の日。1946年に日本国憲法が公布されたことにちなんで国民の祝日とされているが、気象統計の世界では「晴れの特異日」と言われている。実際のところは、東京管区気象台の1981年から2010年の「天気出現率」の統計を見ると、晴70.0%、曇16.7%、雨13.3%、雪0%で、少なくとも東京においては「特異日」というほどのことはなかったが、印象ではいつも晴れている感...
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第84回 『長~いレース名』 2015.12.25
11月20日、川崎競馬場が怪獣に乗っ取られた。それもレース名が。メインレースのバルタン星人を筆頭に、ベムラー、シーボーズ、レッドキング、エレキング、キングジョー、メフィラス星人、ゴモラ、メトロン星人、ダダ星人、そしてゼットン。そう、ウルトラマンに登場する宇宙人や怪獣の名が各レースに付けられた。また、本馬場の入場曲も各宇宙人や怪獣に合わせたものになり、誘導馬もゼットンの飾りを身にまとっていた。 川崎駅前にある「怪獣酒...
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第83回 『さらばハイセイコー』 2015.11.20
9月のある昼下がり、日刊競馬の喫煙所で柏木集保(敬称略)から声を掛けられる。 「キミ、ハイセイコーは観たことあるかい?」 柏木は、会社にいる時いつもこんな感じで若手にネタを振ってくる。 残念ながら筆者は、生でハイセイコーを観たことがない。学生時代には末期ではあったが、種付数は少ないながらも、現役種牡馬であった。その頃、大学の友人渡邉君と何度か日高の牧場巡りをしているが、残念ながらハイセイコーは見学していなかった...
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第82回 『東京オリンピック記念』 2015.10.23
滝川クリステルさんの「おもてなし」プレゼンテーションなどが話題となった2020年夏季オリンピック招致活動。2013年9月にアルゼンチンのブエノスアイレスで行われたあのIOC総会が2年前。新国立競技場の整備計画見直しや、オリンピックエンブレムの盗用疑惑など、たった2年でまさかこれほど迷走するとは予想だにしなかった。 さらに振り返れば2016年東京オリンピックの招致活動では、大井競馬場を近代五種競技の乗馬、ランニング、射撃の競技会...
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第81回 『在宅投票時代の競馬新聞』 2015.09.16
上半期を終えた今年の競馬。中央競馬の売上げは1~3月の累計ではほぼ前年並みの100.4%と伸びが鈍ったかに思われたが、4月以降は開催日によっては5%以上の伸びをみせ、春のGⅠシーズンも11レース中7レースが前年を上回るなど、活況を呈した。 地方競馬もIPAT発売の効果は相変わらず絶大だ。昨年は約334億円を売上げ、全体の8%強を占めたが、SPAT4やオッズパーク、楽天競馬を含めた在宅投票全体でも昨年が一昨年比120.6%と伸びをみせてい...