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プロフィール
小山内完友日刊競馬記者

1969年 青森県生まれ 競馬専門紙「日刊競馬」の南関東版の編集を担当。
学生時代から競馬に熱中し、勢い余って記者に。
キャリアは23年に及ぶ。
予想の基本は持ちタイムで、競馬哲学は「決めつけないこと」。
南関東だけでなく、広い視点で地方競馬全体をとらえたコラムが好評。
休日は自ら競走馬化して走り込み、カートにも挑戦。
他種競技にも精通しているオールラウンドプレイヤー。

最新記事一覧

  • 第77回 『更新はお早めに』 2015.05.21

     当然のことながら、競馬新聞本体はコンピューターで製作されている。使われないのはトラックマンの取材と、最後の印刷、配送、販売のところだけ。取材した談話、時計を入力するところから、印刷用の刷板を出力するところまでは、全面的にコンピューター上で製作している。だから何かトラブルが起こるとひじょうに危険である。 トラブルといってもそのほとんどは各記者、編集部員手元の端末で、その程度なら代替手段はあるので、ちょっとは騒ぐが...

  • 第76回 『春はお別れの季節です。』 2015.04.20

     3月17日、平成26年度第4回、第5回の調教師・騎手免許試験の新規合格者が発表された。3月31日付けの第4回は、有名どころでは岩手の小林俊彦騎手や兵庫の松浦聡志騎手が調教師試験に合格、福山競馬廃止後に大井へ移籍し、2013年の12月13日付けで引退し、佐賀で厩務員として1年過ごした三村展久厩務員が、騎手試験に合格している。 岩手の小林俊彦騎手といえばモリユウプリンスだろう。ライバル菅原勲騎手が乗るトウケイニセイを破ったみちの...

  • 第75回 『がんばれ船橋競馬!』 2015.03.18

     昨年1~12月の地方競馬開催成績がまとまった。(JBBA NEWS 2015年2月号33ページ参照)ばんえいを除く地方競馬の総売得金額が前年比105.9%、1日あたりの平均が前年比107.1%。やはりIPATの威力は凄いとしか言いようがない。 金沢競馬は前年を割っているが、JBCが行われた翌年だけに仕方のないところ。その他では南関東が全体的に伸び悩んでいるように見える。特に船橋競馬は1~12月の総売得が98.1%、1日平均は辛うじて100.0%であった。総...

  • 第74回 『海外レースと情報提供』 2015.02.20

     1月13日付けのサンケイスポーツの見出しと記事である。海外レースの馬券が発売出来るよう、26日召集予定の通常国会に競馬法改正案を提出するとのこと。 日本馬は、凱旋門賞を筆頭に、ドバイや香港、イギリスなど、今や毎年のように遠征を行っている。グリーンチャンネルや地上波でその模様は放送され、競馬場などでパブリックビューイングも開催されて、多くの競馬ファンが日本馬の走りに一喜一憂している。 しかし、そこには何か物足りなさが...

  • 第73回 『NARグランプリ展望』 2015.01.09

     優秀馬選定委員会の季節がやってきた。引き続き全国公営競馬専門紙協会推薦の選定委員として、末席に名を連ねさせて頂くことになった。 部門の増減など選定自体に大きな変化はないが前年までと変わったところは、これまで12月中旬に行われてきた「準備委員会」という候補馬をピックアップする会議がなくなり、1月の選定委員会本会議の一発勝負となった点だ。 元々、我々専門紙協会は全国の編集、取材の代表者が集まり意見を集約し、独自にピッ...

  • 第72回 『シューカツ』 2014.12.17

     この号がお手元に届いている頃には、もう最終面接も、内定も出ているだろうから、ここに記す。今年も採用の季節がやってきた。今年は2回に分け、春季と秋季に行った。個人的には秋季だけで十分だと思っていたが、T所チーフが「どうしても春季もやりたい」と言うので、仕方なく「やりたければどうぞ」と投げた。 案の定、結果は惨憺たるものだった。予算を使い情報誌に掲載した挙句、応募は0。しかも募集方法が近隣だけという、意図が不明な要...

  • 第71回 『12年ぶりの盛岡JBC』 2014.11.14

     10月19日、第14回JBCの中央選出馬が発表された(地方馬の発表は23日)。今年は2002年11月4日に行われた第2回以来、12年ぶりの盛岡競馬場での開催となる。 前回の盛岡開催は現地で取材しているが、まるで昨日の出来事のようにハッキリと...覚えていないのである。試しに親交が深く、度々自宅にも泊まらせてもらったことがある岩手のU記者に「12年前のことを覚えていますか?」と聞いてみたが、U記者も全く覚えていないと言う。駅前の新聞が売...

  • 第70回 『異例の昼間開催』 2014.10.20

     9月は11日のテレ玉杯オーバルスプリント(JpnⅢ)と23日の日本テレビ盃(JpnⅡ)の2レースしかダートグレード競走が行われない。なんだかんだでダートグレード競走があると、展望原稿を書いたり、広告の原稿を書いたり、細かい仕事が多くなる。であるから9月は「ゆとり月間」のはずだったが、その他諸々半期の締めがあり、バタバタしながら、結局は余裕のないまま終わろうとしている。 また、9月は7月から続く「変則開催」の終わりでもある。1...

  • 第69回 『脱サラ調教師』 2014.09.24

     8月13日、恒例となったお盆開催の大井競馬で行われた第48回黒潮盃。 レースはテイクユアチョイスとノーキディングが先手を奪ったところで一気にペースを落としたため、1コーナーは大渋滞。馬群ひと塊のままレースは流れ、最初の1000メートルは63.2の超スローペースに。3~4コーナーでも16頭ほぼひと塊のまま4コーナーを回り直線へ。 粘るテイクユアチョイスとノーキディングに、外々を回った東京ダービー2着馬スマイルピースが並びかけ、...

  • 第68回 『所変われば』 2014.08.18

     イギリスのRacing Post紙6月12日号の記事『Races need to be cut to tackle small fields』という記事(の翻訳)を読んだ。記事の内容は「出走頭数減少の問題について、出走頭数が'危機的レベル'にある競走の数を削減する事が望ましい」というBHA(英国競馬統括機構)のポール・ビターCEOの提案」である。 その原因を調べたところ「開催日数ではなく競走数の増加である」と結論付けている。日本の地方競馬も似たような状況ではあるが、ややアプ...

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